大櫛陽一という東海大学医学部教授が「100歳まで長生きできるコレステロール革命」という本を出していることを新聞の紹介で知った。
コレステロールについては私も長年悩まされているので、図書館に予約しておいた。
先日貸し出しがあったので、昨日いっきに読んだ。
本論に入る前に「あなたの健康常識は間違っている!?」と題して5つの新常識を提起している。
新常識1 コレステロール値は高い方が死亡率が低くて、長生き。コレステロールに「悪玉」などなく、数値が高くても薬で下げる必要はない。
新常識2 コレステロールや中性脂肪の高い食品を食べても太ることはない。太る原因は炭水化物の摂りすぎ。肉や卵、乳製品などの動物性脂肪を積極的に摂るようにしよう。
新常識3 血糖値が気になる人は、「低炭水化物」の食事を摂るべき。炭水化物を減らせば血糖値は上がらないし、カロリー制限は必要ない。
新常識4 高度経済成長期の「食生活の欧米化」のおかげで日本人の寿命は大きく延びた。日本人の生活習慣病が減らないのは、(現代人にとって多すぎの)炭水化物を中心にした食生活を続けているせい。
新常識5 メタボ検診の基準値には、健康な人を「病人」にしてしまうワナが仕掛けられている。「鵜呑み」にしてしまうのは禁物!