ラベル スポーツ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スポーツ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年6月27日日曜日

正気を失った東京オリンピック開催

小林節 慶応大名誉教授

政府はいまだに東京五輪・パラリンピックを「開催する」と言っていますが、気は確かなのか

と6月6日付の赤旗日曜版一面で小林節が言っている。
同じく赤旗日曜版5月16日付では青木理が次のように言っている。

青木理
五輪・パラリンピックについて、いいかげんに政府は正気を取り戻し、冷静な判断を下すべきです。

多くの良識ある人々は同じ思いだろう。

そもそも安倍晋三が「福島第1の汚染水はアンダーコントロール」と世界中に大ウソをついて招致したオリンピックだ。
そのことだけでもオリンピックは返上してしかるべきだった。
アーサー・ビナードも8年前(2013年12月22日)のサンデーモーニングでそう言っている。

2020年10月22日木曜日

私が高校野球を嫌いなわけ

甲子園の選手入場
高校野球が嫌いだ。
特に甲子園が大嫌いだ。
あの軍事教練を思わせる開会式の入場行進。
さすがに今はやめたようだが、ナチス式の選手宣誓。
まことにおぞましい風景だ。
同時に、あのような行動を強制的に取らされる高校生に心から同情する。

第2次世界大戦後、軍隊の名残は学校の体育の授業、スポーツ界に色濃く残されてきた。

2018年9月6日木曜日

今さらだが書かずにおれないW杯全日本男子サッカーの醜悪

いろいろ事情があって久しぶりの投稿になるが、まずはこれだけは書いておきたい。
6月にモスクワで行われたサッカーワールドカップにおける全日本男子のあまりにもひどすぎるたたかいについてだ。

予選リーグ最終戦において、日本は決勝リーグに残るために1点差の負けを保持しようと最後の10分間を時間稼ぎに費やした。
その戦法については日本のみならず世界中で賛否両論があったが、はっきり言わせてもらおう。
あれはもうスポーツではない。
醜悪の極みだ。
彼らはなんのためにサッカーをやってきたのか。

2014年2月13日木曜日

高梨沙羅 「よくがんばりました」

ソチオリンピックだ。
女子ジャンプが終わって、高梨沙羅が意外なことに4位だった。
こんなことってあるんだな。

高梨は今季ワールドカップ13戦で10勝。
2位が2回、3位が1回。
圧倒的な強さを誇っていた。

昨シーズンからその強さを見せつけていたので、今季1戦目で優勝したとき、残りすべて優勝するのではないかと思ったぐらいだ。

2/1にはNHKスペシャル「金メダルへの挑戦 小さなジャンパー 高梨沙羅17歳」があったし、NNNのドキュメント2014でも「フライングガール 夢の舞台へ 沙羅がつくる道」を放映した。

2013年10月12日土曜日

NHK「若きイレブンの死闘 アトランタ五輪最終予選」は名勝負といえるのか

先週の土曜日(10/5)、NHK夜のスポーツニュースを見ていたら、うとうとしてしまい、気づいたら、ヒーローたちの名勝負「若きイレブンの死闘 アトランタ五輪最終予選」という番組をしていた。

見るともなしに見ていたら、前園という元サッカー選手が深い感傷に浸り、涙目になりながらかつての感動を思い起こしている。
川口という有名なキーパーがあの試合は自分にとってもベストゲームだったと絶賛している。

私も後半残り13分で1点差に追い込まれたところまではいい試合だったんだなと思った。
しかしその後はしらけてしまう。

2013年5月7日火曜日

サッカーくじ 海外まで拡大しようとする異様さ

4/26、超党派のスポーツ議員連盟が提出していたサッカーくじ改定法が国会で成立した。


2001年から始まったサッカーくじの正式名称は「スポーツ振興投票」で、その目的は次のようになっている。

2013年2月23日土曜日

オリンピック 除外するならボクシングを

赤旗2013.2.18付
レスリングがオリンピックの除外種目になり、驚いている。
報道のしかたがおかしいので、ちょっと混乱もしている。
IOC委員に対する買収疑惑も当然もっている。
レスリングはIOC委員の投票の結果、除外候補ではなく除外されることに決まったのではないか。
しかし、追加競技の候補になったので、復活することもありえる。
そのように理解していいのだろうか。

投票により除外されることになった競技は自動的に追加競技の候補になるのだろうか。
それとも世論の抗議に押されてIOCが追加競技に含めたのだろうか。
それでレスリングが復活したら、追加を願っていた他の競技が気の毒ではないか。
わからないことが多い。

2013年2月14日木曜日

柔道 「指導という名の虐待」 小林夫妻の訴え

赤旗では少し前から「スポーツ 体罰 暴力を問う」というシリーズをはじめている。
今日(2/14)は第5回だが、全国柔道事故被害者の会の小林夫妻の訴えが胸を打つ。

以下、その赤旗記事からの引用。

柔道事故に見る 指導という名の虐待

 「早くしろ」

 柔道場に顧問の怒声が響きました。

 顧問と乱取りをしていた横浜市立奈良中学校の小林くん(当時、中3)は次の瞬間、その場にしゃがみ込むように崩れ落ちました。口は、けいれんし、指をもがくように動かし、まもなく目を閉じました。2004年12月、クリスマスイブの午後の出来事でした。

2013年2月13日水曜日

クローズアップ現代「“体罰”なぜ繰り返されるのか」に登場した現役教師たち

昨日(2/12)のクローズアップ現代は「“体罰”なぜ繰り返されるのか」だった。

最初に出てきた2人の現役教師のインタビューに暗澹たる思いになる。
「体罰はいけません」とはっきりいわないのだ。
終わりの方で出てきた数人の教師も同じこと。

どこまで容認できるのだろうかとか、指導できなくなるとか、保護者が望んでいるとか、すべてが困惑・戸惑いを述べる教師たちばかりだ。
これでは全国の教師たちへの偏見をつくってしまう。

日本全国にいる小中高の教師たちの多数は体罰反対だと思う。
体罰を指導だと勘違いしている教師は少数派ではないだろうか。

その一部の体罰教師たちもここ一連の事件や報道の中で、戸惑いながらも考えを改めようとしていると信じる。

2013年2月5日火曜日

桑田真澄「駄目なものは駄目で論理はいらない」

桜宮高校体罰自殺事件と女子柔道監督園田事件とで体罰についての意見がかまびすしい(私もその一人かな)。
ニュースなどで有識者の発言やスポーツ界のえらい人の言うことなどを聞いていて、いらいらしてしまう。
ほとんどが「体罰はいけないが、やむを得ないときもあるのでは」「私も受けてきたし…」「難しい問題ですね」「ルールを作るべきでしょう」などといったいいかげんなものばかり。
前日のサンデーモーニングでも全員のコメンテーターが同じようなことをいっていた。

今ネットを見ていたら、毎日新聞の鳥越俊太郎の記事が目に入った。
記事は橋下市長を批判するものだが、私がいらつくのはその中ほどで彼が次のように述べていることだ。

 さて、今回の桜宮高校の入試中止事件。きっかけとなったバスケットボール部顧問による自殺した主将生徒への激しい体罰は、報道で見る限り、これは体罰の域を超え暴力行為ですね。
 体罰については指導のあり方の問題としてきっちりと議論をし、改善すべきところは改めなければなりません。

柔道界の暴力 「日本の誇りある伝統武道」の実態

女子柔道代表監督園田隆二の暴力(体罰?)がセンセーショナルに報道された。
1/21の赤旗では和泉民郎という人が囲み記事の中で次のように言っている(抜粋)。

 残念ながら柔道界の指導者による体罰や暴力は、日常茶飯事といっていい状況です。
 ある女子のメダリストはこう話していたことがあります。子ども時代からの厳しい練習と体罰で、「柔道をやめたいと思ったのは、1度や2度ではなかった」と。

 北京五輪金メダリストの石井慧選手が、ある大会後、当時の全日本監督から平手で殴られる場面が、テレビで流されたこともありました。
 2009年までの27年間で110人もの子どもが命を落としている、異常に多い柔道事故のうち、しごきや体罰、暴力と結びついたものも少なくないとの報告があります。

その記事のとなりにはバルセロナ五輪金メダリストのコメント。

2013年1月16日水曜日

大相撲は嫌いだが日馬富士は応援している

大相撲の初場所が始まっている。
大相撲は嫌いだが、日馬富士だけ応援している。

まずなぜ大相撲が嫌いなのかだが。

20年ぐらい前になるだろうか、
週刊ポストだったと思うが、大相撲の八百長特集を執念深くやっていた。
週刊誌の常で、誤報や捏造、意図的な過大表現などもたくさんあっただろう。
そういうものを差し引いても大相撲に対する嫌悪感が私のうちに醸成されてしまった。

さらに、断続的に報道される相撲部屋の封建的で陰湿な体質。
今話題になっているスポーツにおける体罰なども大相撲では目に余る。
師匠による弟子の殺人事件まで起こしている。

てなわけで、大相撲はプロレスと同じでスポーツとはいえないとさえ思っている。
少なくとも赤旗ではスポーツ面に載せないでほしい。

2012年12月20日木曜日

サンフレッチェ広島と「時間稼ぎ」

サンフレッチェ広島が優勝してとてもうれしい。

サッカーはこの前のワールドカップ前後から興味を持ってみるようになった。
女子サッカーも少し遅れて応援を始めた。

それでもJリーグを見るようになったのは今年の9月からだ。
ワールドカップレベルに比べてJリーグの試合は見ていられないという感じだった。

妻と息子はずっと以前からサンフレファンで、何度もスタジアムに足を運んでいる。
といっても私が車で送り迎えをしているのだが。

今年はサンフレッチェが活躍しているものだから、私もついに応援することになった。
9月15日、優勝争いをしているベガルタ仙台との一戦。
家族でそろってビッグアーチへ出かけた。

多くの人出で入場まで長い行列。
おまけに雨が降ってきた。
雨具の用意もないまま雨に打たれてからだが冷え、心細くなる。

2012年11月9日金曜日

加藤良之コラム 「誤りをただす姿勢が必要」

大住良之は会ったことも見たこともないが私が敬愛するサッカージャーナリストだ。
彼が赤旗のスポーツ面に不定期でコラムを連載している。
今日は久しぶりに掲載されていたので全文引用する。。

――ここから引用(赤旗2012.11.9付)
勝ちたい一心の不正 誤りをただす姿勢が必要

 プロ野球の日本シリーズ第5戦(11月1日)で起きた「事件」をご存じの方は多いと思います。

 巨人が5―2のリードで迎えた四回裏、バントをしようと構えていた巨人の加藤健選手が内角高めにきたボールをのけぞってよけ、倒れ込んで頭をかかえました。球審は死球と判断、日本ハムの多田野数人投手を危険球で退場処分にしました。

 しかしテレビのリプレーは、ボールが加藤選手に当たっていなかったことを見せつけました。ただサッカー同様、プロ野球でも特殊な場合を除き判定に当たってビデオを参照することはできません。日本ハム側の猛烈な抗議にも判定が変わることはありませんでした。

 ボールが頭に向かってきた加藤選手の恐怖は計りしれません。しかし実際にボールが当たったかどうかは、誰よりも本人がわかったはずです。

 人間の目で行う判定には限界があります。さらにその審判の目をだましてやろうという行為が加われば、審判は「ピエロ」になってしまいます。

 不思議なのは、サッカーで言う「シミュレーション(審判をだまそうという行為)」が明らかであるのに、巨人側から何の反応もなかったことです。

2012年11月8日木曜日

藤川球児 ゴールデンスピリット賞

今日の赤旗スポーツ面の小さなコラムが目を引いた。
赤旗2012.11.8付
プロ野球にあまり関心がなくて、藤川球児といっても初めて聞く名前なのだ。
Wikipediaを見てみると、名実そろった一流の選手で、いくら関心がないといってもこの人を知らないとは恥ずかしいなと思った。

しかしWikipediaに藤川のこれらの社会貢献活動が一行も触れられていないのはけしからんことだ。

親の気持ちもわからなくもないが、彼の場合は成功したからよかったものの、球児などという名前をつけるのはどうなのかな。

2012年11月2日金曜日

巨人 阿部の愛のムチ?

野球にはあまり関心がないのだが、ニュースを見ているときに日本シリーズでの阿部のポカリを見てしまった。
一瞬固まってしまった。
こんな行為がNHKニュースで地デジの大画面で放映されてもいいのだろうか。

予想通りこの行為に対してはほとんどのメディアが肯定的に評価しているみたいだ。
そのニュースでもスタジオに招かれた野球OBが絶賛していた。
ネットでちょっと見てみても批判的な見解は見当たらない。
のみならず、「愛のムチ」ということで褒め称え、感動している人が多い。

阿部と沢村は大学の先輩後輩らしいし、2人だけの関係であれば問題ないのかもしれない。
まして学校教育における「愛のムチ」の欺瞞性とは比べようもないとは思うが…

それでも私は不快感をぬぐえない。
そう思っていたところ、10/30の赤旗スポーツ面に小さなコラムが載った。

2012年9月21日金曜日

原監督はどうして今でも監督なのか

プロ野球では巨人が独走でマジックが出ている。
ほとんどプロ野球に興味はないのだが、ニュースで出てくるのだから目に入る。
にこやかで得意満面な原監督の顔面アップがうつる。
そこで私は思う。
なぜこの人はこのように幸せそうな顔を日本中にさらせるのだろうか。
なぜテレビはこの人の顔をこのような形で報道するのだろうか。

原が過去の女性問題をネタに脅され、暴力団に1億円支払ったという報道は今年の6月だった。
その頃はいくつか続報があり、原の見苦しい言い訳や清武氏への責任転嫁など原自身の人格をおとしめるものばかりだったような気がする。
そのとき私は思った。
原はプロ野球界から永久追放だなと。

2012年8月28日火曜日

U20女子サッカーに期待

御嶽山から帰ってきた日(8/26)、新聞のテレビ欄を見ると女子サッカーのU20ワールドカップ予選リーグ最終戦(対スイス)があるではないか。
ブログやたまった新聞を脇に置いてテレビ観戦だ。

初めて目にする若い選手たちはみんな生き生きして気持ちいい。
技術もあり、積極果敢なプレイで見ていて楽しい。
いくら点を取っても最後までゴールをねらう姿勢はスポーツとしてのサッカーの原点ではないか。
オリンピックで女子サッカー日本代表に幻滅したのだが、U20の彼女たちにまた期待してもいいのかな。

それにしてもまた「ヤングなでしこ」だ。
いやになってしまう。

いい気分だったのに、ハーフタイムになると、あの佐々木監督が出てきた。
決勝トーナメントで韓国と当たらないように引き分け狙いでもアドバイスするつもりか。
見たくない顔だ。


◆2011年夏 北アルプスシリーズ 32 三俣蓮華岳から高瀬ダム

イワツメクサ 2011.8.1撮影
ナデシコ科でナデシコのなかまだ。花のナデシコは文句なくとてもいい。ハコベ属であり、こちらのハコベの方が納得がいく。つまり、花が5弁花なのに深く2裂して10弁花に見えるところはハコベと同じだ。地味な花だが、ここではきれいなひとつの株になっている。

2012年8月15日水曜日

熱を冷ましてくれたNHKスペシャル「なでしこジャパン」

昨夜のNHKスペシャル「なでしこジャパン 涙と笑顔の初メダル!」をしらけた気分で見た。
タイトルからして南アフリカ戦での引き分け狙いに触れざるを得ないだろうと思い、さてNHKがどのように扱うのだろうと多少期待はしたのだが。

この番組を見るまでは、引き分け狙いについての選手の意見は安藤と丸山を除いてはっきりわからなかった。
安藤は当初から監督を擁護する意見をネットで目にしていた。
さえない安藤を応援していたのに、この記事を読んでがっくりきたが、まあ聞かなかったことにしようと思った。
丸山も監督を支持している。
「メダルを取るためにはどんな手も尽くさないと」というようなばかげたことを言っているが、「監督の言うことは絶対」とも言っている。
他の選手たちは「監督に聞いてくれ」(たとえば宮間)みたいに意見表明を避けていたのではないか。
私としては選手たちはこの引き分け狙いをとてもいやなことだと思っていると思いたかったわけだ。
悪いことは全部監督のせいにして、女子サッカーを好きでいたかったのだ。

2012年8月14日火曜日

ボクシング金 村田諒太の含蓄ある言葉

バンタム級48年ぶりの金メダルということで大いに話題になった村田諒太。
テレビで見ていても、歳に似合わず落ち着いた言動でただ者ではないなと思わせた。
今日の赤旗1面コラムに含蓄にとんだ言葉として彼のコメントがのっている。

「他の人より少し才能があり、少し努力をしただけ。これがゴールだと思えば泣き崩れていたかもしれないが、これ(金メダル)がぼくの価値ではない。これからの人生がぼくの価値。恥じないように生きていく」

謙遜と傲慢と誠実が入り交じったような言葉だ。
メダル獲得直後のコメントとして、たしかにこれほど含蓄あるものはめずらしいのではないか。

このコラムでは体操の内村航平の言葉ものっている。

「自分の力だけではここまでこられなかった。感謝の気持ちでいっぱい。一番大きい試合の一番いい色のメダルを取ったが、満足していない。あしたからは過去になる。自分には理想があるし、それを達成しても終着点ではない」