ユーミン |
その投稿の最後で、「論座」に掲載されている白井聡の記事をぜひ読んでほしいと書いたのだが、その後、白井聡がユーミン(松任谷由実)批判で世間から大バッシングを受けていることを知った。
元はデイリー新潮の記事だが、Yahoo!ニュースに転載(?)されているものを読んで、ほんとうに驚いた。
《安倍夫妻と親交が深いシンガー・ソングライター、松任谷由実(66)はニッポン放送「松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD」で、「テレビでちょうど(会見を)見ていて泣いちゃった。切なくて」と思いを吐露。安倍氏とは「私の中ではプライベートでは同じ価値観を共有できる、同い年だし、ロマンの在り方が同じ」と明かし、「辞任されたから言えるけど、ご夫妻は仲良しです。もっと自由にご飯に行ったりできるかな」などとねぎらった》
このところでまず第1のビックリ。
ユーミンは大好きとは言えないかもしれないが、好きな方だし、その才能には無条件で敬服している。
日本の女性シンガーソングライターとしては、私の中ではベスト3に入る。
妻が昔からの大ファンで、ファンクラブにも入っているし、CDは45枚(すべてのアルバム?)もっているし、コンサートが広島に来るようであれば必ず行く。
したがって私も彼女の曲はたくさん聴いてきたし、今でもときおり聴く。
五島列島に行った時には、わざわざユーミンの歌碑を見に奈留島高校まで行ったりもした。
そのユーミンが、安倍の辞任表明を見て切なくて泣き、「私の中ではプライベートでは同じ価値観を共有できる、同い年だし、ロマンの在り方が同じ」と表明した!
あのユーミンが安倍の同類とは?!
私もビックリし、幻滅もしたが、妻の方は驚天動地だ。
ファンクラブやめようかなとつぶやいていた。
第2のビックリは、デイリー新潮の記事が続けて白井聡のフェイスブックから次のような彼の書き込みを紹介していることだ。
《荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために。》
あの白井聡がユーミンに「早く死んだ方がいい」と!
いくら何でもこれはひどい。
いくら何でもこれはひどい。
私もユーミンに失望したが、だからといって「早く死んだ方がいい」などとは思いもしなし、まして文章にするなんて考えられない。
Yahoo!ニュースの方では1033件のコメントが載っていて、ざっと少しだけ目を通すと、もちろんほぼすべてが白井聡へのバッシングだ。
バッシングの中身については私も多々異論はあるが、この白井の発言に対してはまあ当然だろうなと思う。
いったいどうしてしまったんだろう。
ふつうの常識人でさえ口にしないような言葉を、白井のように知性のかたまりのような新進気鋭の学者が公的な場で口にするなんて。
そうすると、その大炎上を見てか、白井はフェースブックで次のように弁解した(同記事から)。
《松任谷由実氏についての私の発言が、物議をかもしているということですが、削除いたしました。私は、ユーミン、特に荒井由実時代の音楽はかなり好きです(あるいは、でした)。それだけに、要するにがっかりしたのですよ。偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。そういうわけで、つい乱暴なことを口走ってしまいました。反省いたします》
問題記事を削除し、発言を反省していることは当然なのだが、それが言い訳めいているのがよくない。
そうすると、その大炎上を見てか、白井はフェースブックで次のように弁解した(同記事から)。
《松任谷由実氏についての私の発言が、物議をかもしているということですが、削除いたしました。私は、ユーミン、特に荒井由実時代の音楽はかなり好きです(あるいは、でした)。それだけに、要するにがっかりしたのですよ。偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。そういうわけで、つい乱暴なことを口走ってしまいました。反省いたします》
問題記事を削除し、発言を反省していることは当然なのだが、それが言い訳めいているのがよくない。
案の定、この白井の釈明にも大きなブーイングが起こる。
彼は二重に大きなミスを犯してしまったことになる。
そこで彼はツイッターの方で次のように反省とおわびをつぶやいた(同記事から)。
9月4日現在、白井氏のツイッターの先頭に、以下の2つのツイートが表示されている。 《先日の私のフェイスブック上での発言につきまして、多くのご批判をいただきました。人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。深く反省をしております》 《松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします》
このツイートでは言い訳は書いていない。
9月4日現在、白井氏のツイッターの先頭に、以下の2つのツイートが表示されている。 《先日の私のフェイスブック上での発言につきまして、多くのご批判をいただきました。人の生命を軽んじる発言、暴力的な発言であるとのご指摘を受け、自身の発言の不適切さに思い至りました。深く反省をしております》 《松任谷由実氏に、心からお詫びを申し上げます。また、不快な思いをされた多くの皆さまにもお詫びいたします》
このツイートでは言い訳は書いていない。
また、彼の勤務先である京都精華大学からは、
「今回の発言は、人間の命を軽んじた内容であり、人間尊重の立場をとるべき本学教職員として不適切な行為であったため、厳重な注意を行いました」
という文書による処分(?)を受けている(同記事から)。
冒頭からずっと引用しているデイリー新潮の記事の見出しは<「ユーミン批判」の白井聡氏、朝日新聞の言論サイトでは安倍首相に“罵詈雑言”>というもので、「論座」に連載している白井の記事に対して「安倍首相に“罵詈雑言”」といっている。
この連載は「安倍政権を総括する」という主題で、
と続いて、【3】のさいごに「つづく」とある。
A4袋とじ、10ポイントで編集してみると10枚を超える量になっている。
どの回も白井ならではの視点と言い回しで安倍政権とマスメディアをぶった切っていてとてもおもしろい(痛快と言ってもいい)。
【4】を期待してずっと待っているのだが、今日現在それは掲載されていないようだ。
彼自身が社会的制裁を受けるのは致し方ないと思うのだが、この件で彼が社会的に抹殺されるようなことには賛成しない。
1日も早く復帰してさらなる活躍を願っている。
五島列島シリーズ㉞ ◆ ハマボウフウ(セリ科ハマボウフウ属)◆
小値賀島から五島列島最北端の島、宇久島へやってきた。島の東側にある海岸。きれいな砂浜の海水浴場だが、人っ子一人いない。午前7時半だから無理もない。ハマボウフウは食用や薬用に利用され、乱獲によって自生地がいちじるしく減少しているとのこと。この海岸にはたくさん群生していた。
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