森喜朗は小沢一郎と当選同期らしいが、その小沢を「仲間を無理やり引き連れて、哀れな道をたどっている」と評したらしい。
小沢が哀れな道をたどっているのは確かかもしれない。
しかし私が森らしいなと思ったのは次のような発言だ。
「今の小沢さんの姿を見るにつけ、私は政治の道を極めることができたことを考えると、これでよかった。元気なうちに若い人に道を譲るのが大事だ」
「と述べたといいます」と微妙な表現を赤旗は使っていて、本当にそう言ったのかは疑問の余地があるみたいだが、彼ならそういっても全然違和感がない。
「政治の道を極める」ということが単純に総理大臣になったということを意味しているのかもしれない。
それならそれで森らしいとも思う。
森は「神の国」発言やえひめ丸事件の時ゴルフをやめようとしなかったことが思い起こされる。
また「シンキロー内閣」「サメの脳みそ」「ノミの心臓」「オットセイの下半身」などと揶揄されることの多かった人だ。
森内閣最後のころの支持率は数%という記録的な低さだったはず。
そんな総理大臣であって政治を極めたと思っているのはまことに「サメの脳みそ」の名に恥じないことだ。
その道を本当に極めた人でも自分のことを「まだまだひよっこ」などというのが良識というものだ。
◆2011年夏 北アルプスシリーズ ⑨ 蝶ヶ岳から常念岳
ハクサンフウロ 2011.7.26撮影 |
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