5/18、映画「優駿 ORACION」を録画で見た。
「優駿」は私が宮本輝の作品の中で最初に読んだ本だ。
なぜ「優駿」だったのかは覚えていない。
いい作品だったので彼のものを続けてかなりの数読んだ。
しかし「螢川」「泥の河」がよかったぐらいで、宮本輝はあまり好きになれなかった。
あまったるいのだ。
というわけで映画を楽しみにした。
結論はちょっと期待はずれ。
主演の若い2人が良くない。
好みの問題だろうが緒形直人は好きでない。
緒形拳と親子役で出ていたが、父親との力量の差が大きすぎる。
若いのだからしょうがないだろうといわれるかもしれないが、いまもって緒形直人は深みのある演技ができない。
斉藤由貴はあまり知らない俳優だが、気に入らない。いいとこのわがままお嬢さんという設定だからかな。
本を読んだのは一昔前だから自信はないが、原作の良さを引き出せていないのではないか。
私としては俳優の選択をまちがったと勝手に結論づけた。
3月にスティーブン・スピルバーグ監督の「戦火の馬」を映画館で見た。
なぜこれがアカデミー賞にひっかからないのか不思議に思うほどいい映画だ。
どう考えても「アーティスト」よりいい。
馬についての記事になっていないので恐縮。
◆奈良飛鳥シリーズ⑥ オオジシバリ
オオジシバリ? 2012.5.21撮影 |
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