2012年5月11日金曜日

石川知裕の神経

小沢一郎の神経を語ったついでに元秘書であり国会議員である石川知裕の神経も考察してみたい。
1年ぐらい前のことだが、石川が取り調べのときに隠し録音したものが公判で証拠として流された。
それをニュースで聞いてびっくりした。

ひとつは隠し録音をしたということ。
検察が「録音してないよね」と確認するのだが、「していません」と答えて録音した。
日本の取り調べの現状を考えると、私でも可能ならばそうしたい。
身を守るためには必要だし、勇気ある行動だと思う。

検察の取り調べは利益誘導であり、威迫があり、石川の供述調書は証拠として不採用になった。
本当に驚いた。
この程度の取り調べが違法であれば、過去現在のすべての取り調べが違法となるのではないか。
別に警察や検察を擁護する気はない。

録音を聞く限り、検察の追及はひじょうに生ぬるい。
最近の一連の冤罪事件でも明らかなように、警察・検察は容疑者を犯人たらしめるためには脅し・拷問、証拠隠滅・ねつ造、何でもするということだ。
前田検事がフロッピーを改ざんしたとして大騒ぎになったが、そんな小さなことは日常茶飯事でしているだろう。
2003年の志布志事件のすさまじさはどうだ。
そう考えると石川の取り調べのなんとおだやかなこと。
だから一番驚いたのは警察・検察だろう。
取り調べの可視化に彼らが猛反対する気持ちがよくわかる。
もちろん私は可視化賛成だし、そうしない限り警察・検察は変わらない。

石川の隠し録音については理解できるが、これを法廷で生で流す石川の神経はどうなっているのだろう。
供述調書が証拠不採用になったことは石川や小沢の思うとおりになったわけだ。
小沢はうれしいだろうが、石川もうれしいのだろうか。

石川はこの程度の誘導・脅しで検察に屈したことを自ら証明したわけだ。
自分の人間としての弱さをおおやけにしたのだ。
ふつうの自尊心のある人にはできる芸当ではない。
自分を犠牲にしてでも小沢を守る、そういうことだろうか。
小沢を守ることこそ我が喜びということだろうか。


オオバコとニワゼキショウ 2012.5.10撮影
◆4/25の投稿でオオバコは身近なところであまり見られなくなったと書いたが、すぐとなりの丘のふもとにたくさんあった。車は入らないところだ。ニワゼキショウは図鑑では群生するとあって、じっさい図鑑の写真(春の野草 山渓フィールドブックス①)は大群生だ。そんなところを一度見てみたいものだ。ニワゼキショウも明治以降に研究用に植物園に持ち込まれたものが広がったらしい。そうしてみると、身近な野草の多くが帰化植物ということか。

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