2020年6月14日日曜日

都知事選 小池百合子の正体

18日告示の東京都知事選が近づいてきて、このタイミング(コロナとの関連)で小池百合子が再選めざして立候補を表明した。

小池百合子とはいったい何者ぞ。
今日の赤旗一面コラムは、限られたそのスペースの中でみごとに小池百合子の正体を暴いている。
赤旗 2020.6.14付 レイアウトは編集
最近の東京都知事といえば、石原慎太郎、猪瀬直樹、舛添要一、小池百合子とろくでもないやつが都民の圧倒的支持を得て当選してきている。
今回もまたこれだけの正体が暴露されていながら、圧倒的多数の都民が小池百合子に投票するんだろうな。
上記赤旗コラムにある「女帝 小池百合子」は読んでいないからわからないのだが、コラムでは触れられていない小池のもうひとつのおぞましい面に触れておきたい。

――ここから転載(赤旗 2020.6.12付から レイアウトは編集した)

関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典
ノンフィクション作家 加藤直樹さん

1923年9月1日の関東大震災直後、「朝鮮人が暴動を起こしている」「井戸に毒を入れた」などの流言・デマが広がり、軍や警察、自警団などによる朝鮮人虐殺が起こりました。
その犠牲者を悼み、東京都墨田区の都立横網町公園で毎年開かれてきた追悼式典に“異変”が起きています。
ノンフィクション作家の加藤直樹さんに聞きました。(竹腰将弘)

――追悼式典は長い歴史をもっています。

現在の都立横網町公園の一帯は関東大震災当時、陸軍被服廠跡の広大な更地でした。
震災当日には避難民4万人がどっと押し寄せましたが、予想もできなかった「火炎旋風」という火の竜巻現象が起こり、一瞬のうちに3万8000人が亡くなりました。

大震災の死者が10万5000人、東京府の死者が7万人ですから、たいへんな犠牲者の数です。
東京市(当時)は30年に横網町公園を開設しますが、当初から「慰霊の公園」と位置づけ、関東大震災犠牲者の「慰霊堂」が置かれ、毎年9月1日に法要が行われています。

その横網町公園に「朝鮮人犠牲者追悼碑」が建立されたのは1973年9月です。
日朝協会が呼びかけ、実行委員会がつくられましたが、そこには宗教者や文化人のほか、東京都議会の自民党から共産党まですべての会派の幹事長も名を連ね、約600人の個人と250の団体が協力しました。

これほど幅広い多くの人が協力したのは、まだ関東大震災から50年で、流言や虐殺を間近に経験した人が数多く残っており、朝鮮人への無理解と民族的な差別意識から起きた虐殺を記憶にとどめ、その戒めを後世に残したいという共通の思いがあったからだと思います。

そして翌74年から毎年9月1日には、追悼碑の前で追悼式典が行われています。
美濃部亮吉知事からはじまり、石原慎太郎氏を含め歴代の都知事がこれに追悼文を寄せてきました。

死者を差別・冒涜する“異変”
小池都政の不当な対応正したい

――ところが、小池百合子知事は追悼文送付をとりやめましたね。

小池百合子知事は、40年以上にわたった営みを断ち切りました。
2017年から式典への追悼文送付をとりやめたのです。

小池氏は、「慰霊堂」での法要で「関東大震災で犠牲となられたすべての方々への追悼の意」を表しているから、朝鮮人犠牲者の追悼式典にことさら追悼文を送る必要はないと説明しました。

しかし、災害による死と差別による殺人の死では意味が違います。
知事の行動には批判が殺到しました。

さらにこの年、もう一つ重要な動きがありました。
排外主義右翼団体「そよ風」が、追悼式典と同日同時刻にぶつける形で、横網町公園内で集会を開くようになったのです。

2009年に結成された「そよ風」は、「朝鮮人を殺せ」と叫ぶヘイト(差別扇動)デモで知られる「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と強い協力関係にある団体です。

実は、小池氏は2010年に「そよ風」と在特会が共催した集会で講演しています。
その縁からか、「そよ風」は16年7月の都知事選で小池氏を支持しました。

彼らはこれまで流言とされてきた「朝鮮人暴動」は事実であり、日本人の自警団などがこれに反撃したというのが真相であり、これを「虐殺」と呼ぶのは事実に反するという荒唐無稽な「朝鮮人虐殺否定論」を主張しています。

集会では、「不逞(勝手きままにふるまう)朝鮮人」といったヘイトスピーチが繰り返され、「朝鮮人が震災に乗じて略奪、暴行、強姦などを頻発させ、軍隊の武器庫を襲撃したりして日本人が虐殺されたのが真相」「(朝鮮人民族活動家らによる)放火などの卑劣な犯罪によって10万人以上の尊い人命が失われた」などとむちゃくちゃな演説をしています。

しかも、拡声器を自分たちの集会ではなく朝鮮人犠牲者追悼式典の方に向け、この演説を大音量で響かせました。
都の職員の注意を受けても、またすぐに拡声器を式典に向けました。

――都は今年の式典の会場占有(使用)許可にあたって「誓約書」の提出を求めました。

都は、式典実行委員会が昨年9月に提出した占有許可申請を受理せず、使用許可にあたっていくつかの条件を守るという「誓約書」を書くよう求めています。
条件を守らない場合は式典が不許可になっても「異存ありません」という内容です。

これは厳粛に追悼式典を行っている式典実行委員会と、「慰霊の日」に死者を冒とくするヘイトスピーチを行いトラブルを起こしている団体とを同列に置く不当で、不公平な対応です。
そのうえ、今後何かトラブルが起きれば、東京都はいつでも抱き合わせで両集会の許可を取り消すことができるようになるという意味で、極めて危険です。

虐殺された朝鮮人を追悼し、「差別による殺人を二度と繰り返させない」という誓いの場となってきた式典が、存続にかかわる危険にさらされています。

――式典実行委貴会や幅広い有識者から都に是正を求める声明が出されました。

式典実行委員会は5月18日に声明を発表しましたが、思いがけないほどの大きな反応が広がりました。
ツイッター上では投稿が相つぎ、「小池百合子さん、差別をやめて関東大震災で虐殺された朝鮮人の追悼式典に横網町公園を使わせてください」というネット署名にも3万を超える人が賛同しました。

関東大震災時の死者を冒とくし民族差別を扇動する「そよ風」の集会にたいして東京都人権尊重条例の精神に基づいて対処するよう求めた有識者の声明(11日)も120人近くと、予想をこえる大きな広がりです。

朝鮮人虐殺の歴史を忘れてはならない、繰り返してはならないと追悼碑を建立した人たちの思いが、いまにつながっているのです。

民族差別を放っておけばどんなひどいことが起きるか、東京はすでに経験しています。
私たちはコロナ禍のなかでさまざまな差別と排除が起こることも目の当たりにしました。
だからこそ、朝鮮人犠牲者追悼式典を守る広範な取り組みを広げていきたいと思います。

転載ここまで――

あの石原慎太郎でさえできなかったことを小池百合子は当然のように平気でやってのけた。
靖国派の「女帝」といってもいいのかもしれない。

さて、都知事選だが、宇都宮健児がまた立候補する。

宇都宮は2012年の都知事選で猪瀬直樹の対抗馬として立候補したが、どういうわけかあのしょうもない猪瀬直樹が史上最多得票(宇都宮の4倍以上)を得て惨敗。

続けて出馬した前々回の選挙では、何を思ったか途中で細川護熙という過去の遺物が割って入ってきて、当選はおぼつかなかった(細川を超える票は獲得したが)。

前回も立候補したのだが、これまた増田寛也とか鳥越俊太郎などがジャマをして出馬を撤回。

今回は4度目の正直になる。
いいかげん目を覚ませよな東京都民、といいたい。

宇都宮健児を応援する記事ならいくらでも書けそうだが、今回は次の1つだけにしておく。
赤旗 2020.6.13付

 五島列島シリーズ㉚  ◆ ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)◆

ユキノシタ 2018.5.9撮影 中通島津和崎郷
中通島の北の半島をさらに先に進めば、仲知教会というステンドグラスのきれいな教会があって、その敷地内に咲いていたユキノシタ。もともと山地の湿った場所に自生する野草だが、観賞用に庭に植えてあるのを私の近所でもよく見る。

0 件のコメント:

コメントを投稿