2012年5月5日土曜日

「下妻物語」けっこう楽しめた

NHK・BSプレミアムでほぼ毎日昼と夜に映画がある。
基本的にすべて録画し、半月遅れぐらいで偏見をのりこえてすべて観賞する方針だ。
今日は中島哲也監督の「下妻物語」を観た。
映画が始まる前の山田洋次監督のおすすめの言葉がなければ、5分ぐらいで観賞放棄となっただろう。

だいたいふざけた映画は嫌いである。観客にこびるものや笑いをとるものも嫌いだ。
意味もなく英語表記を多用するものは映画に限らず生理的嫌悪感がある。
つまり、私の嫌いなものが最初からつまった作品なのだ。
それでも最後までみれたのは、やはりテーマの良さと土屋アンナの魅力だ。
このように楽しくさわやかで私のようなオジンでも胸がキュンとなる友情物語なのだから、あんな型破りな表現方法を用いなくても正攻法で作った方がよほどいい作品になると思う。
土屋アンナを再度使って作り直してほしいぐらいだ。

映画の後の解説で、中島監督ののちの作品を知った。
「嫌われ松子の一生」は映画館でみた。好きになれなかった。
「告白」は小説を読んだが映画はみていない。小説はけっこう楽しめた。
一般にありがちな子どもの立場に立った安易な展開ではないところが気に入った。

そもそも芸能界のことにはほとんど関心がない。テレビも民放はほとんど見ない。
だから中島哲也のことも何も知らなかった。深田恭子なども、今年のNHK大河ドラマで初めて知ったしだいだ。
才能ある監督みたいだし、「おくりびと」のようないい映画を作ってほしい。


マツ 2012.5.3撮影
◆たぶんクロマツ。赤紫の雌花が目立っている。白い茎のような部分は枝になり、葉が茂る。そして、雌花はマツボックリになっていく。

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