民家の庭のサクランボ 2012.5.11撮影 |
ふつうの桜はソメイヨシノだが、サクランボがなる桜は何というのだろう。
たまたまその家のご婦人が塀の外を掃除していたので、声をかけて聞いてみた。
知らないという。
何十年もいっしょに過ごしてきた木だろうに。
1粒いただいてもいいかと聞くと、どうぞどうぞと愛想がよい。
とくに甘くはなかったが、なかなか野性味があっておいしかった。
さらに100メートルほど土手を進むと、なんと川土手にある桜並木の1本に同じようにサクランボがいっぱい。
川土手のサクランボ 2012.5.11撮影 |
こちらの方は個人の持ち物ではなさそうだし、遠慮なく1粒採って食べた。
民家のものと同じ味がした。
さて桜の木の名前である。
何か記憶があって、のど元まで出てきている。
そこで、4月中旬に録画で見た「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」を思い出した。
「桜桃」だ。
最後の場面で松たか子がサクランボを食べていた。
しかし「桜桃」という名前が品種名なのかよくわからない。
他にもサクランボのできる桜はあってもよさそうだし。
帰ってネットでいろいろ調べてみた。
まず「サクランボ」という名であるが、ふつうは実のことだと思うだろう。
それでいいのだが、サクランボがなる桜の木そのものもサクランボというのだそうだ。
「桜桃」=「サクランボ」だ。*Wikipedia
次に、「桜桃」または「サクランボ」はサクランボがなる桜の木の総称だということ。
なんかややこしい。
つまり、サクランボがなる桜の木は複数あり、世界中に1500種以上、日本には30種ぐらいあるそうだ。
JAさがえ西村山農業協同組合のホームページに25種類のサクランボがのっている。
では私が食べたサクランボはどれだろう。
さっぱりわからない。
追記:太宰治の主だった作品はだいたい読んだが、はっきりいって好きになれない。
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