いろんなことを思ったが、本質をはずれる2つのことを書きたい。
1 NHKの取材力のすごさである。
極秘テープ700本の取得・分析。
オーム関係者への取材。
そして、明らかになる事実。
司法、警察はこの番組を指をくわえて見ていたのだろうか。
NHKのニュース番組のひどさと一連のNHKスペシャルやETV特集のすばらしさとのギャップは大きすぎる。
2 村上春樹が「1Q84」を発表した当初からその筋立てとオームとの関係がとりざたされた。
私もその点は関心をもって読んだ。
村上ワールドがいかんなく発揮され、とてもおもしろかった。
しかし、ここまでオームの実態が明らかになるにつれ、村上のこの本が果たした役割はいったいどういうことになるのだろうかと考える。
村上には「約束された場所で」というオームに関してのノンフィクションがある。
このあとに「1Q84」が出版されている。
「約束された場所で」は文春文庫で買っているが、実はまだ読んでいない。
読めば何か回答が得られるのかもしれない。
追記(2012.6.18): 赤旗6/14付「オウム真理教に迫れたか NHK『未解決事件』を見る」(柿田睦夫)によると、NHKが700本のテープを入手したというが、放映されたテープはすでに公知の内容だとしている。そうだとすると私はNHKをほめすぎたことになる。
◆奈良飛鳥シリーズ④ ノアザミ
ノアザミ 2012.5.21撮影 |
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