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2023年5月28日日曜日

ドイツ、ついに原発ゼロ! 日本は最大限活用!?

 3月22日の赤旗一面を見て思わずオッと声が出る。

赤旗 2023.3.22付 レイアウトは変えた
ついにやったか、という感じ。
メルケルからショルツに変わって、一抹の不安を持っていたのだが、やってくれました。

この時期、日本の原発をめぐる状況はどのようだったか。
赤旗日曜版 2023.3.12付

2023年5月23日火曜日

G7広島サミット 「核兵器のない世界」をめざすといいながら、あいかわらす大ボケの岸田首相

2023.5.19 原爆慰霊碑前のG7首脳たち
岸田はなぜ広島でサミットを開こうとしたのか。

「広島ほど平和へのコミットメントを示すのに、ふさわしい場所はない」
「核兵器の惨禍を人類が二度と起こさないとの誓いを示したい」(以上昨年5月23日の記者会見)

「『核兵器のない世界』について成果文書を盛り込みたい」(今年5月8日の記者会見)

など、「広島出身」を自称する岸田自身の会見からもあきらかである。
つまり、議長国の首相である自分がリーダーシップを取って、「核兵器のない世界」を実現するためにG7をとりまとめたと世界に発信したいのだ。

2022年1月16日日曜日

今でも原発に固執する日本に未来はあるか

2015年にドイツのメルケル首相が来日したとき、彼女の記念講演が朝日新聞社の浜離宮朝日ホールで行われた。

(ああ、メルケルは2021年12月8日に首相を退任し、政界を引退したのだった)

その記念講演と講演後の質疑応答のすべてはドイツ大使館のHPに掲載されている。
その中から原発問題に関する部分を抜き出してみる。

――ここからメルケルの講演会(2015/3/9)からの引用

2015.3.9 メルケルの来日記念講演

次に政治と女性の問題です。
例えば、脱原発の決定という場合には、男性か女性かという違いは関係ないと思います。
私は長年、核の平和利用には賛成してきました
これに反対する男性はたくさんいました。そうした男性たちは今日では、私の決定が遅すぎたと言っています。

2021年10月13日水曜日

岸田新首相と核廃絶 広島県の恥さらし

2021.10.8 岸田首相 所信表明
10月8日、岸田新首相の国会における所信表明演説を19時のNHKニュースで見た。
4分程度のハイライトだったが、突っ込みどころ満載だ。
特に核兵器廃絶に関する次の部分は、まあ恥ずかしげもなくあんな大口がたたけるもんだとあきれてしまった。
被爆地広島出身の総理大臣として、私が目指すのは、「核兵器のない世界」です。 
私が立ち上げた賢人会議も活用し、核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、唯一の戦争被爆国としての責務を果たします。
これまで世界の偉大なリーダーたちが幾度となく挑戦してきた核廃絶という名の松明(たいまつ)を、私も、この手にしっかりと引き継ぎ、「核兵器のない世界」に向け、全力を尽くします。

岸田が過去核兵器廃絶にどう向きあってきたのか、赤旗の次の記事が端的に表している。

2019年1月23日水曜日

安倍成長戦略の目玉「原発輸出」の破綻

赤旗 2019.1.18付
「原発輸出」の推進は安倍内閣の成長戦略の目玉だ。
2013年6月14日の閣議で決定している。

福島第1原発事故が起こったのは2011年3月11日、民主党政権の時代で首相は菅直人だった。
世界中を震撼させ、東日本が壊滅してもおかしくないような福島原発事故が起こった直後数年間の民主党政権・自公政権の原発輸出をめぐる動きは次のようなものだった。

2017年3月11日土曜日

小さき人々の幾千万の「原発さえなかったら」の声が聞こえるか

柳美里
作家の柳美里が月に一度赤旗に「南相馬 柳美里が出会う」というエッセイを書いている。

柳美里といえば、過去に自著「石に泳ぐ魚」のモデルとされた人物からプライバシー侵害で訴えられる事件があったりして、あまりいい印象を持っていない。
作品も芥川賞受賞作「家族シネマ」しか読んだことがなく、それも内容はほとんど覚えていない。

一度抱いた悪印象はなかなか拭えないのだが、それでも東日本大震災、福島原発事故に対して真摯に向き合い、南相馬に転居してまで活動を続ける姿をみていると、ちょっと見直したりもする。

その柳美里の直近のエッセイの一部だ。
赤旗 2017.2.27付 柳美里のエッセイから

2015年3月17日火曜日

メルケルの前で際立つ安倍の卑小さ その1(原発)

外務省HPから
1週間前、ドイツのメルケル首相が来日し、安倍と会見した。

いろんな意味で比較される日本とドイツだが、今回は原発と歴史認識の2点であまりにもくっきりと彼我のちがいが露呈した。

メルケルが3/9に東京都内で行った講演内容と質疑応答の全文がドイツ大使館のHPに載っている。
また、同日に行われた共同記者会見のようすは、首相官邸のホームページに全文が載っている(動画まである)。

それをここまで縮めてもいいのかと思ってしまうが、その要旨は以下の通り。

2013年10月24日木曜日

IOC総会プレゼンテーション安倍無責任発言と浪江町議会

オリンピック誘致のためのIOC総会プレゼンテーション(9/7)で、安倍が世界中に公然と大ウソをついた。

汚染水がだだ漏れの中で、「状況はコントロールされている」。
港湾の防波堤は先が開いていて、港湾内の海水は1日に半分が外海と入れ替わっているというのに、「影響は港湾内で完全にブロックされている」。
多くの国民が健康の将来不安におびえているのに、「将来も健康に問題はないと約束する」。

安倍は神様か。

2013年8月27日火曜日

長崎原爆忌で孤立した安倍首相

8月9日、午前中のんびりと新聞を読んでいたら、サイレンが聞こえてきた。
こんな時間帯に何の合図だろうと思って、時計を見たら11時2分だった。
そこで今日が長崎の原爆忌だったと気づいた。

ここ広島市で、毎年8月9日の11時2分に哀悼のサイレンが鳴っていたのか不覚にも記憶がない。
ともあれ、地元区役所のはからいにちょっと涙がにじんだ。

2013年7月13日土曜日

原発再稼働支持が41.1%という日本のありよう

今日の赤旗2面に次のような短信が載っていた。
赤旗2013.7.13付
「再稼働に慎重論が根強いことが改めて浮き彫りになりました」とあって、赤旗は再稼働反対が強いことをこの記事でいっている。
しかし私などは再稼働支持が41.1%あることに唖然としてしまう。

2013年3月8日金曜日

福島第1原発 増え続ける汚染水

私が若かりし頃、日本で原発の建設が始まった。
その当初から「トイレなきマンション」は原発反対の最も象徴的な言葉だった。
50代後半以降の人ならほとんどが知っていると思う。

「トイレなきマンション」は使用済み核燃料を処理する技術がないことをいっている。
したがって原発を稼働する限り汚物(使用済み核燃料)がたまり続ける。

今福島第1原発のようすを見る限り、ちょっと違った意味で「トイレなきマンション」の様相を見せている。
汚染水の問題だ。

2013年3月4日月曜日

原発と活断層 日米のちょっとした大きなちがい

3.11の福島原発事故の反省から生まれた原子力規制委員会。
昨年の9月に発足して以来、その人事の国会同意をめぐって論議を呼んでいる。

が、最初の仕事であった原発の敷地内を走る断層調査では、原発推進勢力にとっては厳しい結論を出し、がんばっているなという印象を受けた。

ところが、新しい安全基準を作成する段になって、どうかと思われるような案が出てきたり、不祥事があったりしてその評価は一定しないように思える。

原発と活断層については、先日録画しておいた日本テレビのNNNドキュメント「活断層と原発、そして廃炉 アメリカ、ドイツ、日本の選択」(2013.1.27放送、リンクは動画)を興味深く観た。

2012年11月24日土曜日

すばらしい! 反原連のポスター

今日の赤旗に反原連(首都圏反原発連合)のポスターの実物が紹介されていた。
15政党の原発に対する姿勢をみごとにまとめている。
A4サイズでとても小さな字なのだが、一気に読んだ。

最初はこのポスターが全国紙の全面広告になるのか、またはポスター自体がチラシとして全国紙に挟まれるのかと思ってすごいことだなと思ったのだが、赤旗の説明をよく読むと、反原連に注文するか反原連のサイトからダウンロードするかだった。

金銭面を考えればまああたりまえだと気づく。

2012年9月28日金曜日

ロンゲラップピープルとアメリカの犯罪

ビキニ環礁でアメリカが核実験を行っていたのは1946年から1958年だ。
実に23回(近辺も含めると66回)もの実験をしている。
それ以後のソ連やフランスの大気中核実験を含め、世界中にまき散らされた放射性物質は地球上のすべての生物に何らかの影響を与えているはずだ。

ビキニで行われた最大規模の核実験が1954/3/1の水爆ブラボー(広島型原爆の1000倍)。
第五福竜丸の被爆で知られているが、ここでの話題はマーシャル諸島ロンゲラップ島の人々の被爆だ。

ロンゲラップの島民は避難させられることもなくブラボーの洗礼を受けた。
子どもたちは死の灰を体にかけて遊んだ。
急性放射能障害が島民を襲い、アメリカはマジェロ環礁エジェット島へ島民を移す。

2012年9月3日月曜日

今夏 やはり電気は足りていた

さんざん国民を脅しつけて大飯原発再稼働へもっていった野田政権だが、猛暑が過ぎ去った今、原発無しでも電気は足りていたことが明らかになった。
他のニュースでもしていたかもしれないが、私は赤旗日曜版8/26付でその事実を知った。
やはりとしかいいようがない。

赤旗日曜版8/26付から

2012年8月6日月曜日

2010.8.6 NHKスペシャル「封印された原爆報告書」

67回目の広島原爆忌だ。
毎年この頃NHKが力の入ったNHKスペシャルを放映する。
今年は今晩「黒い雨・67年目の真実」がある。

ABCC(アメリカの原爆傷害調査委員会)の黒い雨に関する調査記録が見つかったことから今回の番組が作られている。
ABCCといえば、被爆者の治療のためではなくアメリカが自国のためだけに原爆の影響を調査したことはよく知られている。
被爆者はそのために協力を余儀なくされたのだ。

原爆を落としただけでも許せないことなのに、ABCCのしたことはさらに許せないことである。
しかし、ああ日本よ! といいたくなるようなNHKスペシャルが2010.8.6に放送されている。
その名は「封印された原爆報告書」

録画しているので今日再視聴した。
以下、その要旨を紹介する。

原爆が落とされた2日後、陸軍省医務局は広島に入り調査を開始する。
被爆者はどのように死んでいくのか、放射線は人体をどのようにむしばんでいくのかが詳細なデータとともに記録されていった。
その結果は「原子爆弾による広島戦災医学的調査報告」として1冊の報告書にまとめられる。

2012年7月20日金曜日

脱原発官邸前行動 鳩山元首相の違和感

毎週金曜日に行われている脱原発の官邸前行動、今日もがんばったみたいだ。

7時のNHKニュースが先日の「さようなら原発10万人集会」につづけて大きく取り上げた。
やるじゃないかNHKと思ってみていたら、最後に鳩山元首相が出てきた。
集会参加者の一員として、官邸に対して云々となにか発言していたが、なぜこいつがここにいてこんな発言をしているのだろうと大きな違和感を覚えた。


◆2011年夏 北アルプスシリーズ ② 登山口から蝶ヶ岳

イチヤクソウ 2011.7.25撮影
登山口から1時間ぐらい登った雑木林だ。昔は薬草として使われたらしい。名前の由来だ。けっこうな群生でうれしかった。

2012年7月16日月曜日

電力会社のやらせ どこまで懲りないのか

将来の原発の比率をどうするかについて国民の声を聞く意見聴取会が各地で行われている。
その会に電力会社の幹部や社員が出席して比率を最高にする意見を述べているらしい。
そのようすをNHKのニュース9で今見た。

電力会社のやらせについては去年九州や北海道で大問題になったばかりだ。
本当に懲りない人たちだ。
国民をなめているというか馬鹿にしている。
ここまで恥知らずになれるということが本当に信じがたい。

話は変わるが、今日東京で行われた「さようなら原発10万人集会」。
主催者発表では17万人の参加ということで大成功したみたいだ。
内容は明日の新聞を見てのお楽しみだが、画期的なことがあった。
午後7時のNHKニュースが集会のようすを大きく取り上げたのだ。

カンナ 2012.7.16撮影
◆カンナには色も形もいろいろあるみたいだ。園芸種にちがいないと思うが、川土手や河原の藪の中にもけっこう生えている。川土手周囲は年に何度か市がいっきに草刈りをするのだが、年により、または業者によりカンナの群生を残してくれる。しかし今年はどこもすべてなぎ倒された。むごい。

追記(2012.7.17): 意見聴取会での電力会社の発言は立場・身分を隠さず堂々と述べている。
これがまた唖然とさせる。
名乗って意見を述べているのだから問題ないだろうとの認識。
そもそもこれらの国民の意見を聞く会に電力会社関係のものが出席するだけでも問題だ。さらに意見を述べるとは。
その意見が原発撤退の意見ならまだしもだが。
主催者側(政府)も無作為抽出だというが、にわかには信じられないし、そうだとしてもはずすというのが良識ではないか。
電力会社も許せないが、主催者である政府の方がよりひどいということだ。
政府のやらせといった方が当たっているかも。

2012年7月8日日曜日

国会福島原発事故調査委員会の立派な報告

福島原発の事故を検証する国会の事故調査委員会が7/5に報告書を公表した。
次のような表現が注目される。

・依然として事故は収束しておらず被害も継続している。

・歴代の規制当局および東電経営陣が、意図的な先送り、不作為、あるいは事故の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策が取られないまま3・11を迎えたことで発生したものであった。

・当委員会は、本事故の根源的原因は歴代の規制当局と東電との関係について、「規制する立場とされる立場が『逆転関係』となることによる原子力安全についての監視・監督機能の崩壊が起きた点に求められる」と認識する。何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、事故は「自然災害」ではなく「人災」である。

・いったん事故が発生した後の緊急時対応について、官邸、規制当局、東電経営陣には、その準備も心構えもなく、その結果、被害拡大を防ぐことはできなかった。

・関係者に共通していたのは、原子力を扱う者に許されない無知と慢心であり、世界の潮流を無視し、国民の安全を最優先とせず、組織の利益を最優先とする組織依存のマインドセット(思い込み、常識)であった。

2012年6月24日日曜日

原発は「我が国の安全保障に資する」

原発の運転期間を最長60年とする恐ろしい原子力規制委員会設置法案が国会で可決された(6/20)が、いっしょに「原子力基本法改正案」も可決された。

原子力基本法の何が「改正」されたのかというと、原子力利用について次の文言が追加されたのだ。

「我が国の安全保障に資する」

先日はJAXA法で「平和の目的に限る」を削除したかと思えば、今回はこのありさま。
国民の切実な要求を逆手に取りさらに改悪するという権力側の常套手段だ。

そもそも世界でもっとも核に対しての抵抗がある日本になぜ原発が持ち込まれたのか。
それは徹底した日米共同の平和利用キャンペーンの成果だった。
それがかつてないほど反原発世論が高揚しているこの時期にこうもあっさり(というかこっそり)改変されるとは。

問題の条文をあげておく