2020年12月19日土曜日

アメリカ大統領選 選挙人とは何者ぞ わけのわからない選挙制度

毎日新聞WEBから
ずっと以前からアメリカの大統領選挙のしくみがよくわからない。

長い選挙期間中、日本でもたくさんの報道が毎日のようにされ、選挙のしくみについてもときどきは解説され、ネット上でもWikipediaをはじめ多くの記事が載っている。

間接選挙であり、その州の有権者が投票した投票数が1票でも多い大統領候補者が、その州の決められた数の選挙人を総取り(例外が2州)して、全州で得た選挙人の合計で当選が決まる。

しかし、この程度の説明でははっきりいってさっぱりわからない。

2020年12月15日火曜日

新型コロナ 1日の新規感染者数、人口比では知らぬ間に広島県が最多!

2020.12.14 NHK 「7時のニュース」から
新型コロナの感染が第3のピークを迎えていまだ終息の気配がない。

医療関係者などの専門家や共産党は早い段階から口を酸っぱくしてGoToトラベルを中止しろと言っている。
専門家に限らず、常識人であれば誰だって人の移動が感染拡大に大きく寄与していると思う。
ところが管政権は、GoToトラベルを来年6月まで延長することを決め、そのための予算を予備費から3000億円支出することを閣議決定した。

気が遠くなりそう。

*きのう(12月14日)になって、ようやく見直しを発表したが、来年6月までの延長とそのための予算3000億円は変更していない。

2020年11月29日日曜日

ジョンズ・ホプキンス大学のコロナウイルス調査を別の角度から見てみる

赤旗 2020.11.29付
 一昨日の投稿でジョンズ・ホプキンス大学の調査結果の表にちょっと文句をつけた。

1週間に1度赤旗に載るこの表が今日載ったので、自分でつくり変えることにした。

各国の人口はネットで調べ、表計算で、10万人あたりの数値を求めて、それで改めて順位をつけてみた。

その結果が下の①~③だ。

ジョンズ・ホプキンス大学の表は死者数の多い順に上位18カ国を載せていて、私もその18カ国の範囲内で順位をつけたので、それ以外の国の結果を無視しているため、より広い世界の国々を含めた正確な順位ではないことをお断りしておきたい。

2020年11月27日金曜日

「自助・共助・公助」と言い続ける菅首相の無知蒙昧

自民党総裁選に勝利 2020.9.14
管政権が発足してはや2カ月が経った。

彼の長い官房長官時代(なにしろ歴代最長の安倍政権と同じなのだから)、「その指摘はまったく当たらないのでまったく問題ない」の一言ですべてを乗り切った前代未聞の語るべき言葉を持たない政治家ではあったが、首相になって改めてそのことを見せつけている毎日だ。

管政権は、「令和おじさん」のイメージの延長か、苦労人、パンケーキおじさん? といったマスコミが振りまいたイメージによってか74%という驚くべき支持率でスタートした。

ちなみに、支持率30%を切った安倍政権をそのまま継承した管政権がいきなりの高支持率という危うさを、中島岳志は「私には確信がある。全体主義を支えるのはこの層(安倍不支持から管支持に変わった3000万人:太陽注)である」と週刊金曜日(2020.9.25号)に書いている。

2020年10月22日木曜日

私が高校野球を嫌いなわけ

甲子園の選手入場
高校野球が嫌いだ。
特に甲子園が大嫌いだ。
あの軍事教練を思わせる開会式の入場行進。
さすがに今はやめたようだが、ナチス式の選手宣誓。
まことにおぞましい風景だ。
同時に、あのような行動を強制的に取らされる高校生に心から同情する。

第2次世界大戦後、軍隊の名残は学校の体育の授業、スポーツ界に色濃く残されてきた。

2020年10月4日日曜日

少人数学級を阻んできた自民党安倍政権 今度はちゃんとやれよー

安倍は2月27日、コロナ対策ということで、唐突に全国小中高校に一斉休校を呼びかけた。
実質命令のように受けとめて、全国の学校は3月2日から一部の自治体を除いてほんとうに一斉に休校を始めた。
2月29日が土曜日、3月1日が日曜日であったから、安倍の命令後生徒が登校できたのは実質2月28日の1日のみであった。
卒業、進学、進級を間近にひかえ、子どもたちの動揺はいかばかりであったろう。
現場の教師たちは混乱をきわめただろう。
そして働いている親たちの困惑。

実際に休校が始まってみると、学童保育や保育園はどうする、給食がなくなることの子どもたちや農家への影響、コロナ対策の最前線に当たる看護師までもが休職して子どもの面倒を見るなどたくさんの悪影響が可視化されてきた。

とりわけ、きちんと学級を閉じたり、卒業式を行ったりできなかった子どもたちの悲しみはどんなに深かっただろう。

2020年9月29日火曜日

2つのビックリ 白井聡とユーミン 結末はどうなった?

ユーミン
前回、といっても1カ月も前だが、安倍首相の辞任表明に関して投稿した。

その投稿の最後で、「論座」に掲載されている白井聡の記事をぜひ読んでほしいと書いたのだが、その後、白井聡がユーミン(松任谷由実)批判で世間から大バッシングを受けていることを知った。

元はデイリー新潮の記事だが、Yahoo!ニュースに転載(?)されているものを読んで、ほんとうに驚いた。

その記事(デイリー新潮)には次のようにある。

2020年9月1日火曜日

安倍首相 連続在職日数歴代最長を達成した後辞任表明 その真意は

YAHOO!ニュースから
安倍首相が8月24日に連続在職日数歴代最長記録を達成した。
今さらながら、この日本の民度はどうなってるんだろうかと思う。

この日のNHK7時のニュースはアベノミクス、オリンピック招致で安倍を礼讃(しているような構成)。
やっぱりNHKの報道番組はアベチャンネルのままだ。

多くの知識人が安倍は戦後最悪の首相であり、その害悪ははかりしれないといっている。
私もそう思っているし、ブログでも安倍の悪口をいっぱい書いてきた。
その安倍政権が連続での歴代最長記録達成?!
*第1次政権と合わせての通算在任期間は憲政史上最長になっている。

2020年6月26日金曜日

「女帝 小池百合子」著者 石井妙子に聞く(赤旗)

前々回、「都知事選 小池百合子の正体」で赤旗のコラムを転載して石井妙子著の「女帝 小池百合子」を紹介したのだが、今日の赤旗にはその石井妙子へのインタビューまとめ記事が載った。
私はまだこの本を読んではいないが、赤旗のコラムや今回の記事でわかる「小池百合子の正体」は、今までの私自身が描いていたイメージとぴったり重なるから読むまでもないかなと思ったりもする。

問題は、この本を読んでいない、その存在すら知らない多くの都民だ。
赤旗読者は少数だろうし、「週刊金曜日」6.19号に掲載された「『女帝 小池百合子』が提示する学歴詐称の決定的な証拠」などもほとんど読まれていないだろうし、「東京都民はスキャンダルと虚飾にまみれた“女帝”をまた圧勝させるのだろうか」(前述の「週刊金曜日」記事の末文)。

2020年6月21日日曜日

山本太郎 都知事選立候補 ええかげんにせーよ

2020.6.15 山本太郎立候補会見
山本太郎が都知事選に立候補を表明した(6/15)。
少し前から立候補はフィフティとかいっていて、頼むから立候補しないでくれと祈っていたところだった。

いったい何を考えているのだろう。
宇都宮健児がようやく野党統一候補のような形になり、ひょっとしたらという一縷の望みが出てきたところだったのに、これで何もかもぶち壊しだ。
小池百合子はさぞほくそ笑んでいるだろう。

いくらよその自治体選挙とはいえ、日本の首都の知事選だ。
あの小池百合子が再選してさらに4年間あのしれっとしたパフォーマンスを見せられ続けるのかと思うとうんざりだ。

2020年6月14日日曜日

都知事選 小池百合子の正体

18日告示の東京都知事選が近づいてきて、このタイミング(コロナとの関連)で小池百合子が再選めざして立候補を表明した。

小池百合子とはいったい何者ぞ。
今日の赤旗一面コラムは、限られたそのスペースの中でみごとに小池百合子の正体を暴いている。
赤旗 2020.6.14付 レイアウトは編集
最近の東京都知事といえば、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子とろくでもないやつが都民の圧倒的支持を得て当選してきている。
今回もまたこれだけの正体が暴露されていながら、圧倒的多数の都民が小池百合子に投票するんだろうな。

2020年5月30日土曜日

「蜜蜂と遠雷」恩田陸 映画のはるか上を行く音楽小説

幻冬舎
4月中旬に区の図書館から予約の本が用意できたとメールが来る。
いくつも予約しているので、何の本かは見当もつかない。
リンクを開けばわかるのだが、それも面倒で、取りに行けばわかることだし、今読んでいる本を読み終えて返却するときに借りようと思い、1週間後に図書館へ行く。

それで図書館へ行ったところ、コロナ禍で長期閉館。
それまでは受付窓口だけ開いていて、予約した本は借り出せていたのだが。

けっきょく1カ月ほど待って、ようやくまた受付のみ開館されたので取りに行ってみると、それは恩田陸の「蜜蜂と遠雷」だった。

確か1年以上前に予約し、100人以上の待ち人数があってようやく今届いたんだとわかる。

2020年5月22日金曜日

黒川東京高検検事長、賭け麻雀で辞任 「鯛は頭から腐る」

赤旗 2020.5.22付 レイアウトと赤線は編集

黒川弘務東京高検検事長
人の一生の中でも一度あるかないかのパンデミックで世界中が苦しんでいるさなか、安倍政権は自己保身のために検察庁法改定案を今国会で採決可決しようとしていた。

安倍は国会などで「本法案により恣意的な人事が行われることは全くない」などと繰り返し言った。
そもそも事の発端である1月31日の閣議決定によって、黒川氏を恣意的な法の解釈変更により定年延長させておいて、どの口がそのようなことを言うか。

2020年5月12日火曜日

ドイツ降伏75年式典 大統領演説から見える彼我のちがい

現シュタインマイヤー大統領 ドイツ総領事館HPから













ドイツの戦争責任の取り方は徹底している。
日本とは対極であり、ことあるごとに比較される。

1985年にドイツ連邦議会でヴァイツゼッカー大統領が演説した「荒れ野の40年」の中の

過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる
赤旗 2018.9.24付

という一節はあまりに有名だ。

2020年5月10日日曜日

日本国憲法の誕生 ㉑あの鈴木安蔵が憲法改正草案要綱を批判

朝日新聞 1946.3.7付
⑧民政局はなぜ短期間で草案をつくることができたのか<2> 憲法研究会」と「⑨民政局はなぜ短期間で草案をつくることができたのか<3> 鈴木安蔵と植木枝盛」からわかるように、在野の憲法研究会が作成した「憲法草案要綱」が、3月7日に新聞発表された政府の「憲法改正草案要綱」にもっとも親和性がある。

しかし、その憲法研究会の中心メンバーであった鈴木安蔵は発表された政府の「憲法改正草案要綱」にかなり批判的であった。

新聞発表2日後の9日には「読売報知新聞」に3回にわたって長文の批判的見解を発表している。
この読売報知新聞の記事をなんとしても読みたかったのだが、私の調査能力の及ぶところではなかった。

2020年5月6日水曜日

日本国憲法の誕生 ⑳憲法改正草案要綱 ついに国民の前に現る

入江俊郎
翌日(3月6日)のマスコミ発表のために、憲法改正草案の要綱を徹夜で作ったのは入江俊郎法制局次長たち。
入江俊郎といえば、後年最高裁裁判官としてあの有名な砂川裁判の最高裁判決を書いた人だ。
ちょっと幻滅。

その要綱だが、鈴木昭典の「日本国憲法を生んだ密室の九日間」には、「いちおう条文の形になっている草案から要綱にする作業が残っていた」とあるから、要綱という言葉からしても、私はてっきり草案(全文)を要約したようなものだと思い込んでいた。

ところが今回その要綱全文を国立国会図書館HPで調べてみて、それは要約ではなく、文体がやや簡素化されているだけで、ほぼ草案そのものだということを知った。
Windowsアクセサリーソフトのメモ帳で比較したら、要綱は182行、4月17日に正式に発表される口語訳草稿は194行で12行少ないだけだ。

2020年5月3日日曜日

日本国憲法の誕生 ⑲3月4日から憲法改正草案要綱発表までのすさまじい3日間

All About から
1946年3月4日午前10時に始まり、翌5日の午後4時頃終わった30時間の「日米案翻訳戦争」について前回書いた(1年以上も前だが)。

佐藤達夫がGHQ民政局で悪戦苦闘している3月5日、日本政府は朝から閣議が開かれ、そこに民政局で確定した憲法条項草案が次々と送られてくる。
その草案を閣議で審議するのだが、いろいろ問題や不満があってもそれをすぐにGHQ側に差し戻す力は日本政府にはなかった。
おまけに、GHQはこの日のうちに草案を発表したいといってくる。
いくら何でもそれは無理なので、なんとか明日に延ばせないかと申し入れ、6日発表が決定する。

2020年4月6日月曜日

クローズアップ現代+「家族や知人が支えてくれた震災9年 ~たび重なる逆境の中で~」から

東日本大震災9年目の特集番組から2つの番組に触れるということで、前回の投稿では
で、素敵な女の子を紹介した。

続編の今回は、3月10日に放映されたNHKクローズアップ現代+の「家族や知人が支えてくれた震災9年 ~たび重なる逆境の中で~」だ。


番組の内容は上記番組名のリンク先にくわしく書かれている。
それと重複してしまうが、ここでは私なりにまとめてみる。

2020年4月2日木曜日

NHK「未来へ しあわせ運べるように ~福島子ども合唱団の7年~」から

NHK「未来へ しあわせ運べるように ~福島子ども合唱団の7年~」
3月11日前後、東日本大震災から9年ということで、NHKではすべてのチャンネルでたくさんの特集番組を放映した。
私もけっこう見てしまった。

今なお4万を超える避難者、いまだに遺体を探し続ける遺族、経済的打撃から立ち上がろうともがく人たち、帰還困難区域解除の実態、全国からの応援やメッセージ、「復興五輪」のまやかし等々、それぞれ胸を打ち考えさせられるものであった。

が、ここでは、番組が伝えようとした本筋から離れてしまうのだが、2つの番組で、特に印象に残った場面に触れる。

2020年3月21日土曜日

「本当に胸が痛みます」っておまえが言うか?

4日前、久しぶりにブログを更新した(検察官の定年延長 「国滅亡の兆し」)。
そのなかで「一官僚の命まで犠牲にして」と触れたが、その2日後の18日、自死した一官僚(公務員?)である赤木俊夫さんの妻が国と佐川宣寿・元財務省理財局長を相手に提訴した。
赤旗 2020.3.19付
衝撃的だったことは、提訴にあたって妻が公開した赤木俊夫さんが残した手記と遺書だ。
なぜ今まで公表しなかったのかはよくわからないが、このことによりいったんは逃げ切ったかに思われた安倍が再び窮地におちいった。

2020年3月16日月曜日

検察官の定年延長 「国滅亡の兆し」

2020.2.23「サンデーモーニング」から
2月13日、衆院本会議で安倍の驚くべき答弁があった。

「検査官の勤務延長については、国家公務員法の規定が適用されると解釈することとした

法の解釈も自分で勝手に変えられるという独裁(「私が法だ」)そのものが堂々と国会のなかに現出した。
もちろん安倍は閣議を経てといっているのだが、それはいつもの茶番・でっち上げ閣議。

森友・加計問題をウソ・ごまかし、公文書改ざん・隠蔽などあらゆる手を使い、一官僚の命まで犠牲にして崖っぷちでなんとかこらえた安倍は、「桜を見る会」によって再び政治生命を絶たれようとしていた。

2020年1月12日日曜日

自民党・村上誠一郎「安倍政権は後世から史上最低の政権との烙印を押される」

「桜を見る会」の野党合同ヒアリングをほぼ毎回YouTubeで視聴している。
1月9日時点ですでに21回。
だいたい1時間前後で、ときには2時間近くになるときも。

立憲民主党の原口(国民民主党でした:訂正)、黒岩といった政治家を見直す一方、安倍への忖度からか、はたまた上司の命令か、知力を尽くして安倍を守るために滑稽な答弁を繰り返す課長クラスの官僚たちを複雑な思いで見ている。

常人であれば、誰だってここまで政治・行政・税金を私物化した安倍という男を許せないだろう。

ちまたでは、偽造ねつ造安倍晋三と言ってるそうな。