私もほとんど老人の端くれだ。
昨日のNHKクローズアップ現代「もう病院で死ねない!? 医療費抑制の波紋」を見た人はかなりのショックを受けただろう。
日本政府はいかにしたら老人が早く死んでくれるかを考え政策を立て実行しているかがはっきりとわかったからだ。
1ヶ月ぐらい毎日再放送してもらいたい。
しかし今回はこの件はおいておく。
妻がNHK・BSプレの「世界ふれあい街歩き」が大好きで、私もつられて時々みる。
世界中のいろんな街角をカメラ目線でぶらぶら歩き回るのだが、そこでいつも私の目をとらえるのは老人たちの姿だ。
ヨーロッパだろうがアジアだろうがほとんどどこでも街角に老人たちがたむろしている。
自宅前、路上、カフェの店先、公園‥
ただ座っていたり、ゲームをしたり、おしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、新聞を読んだり。
中国では太極拳、インドではヨガ。
共通していることはすべて屋外ということ。
これらの国では孤独死とか引きこもりという言葉があるのだろうか。
5/7放送のNNNドキュメント「ユリウスとロフマン 外国人(インドネシア人)介護士の1350日」を見た。
この番組だけでも相当深い問題提起をしているのだが。
インドネシアでは「介護」という概念がなかなか理解できないそうだ。
何世代にもわたる大家族がいっしょに暮らしていることがあたりまえの社会だからだ。
老人を大切にするなんてことはあたりまえすぎることで、改めて考えることもないからだろう。
現実にユリウスとロフマンは日本の介護施設での老人との接し方がごく自然であったかい。
嘆いてもしかたないが、日本はどうしてこうなんだろうと思ってしまう。
◆奈良飛鳥シリーズ⑦ ムラサキツユクサ
ムラサキツユクサ 2012.5.21撮影 |
花の色だが、ほとんどの人はこれは問題なく紫だよというだろう。しかし私にはどういうわけか青に近く見えてしまう。時々同じ植物で葉も茎も全体が紫色をしているやつを見かける。これならムラサキツユクサといってもいいと思うのだが、今回ちょっと本気で調べてみたら、こちらは「ムラサキゴテン」というのだそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿