2012年5月31日木曜日

トキとさだまさしと田んぼ

トキのヒナが巣立った。とてもうれしい。

トキといえばいつもさだまさしの「前夜」という曲を思い出し、口ずさんでしまう。
「トキが7羽に減ってしまったと♪♪‥」

前夜(桃花鳥 ニッポニア・ニッポン)
作詞、作曲/さだまさし  歌/さだまさし

桃花鳥(とき)が七羽に減ってしまったと新聞の片隅に
写りの良くない写真を添えた記事がある
ニッポニア・ニッポンという名の美しい鳥がたぶん
僕等の生きてるうちに この世から姿を消してゆく
わかってるそんな事は たぶん
ちいさな出来事 それより
君にはむしろ明日の僕達の献立の事が気がかり
I’m all right I’m all right
それに僕は君を愛してる それさえ間違わなければ

今若者はみんなアメリカそれも西海岸に
憧れていると雑誌のグラビアが笑う
そういえば友達はみんなアメリカ人になってゆく
いつかこの国は無くなるんじゃないかと問えば君は笑う
馬鹿だねそんな風に 自然に
変わってく姿こそ それこそ
この国なのよさもなきゃ初めからニッポンなんてなかったのよ
I’m all right I’m all right
そうだねいやな事すべて切り捨てて
こんなに便利な世の中になったし

どこかの国で戦さが起きたとTVのNEWSが言う
子供が実写フィルムを見て歓声をあげている
皆他人(ひと)事みたいな顔で人が死ぬ場面を見ている
怖いねと振り返れば番組はもう笑いに変わってた
わかってるそんな事は たぶん
ちいさな出来事 それより
僕等はむしろこの狭い部屋の平和で手一杯だもの
I’m all right I’m all right
そうともそれだけで十分に
僕等は忙し過ぎる

桃花鳥(とき)が七羽に減ってしまったと
新聞の片隅に
LaLaLa・・・・・・Ah・・・・・・Woo・・・

これは著作権侵害になるのかな。見のがしてほしい。
この曲は1982年の作品。
つまりその頃はトキがまだ7羽ぐらいいたのだ。

さだまさしは好きだ。
1980年代まではしょっちゅう聞いていた。
21世紀になる少し前から少し遠ざかってしまったが、最近またよく聞いている(昔の曲を)。
彼のおしゃべりは好きでないので、コンサートなど行ったことがない。
NHKの彼の番組も見たことがない。

彼を好きな一番の理由は、日本語を大切にしているからだ。
彼の歌から日本語を学んだことも多い。
彼の曲には日本語化したカタカナ英語は別としてまったくといっていいほど英語は使われていない。
彼がどこまで意識しているのかは知らないが、かなり徹底している。
そこに彼の独自性があって、とても気に入っている。

と思っていたが、今回久しぶりに「前夜」の歌詞を全文見てみると、I'm all right と繰り返している。
しかも英語表記で。(「ニッポニア・ニッポン」はトキの学名で別問題)
こんな曲はさだまさしの数え切れないほどある曲のなかでも他にないのではないか。

この曲はなかなか意味深だ。
「前夜」というタイトルからしてそうだ。
I'm all right という英語表記もそこから必然的に使われているのではないだろうか。

というのは私の勝手な深読みかもしれないが、これ以上の解説は私の手に余る。

トキが絶滅した最大の理由は農薬によるえさ不足だと思う。
それがわかっているから、今トキの繁殖のために無農薬・減農薬の耕作が求められ、広がっている。
トキのえさの確保には田んぼが欠かせない。
そのために冬季湛水といって、収穫後の冬も田んぼから水を抜かない方法を追求している。
冬季湛水によって田んぼは命あふれる空間になり、トキのえさ場にもなる。

岩澤信夫という人が「不耕起栽培」という画期的な農業をずいぶん前から提唱し活動している。
NHKでも2008年に「知るを楽しむ 人生の歩き方」という番組で特集した。
「冬季湛水」という方法もその一環として紹介されている。
岩澤氏は佐渡の農業も指導しているはずだ。

ここまで書いて、ネットで検索していると岩澤氏が5/4に亡くなったことを知った。合掌。

私は岩澤氏を知る前に福岡正信という人の本を読んで「不耕起栽培」のことを知った。
けっこう神がかり的なもので、ちょっと微妙だったが、岩澤氏はそれを合理的なものに発展させたと思う。
以来「不耕起栽培」がどのように発展するか、佐渡ではどうなるか関心を持っている。

佐渡のトキが無事に育つことを祈っている。


◆奈良飛鳥シリーズ⑧ マンネングサ
マンネングサ 2012.5.12撮影
ただマンネングサではタカサゴユリをユリといっているようなもので、愛好家としては情けない。橘寺の境内に植栽として生えていたので、メキシコマンネングサではないだろうか。はっきりいって自信はない。標本にするために新聞紙にはさんで押してもその中で成長する。その驚異的な生命力から万年草という。*こういうことは当然図鑑の受け売り。以前も以後も同じ。

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