赤旗 2020.5.22付 レイアウトと赤線は編集 |
黒川弘務東京高検検事長 |
安倍は国会などで「本法案により恣意的な人事が行われることは全くない」などと繰り返し言った。
空前の短期間での1000万を超えるツイッターの抗議などで、法案は今国会での採決はなくなったが、1月31日の違法、違憲の閣議決定はまだ生きているし、法案も継続審議で死んではいない。
その閣議決定は安倍自身の保身からではないかとの指摘から逃れるために、今度は黒川の定年延長は法務省からの要請だったと言い始めている。
それを受けて森法相も自分が閣議で要請したといわざるを得なくなった。
中野晃一いわく、
日銀、NHK、内閣法制局、国税庁、法務省・検察庁と安倍の政治任用で権威も信憑性もズタボロになったね。
中野晃一が言っていることは次のようなことだろう。
日銀 アベノミクスの柱である株価維持のため、自分の意のままになる黒田東彦を総裁にし、黒田は「異次元の金融緩和」とやらで、財政規律をグチャグチャにしている(現在進行形)。
NHK 安倍の意のままになる籾井勝人を会長に据え(現在は退任)、NHKを「安倍チャンネル」といわれるまでに堕落させた(今も堕落したまま)。
内閣法制局 集団的自衛権は憲法違反との解釈を堅持してきた内閣法制局の長官を、安倍の意に沿う小松一郎にすげ替え、日本を戦争のできる国に変えた。
国税局 森友問題で安倍を守るため公文書の改ざんを指示し、国会で虚偽答弁を繰り返し、近財局職員を死にまで追いやった佐川宣寿は国税局長官へと栄転。
法務省・検察庁 知っての通り。
首相みずからのあまたの疑惑や失政をとりつくろうため、周りもまた人として壊れ、傷ついていく。
そういう意味では黒川も森まさこも安倍の被害者といっていいかもしれない。
安倍に対して、国会で「鯛は頭から腐る」と言い放ったのは辻元清美(2020.2.12 衆院予算委)。
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