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2023年1月27日金曜日

「パンとサーカス」 島田雅彦の思いは伝わるか

図書館に予約していた本が昨年12月中旬に届いた。
島田雅彦の「パンとサーカス」だ。

なんて分厚い本だろう。
最近はこの手の本が多いような気がする。
560ページぐらいだが、ページ数のわりには本の厚みが大きいので、1枚ごとの紙がふつうの本よりちょっと厚いのではないかと思う。

当然重たくて、キッチンの測りに載せたら673グラムあった。
寝て読むのはとてもつらい。

ちなみに手元にあった池波正太郎の「人斬り半次郎 幕末編」文庫本が同じぐらいのページ数で272グラムだった。
厚みも測っていたらよかったのだが、抜かってしまった。

などとどうでもいいことを書いてしまったが、そもそも私は島田雅彦にいい印象を持っていなかった。
ときおりテレビなどで発言している彼のようすを見て、そのニヒルな顔つきやしゃべり方が好きになれなかったのに、なぜ私はこの本を読もうとしたのか。

2021年6月27日日曜日

正気を失った東京オリンピック開催

小林節 慶応大名誉教授

政府はいまだに東京五輪・パラリンピックを「開催する」と言っていますが、気は確かなのか

と6月6日付の赤旗日曜版一面で小林節が言っている。
同じく赤旗日曜版5月16日付では青木理が次のように言っている。

青木理
五輪・パラリンピックについて、いいかげんに政府は正気を取り戻し、冷静な判断を下すべきです。

多くの良識ある人々は同じ思いだろう。

そもそも安倍晋三が「福島第1の汚染水はアンダーコントロール」と世界中に大ウソをついて招致したオリンピックだ。
そのことだけでもオリンピックは返上してしかるべきだった。
アーサー・ビナードも8年前(2013年12月22日)のサンデーモーニングでそう言っている。

2021年2月1日月曜日

コロナ禍での医療逼迫という地獄のような危機が迫っていても公的病院統廃合を進めようとする自公政権のワヤクチャ

2019年9月26日、厚生労働省は全国の公立・公的病院の分析対象の3割に当たる424病院を「統合再編の議論が必要」だとして実名を公表した。
*424病院の実名はこちら
赤旗 2019.12.8付

これに先立つ2014年6月、超高齢社会にも耐えうる医療提供体制を構築するとかで、「医療介護総合確保推進法」という法律ができ、政府は各都道府県に「地域医療構想」というものをつくらせた。

2020年11月27日金曜日

「自助・共助・公助」と言い続ける菅首相の無知蒙昧

自民党総裁選に勝利 2020.9.14
管政権が発足してはや2カ月が経った。

彼の長い官房長官時代(なにしろ歴代最長の安倍政権と同じなのだから)、「その指摘はまったく当たらないのでまったく問題ない」の一言ですべてを乗り切った前代未聞の語るべき言葉を持たない政治家ではあったが、首相になって改めてそのことを見せつけている毎日だ。

管政権は、「令和おじさん」のイメージの延長か、苦労人、パンケーキおじさん? といったマスコミが振りまいたイメージによってか74%という驚くべき支持率でスタートした。

ちなみに、支持率30%を切った安倍政権をそのまま継承した管政権がいきなりの高支持率という危うさを、中島岳志は「私には確信がある。全体主義を支えるのはこの層(安倍不支持から管支持に変わった3000万人:太陽注)である」と週刊金曜日(2020.9.25号)に書いている。

2020年5月22日金曜日

黒川東京高検検事長、賭け麻雀で辞任 「鯛は頭から腐る」

赤旗 2020.5.22付 レイアウトと赤線は編集

黒川弘務東京高検検事長
人の一生の中でも一度あるかないかのパンデミックで世界中が苦しんでいるさなか、安倍政権は自己保身のために検察庁法改定案を今国会で採決可決しようとしていた。

安倍は国会などで「本法案により恣意的な人事が行われることは全くない」などと繰り返し言った。
そもそも事の発端である1月31日の閣議決定によって、黒川氏を恣意的な法の解釈変更により定年延長させておいて、どの口がそのようなことを言うか。

2020年3月21日土曜日

「本当に胸が痛みます」っておまえが言うか?

4日前、久しぶりにブログを更新した(検察官の定年延長 「国滅亡の兆し」)。
そのなかで「一官僚の命まで犠牲にして」と触れたが、その2日後の18日、自死した一官僚(公務員?)である赤木俊夫さんの妻が国と佐川宣寿・元財務省理財局長を相手に提訴した。
赤旗 2020.3.19付
衝撃的だったことは、提訴にあたって妻が公開した赤木俊夫さんが残した手記と遺書だ。
なぜ今まで公表しなかったのかはよくわからないが、このことによりいったんは逃げ切ったかに思われた安倍が再び窮地におちいった。

2020年3月16日月曜日

検察官の定年延長 「国滅亡の兆し」

2020.2.23「サンデーモーニング」から
2月13日、衆院本会議で安倍の驚くべき答弁があった。

「検査官の勤務延長については、国家公務員法の規定が適用されると解釈することとした

法の解釈も自分で勝手に変えられるという独裁(「私が法だ」)そのものが堂々と国会のなかに現出した。
もちろん安倍は閣議を経てといっているのだが、それはいつもの茶番・でっち上げ閣議。

森友・加計問題をウソ・ごまかし、公文書改ざん・隠蔽などあらゆる手を使い、一官僚の命まで犠牲にして崖っぷちでなんとかこらえた安倍は、「桜を見る会」によって再び政治生命を絶たれようとしていた。

2020年1月12日日曜日

自民党・村上誠一郎「安倍政権は後世から史上最低の政権との烙印を押される」

「桜を見る会」の野党合同ヒアリングをほぼ毎回YouTubeで視聴している。
1月9日時点ですでに21回。
だいたい1時間前後で、ときには2時間近くになるときも。

立憲民主党の原口(国民民主党でした:訂正)、黒岩といった政治家を見直す一方、安倍への忖度からか、はたまた上司の命令か、知力を尽くして安倍を守るために滑稽な答弁を繰り返す課長クラスの官僚たちを複雑な思いで見ている。

常人であれば、誰だってここまで政治・行政・税金を私物化した安倍という男を許せないだろう。

ちまたでは、偽造ねつ造安倍晋三と言ってるそうな。

2019年11月11日月曜日

「桜を見る会」 これで安倍も終わり!?

安倍首相主催の「桜を見る会」なるものについては、9月26日の赤旗で「『桜を見る会』予算3倍に」という記事で初めて知ったのだが、10月13日の赤旗日曜版がスクープとして大特集をした。

安倍政権は、モリカケだけでも、いや、森友問題だけでも十分つぶれておかしくないし、安倍も政治生命が終わって当然のこと(なにしろ自分で議員をやめるといったのだから)なのに、いつまでも総理大臣に居座って国民を苦難に追いやるのみならず、国際社会においても日本の国益を損ない続けている。

しかし、この「桜を見る会」問題が明らかになった以上いくら何でも安倍はこれでおしまいだろうと思っていたところ、やっとテレビ中継ありの国会の場で共産党副委員長・田村智子が追及してくれた。



YouTubeは30分弱で長いものだが、十分見応えがあるので全部見てほしいが、時間がないという人のために、翌日掲載された赤旗の「論戦ハイライト」を転載しておく。

2019年9月15日日曜日

参院選 辰巳孝太郎を落とした大阪府民の民度

辰巳孝太郎
参院選が終わってはや2カ月がたとうとしている。
投票日直前には2回も共産党と野党共闘の応援投稿をしておきながら、結果については今まで知らんぷりをしてきた。
申し訳ない(誰にあやまっているのはよくわからないけれど)。

ということで、今さらながらだが選挙結果について少し触れたい。

今回の選挙では改憲勢力を3分の2以下に押さえ込んだし、自民も選挙前比で10議席減らし(なぜ安倍が勝利したといっているの?)、その分、野党共闘候補は10人当選。
共産党も1議席減ではあったが、よく奮闘したと思う。

2019年7月17日水曜日

「保守も無党派も共産党に期待」参院選は共産党に一票を

共産党HPから
参院選の投票日が4日後に迫ってきた。
応援のために初めて自分の実名を記した共産党支持依頼はがきを親族・友人・知人に50枚ほど出した。
返信が2通ほどあったが、そういうものはあるものと思っていなかったので、2通であってもうれしかった。
まあそれにプラスアルファ(ビラ配布、選挙カーの運転手など)の応援活動もしてきたが、本気でやっておられる方から見れば何もしてないじゃないかと言われる程度のものだ。

ということで、このブログでもせめてひとつだけでも共産党応援投稿をしようと思い立ったが、今の安倍政権を批判し、共産党の優位性を述べようと思うと、いったい何を語ればいいのかわからない。
わからないというのは、この1回の投稿だけでという意味だが。

2019年6月19日水曜日

極悪人・竹中平蔵はなぜ今も公の場に顔を出せるのか

竹中平蔵は小泉純一郎内閣で内閣府特命担当大臣(経済財政政策、金融)、総務大臣、郵政民営化担当大臣などを務め、まさに小泉と二人三脚で悪政をすすめてきた。

正社員を非正規労働者に置き換えていく悪魔の経済戦略は、1995年の日経連が提言した「新時代の『日本的経営』」から始まったが、それを一気に推し進めたのが小泉純一郎内閣だ。

「構造改革」を叫び立て、新自由主義の名の下、竹中平蔵をブレーンにして世の中の軽薄さをあおりながら本当にひどい政治を展開した。
そのひどさ、悪政の数々は一言で言い表せないのでここでは触れないが、情けないのは、多くの国民がその小泉に拍手喝采をしたことだ。

2019年5月29日水曜日

「国体」「戦後レジーム」をめぐって白井聡と浜矩子

赤旗以外の新聞はほとんど読まないのだが、先日、印鑑証明を取りに区役所を訪れた際、待ち時間の間朝日新聞を眺めていたら、いま旬の白井聡のインタビュー記事が目に入った。
朝日新聞 2019.5.10付
戦後、国体は天皇からアメリカへ変わっていったという認識は同感だ。
白井は全国革新懇ニュース2018.6月号では次のように言っている。

2019年2月23日土曜日

外国人技能実習生の奴隷労働、NHKの「バリバラ」が暴いた!

NHK「バリバラ」ホームページから
国会での入管法改定をめぐる論戦で、外国人技能実習生の奴隷労働の実態が今さらながらに明らかになったわけだが、それで広く国民が知るところになったかというと、どうもそのようには思えない。
これはひとえにマスメディアに責任がある。
マスゴミといわれるゆえんか。

ところが、2/3のNHKの番組表を見ていたら、NHK教育で「バリバラ」という番組の「外国人技能実習生は今…」というタイトルに目を引かれ、録画しておいてみたところ、これが見事に外国人技能実習生の奴隷労働を真っ正面から取り上げたものだった。

2019年2月10日日曜日

外国人技能実習生の奴隷労働は広く知れ渡ったのか

2018.11.6 野党合同ヒアリング
先に「入管法改定と『奴隷労働』」というタイトルで投稿した時期('18.12.2)は、入管法が衆議院を通過したものの、参議院での論戦に向けて野党は国会内で所轄官庁や技能実習生からの合同ヒアリングを引き続き実施したり、法務省が失踪技能実習生の聴取票のコピーをさせないものだから人海戦術で全2870枚を書き写したりして技能実習生の労働実態を暴こうと努力していたころだ。

結局入管法改定案はいつもの安倍政権の強権によって成立したのだが、そのとき立憲民主党の枝野はぶら下がり取材で「技能実習生のひどい労働実態が明らかになっただけでも成果はあった」みたいなことを言っていたが、そうなのだろうか。

2018年12月15日土曜日

今さらだが書かずにおれない第4次安倍改造内閣と片山さつきの醜悪

2018.10.2 第4次安倍晋三改造内閣
自民党総裁選で、石破が「正直、公正」をスローガンにしたら、それは安倍への個人攻撃かと石破が攻撃され、そのスローガンを引っ込める。

安倍側の「語るに落ちる」アホさかげんにもあきれるが、石破もふくめた自民党の愚劣さにはますます磨きがかかってきたようだ。

結局安倍が3選、第4次安倍改造内閣の発足となった。
2カ月以上も前の話だが、書かずにおれないのでこうして安楽死寸前のブログに時々息を吹き込んでいる。

首相官邸には「すべての女性が輝く社会づくり本部」というものがあって(2014年10月発足)、そのホームページには次のように書いてある。

2018年12月2日日曜日

入管法改定と「奴隷労働」

NHK・BS1で頻繁に放送される「BS世界のドキュメンタリー」。
ついつい録画して見てしまう。
最近は「Why Slavery?」がテーマで6本の番組をすべて見てしまった。

最終日の「とらわれの日々からの脱出」(ハンガリー)のみ特殊な事件のようだったが、他はすべて社会問題であり、民族的、宗教的、歴史的背景を持った重たく深いテーマだった。

このシリーズは国際共同制作であり、10カ国前後の国の放送局が参加し、日本からはもちろんNHKがすべての番組に関わっている。
だから私は思った。
なぜ日本の「奴隷労働」がテーマの一つにならなかったのだろうかと。

2017年2月3日金曜日

「ポスト真実」と安倍内閣支持率

安倍内閣の支持率が依然として高い。
下のグラフは昨年のNHKの世論調査で、ほぼ50%前後で推移している。
今年の1月の調査でも「支持する」は55%だ。
局によっては60%を超える結果も出ている。
NHK ONLINE から
あのバカで大ウソつきの安倍がどうしてこのようにいつまでも支持され続けるのか。
支持している人の頭の構造はどうなっているのだろうか。
などと考えていたら、日本共産党、志位委員長の党大会での報告に出会った。

2015年11月1日日曜日

安倍晋三は本当にバカなのか


内閣総理大臣たる安倍晋三に対する評価はそれぞれまちまちだろうが、歴代首相のなかで、彼ほど露骨にバカ扱いされた例はあるだろうか。

かつて森喜朗がシンキロウだとか「サメの脳」だとかひどいことを言われたが(今でもそのようだが)、それとは比較にならないほど安倍晋三の場合は各方面各層からのバカ扱いが目につく。

●右の「アベ政治を許さない」のプラスターはすでにおなじみのものだが、この文字を揮毫した金子兜太は、なぜ「アベ」とカタカナにしたのかと問われて、「こんな政権に漢字を使うのはもったいない」と応えている。(赤旗日曜版 2015.7.26付)

2015年7月25日土曜日

「日米同盟」 対等求めて従属きわまる愚劣さ &「中村哲に聞く」

7/4のNHKスペシャルは与野党党首による討論だった。
お題目は「与野党代表に問う 自衛隊の活動拡大と憲法」。

この番組でもっとも印象に残ったのは、共産党の志位委員長が米国追随で集団的自衛権の発動をする危険性について述べたあとの高村自民党副総裁の次の発言だった。

「日米同盟を強化しないでどうやって日本の平和と安全を維持できるのか。例えば北朝鮮ははっきりとした脅威だ。核もミサイルも開発している。それを止めるのは抑止力以外ない。話せばわかる国じゃない」