2012年7月12日木曜日

サッカー 攻撃こそ最大の防御

南アフリカでのワールドカップ以来サッカーのファンになった。
男女とも国際試合は見るようにしている。

昨日(男女ともに壮行試合)はうっかりしていて、気がついてテレビをつけたら男子の前半(対オーストラリア)が終わっていた。
それで後半のみ見たのだが私のもっとも嫌うパターンで終わった。

1-0で勝っていて残すところあと1分ぐらい。
アナウンサーも時間をうまく使ってとか、焦らずにといった感じでしっかり守れという趣旨だ。
私は思わすテレビの前で「守りに入るなー!」と叫んでいた。
その直後選手たちは自陣でボールを回そうという動きが始まった。
そしてボールを奪われ1-1に追いつかれ引き分け。
選手たちはまるで負けたようにコートに倒れ、うちひしがれた。
昨年の女子サッカーオリンピックアジア予選での北朝鮮戦と同じ構図だ。

「攻撃こそ最大の防御」というのは使い古された言葉だが、どんなスポーツでもあてはまる格言だと思う。
そもそも圧倒している側が守りに入る理由はないし、まして圧倒されている側が守りに入る理由はさらにない。
見ている方はいっきに興が冷める。
ベストを尽くそうとする相手チームに対しても失礼だ。

今年3月にあった女子サッカーアルガルベカップを見て、赤旗の「読者の広場」に「佐々木監督は退場してほしい」と題して投稿した(2012.3.6)。
いつものように没になったので、ここに再投稿する。

 女子サッカー深夜のアルガルベカップ対米戦を見た。日本が1点リードで残り5分。私はただ日本が時間稼ぎプレイをしないことだけを祈った。そのために追いつかれたとしても、最後まで堂々とたたかってほしかった。
 昨年のオリンピック最終予選の対北朝鮮戦。日本がリードした後の残り10分、佐々木監督が選手に時間稼ぎを指示した。そのあまりに卑怯な作戦に、思わず北朝鮮に声援を送った。守りに入った日本は追いつかれ引き分け。赤旗も「勝利目前、消極プレーでドロー」「とくに残念だったのは時間稼ぎの場面だ」と論評した。
 今回選手は最後まで積極プレーで戦った。しかし、残り1分で選手交代とみせかけそれを取りやめ、ロスタイムが過ぎてまた選手交代。10秒後に試合終了。またもや醜い時間稼ぎだ。前回も今回も選手は立派なのに監督一人がそれを台無しにしている。それさえなければ大きな感動を得ただろうに、監督のせいで後味の悪いいやな気持ちで床につくことになった。
 佐々木監督は昨年のFIFA年間最優秀監督賞を返上し、退場してほしい。

北朝鮮のときはネットでもいろんな人が佐々木監督を批判していた。
アルガルベカップのときは私のような意見はどこにも見ることはできなかった。
しかし今でも気持ちは同じで、佐々木監督ははっきりと自己総括を表明しないかぎり好きになれない。


ヤマジノホトトギス 2010.7.7撮影
◆一昨年湯来冠山という山に登ったとき登山道の林の中で見つけた。今日まで単純にヤマホトトギスと思っていたが、今回調べてみてヤマジノホトトギスだとわかった。

追記(2012.7.22): スポーツは何でもそうだと思うが、攻撃と守備(防御)があって、その守備を否定するものだはない。
相手がボールを支配していて圧倒してくるとき、当然守備の力が試される。
しかし、自チームがボールを持っているときに守りに入るということはあり得ないではないか。
それをあえてするということが卑怯だというのだ。
他にもいくつも卑怯なプレーはあるが、ここでとくに問題にしているのは「時間稼ぎ」だ。

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