2012年5月23日水曜日

象の幸せ

5/19で犬の幸せについて書いたが、その続編だ。

インドやタイなど、象使いが子象を調教するとき、鎌のような刃物で頭を突く。
象を痛い目にあわせ、徹底して人間に服従させるのだ。
柳楽優弥主演の「星になった少年」でもそうだった。
ところがである。

2010年6月にNHK・BShiで放送された「スマトラ 熱帯雨林 ゾウの命をつなぎたい」はすばらしかった。
元旭山動物園の園長だった小菅正夫がスマトラを旅をしたのだが、彼もびっくり大感動の象の飼育法だった。
スマトラの飼育員は次のように語る。

「象を痛めつけたら、将来必ず報復される」

つまり象を絶対に痛めつけない。
愛情で飼育するのだ。
そしてその成果ははっきりとあらわれ、小菅を感動させるのだ。
もちろん私も感動した。

クイールもスマトラの象もとても大切なことを教えてくれている。


◆奈良飛鳥シリーズ① タンポポ

昨日金環日食を見るため近畿に出かけたことを書いた。日食を見終わった後、時間はたっぷりあったので奈良の飛鳥を歩き回った。観光地なのだが自然環境はとても良い。野草も豊かに咲き誇り、幸せそうだった。主に石舞台古墳近辺の野草をシリーズで紹介する。

カンサイタンポポ 2012.5.21撮影
なんの変哲もないタンポポだが、実はちょっと感動した。広島で見るタンポポはほとんどセイヨウタンポポで、私も日本古来のタンポポは見た記憶がないのだ。ひょっとしてと思い、地面に這いつくばって花の裏側を見た。

カンサイタンポポ 総苞に注目 2012.5.21撮影
総苞外片(緑色のがく)が反り返ってない! つまりふだん見るセイヨウタンポポは総苞外片がみな反り返っているのだ。このタンポポは日本古来のカンサイタンポポだ。恥ずかしながらはじめて見た。
*外来種と在来種の関係は私が思っているほど単純ではないみたい。くわしくはWikipedia

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