2020年10月22日木曜日

私が高校野球を嫌いなわけ

甲子園の選手入場
高校野球が嫌いだ。
特に甲子園が大嫌いだ。
あの軍事教練を思わせる開会式の入場行進。
さすがに今はやめたようだが、ナチス式の選手宣誓。
まことにおぞましい風景だ。
同時に、あのような行動を強制的に取らされる高校生に心から同情する。

第2次世界大戦後、軍隊の名残は学校の体育の授業、スポーツ界に色濃く残されてきた。

1964年 東京オリンピック閉会式
1964年の東京オリンピックでは、開会式の選手入場は整然とした分列行進だったが、閉会式の入場では選手たちはみんな楽しそうにリラックスした姿で入場した。

その背景にはいろいろハプニングや偶然があったようであるが(くわしくは例えばここ)、それ以後のオリンピックの閉会式ではこの東京オリンピックの形態がスタンダードになった。

また、開会式の選手入場もいつからかかなり自由なものになっている。

20年ぐらい前からだろうか、小中学校の運動会の入場行進がしだいに見られなくなった。
入場行進を整然と行うための膨大な練習時間がなくなっただけでも子どもたちにとっては幸せなことだ。
教師だってあんなつまらないことに労力を割くことから解放され、喜んでいることだろう。

いまだに運動会での入場行進をやめられない学校は、伝統の足枷を解く勇気を持たない怠惰な学校か、体育教師の力の強い学校だろう。

まあとにかく、自衛隊や消防、警察はともかくとして、戦中・戦前の忌まわしい軍国主義の亡霊に最後まで取り憑かれているのが高校野球だ。

他にも坊主頭の強制、体罰に満ち満ちた指導、先輩後輩の序列、無謀な長時間練習などなど嫌いな理由はいくつもあるのだが、甲子園の入場行進がそのすべてを象徴していると思う。

最近「生活と健康を守る会(生健会)」の新聞に次のような記事が載った。

生健会新聞 2020.10.11付














「生活と健康を守る会(生健会)」というのは、健康に生きていくための最後の砦である生活保護受給を支援し、その後の生活もサポートしていく全国組織で、津々浦々といえば大げさだが、その支部が全国各地にある。

私も会員になってその活動を会費という形で応援しているため、週刊の新聞が届く。
その新聞に載っていた上記の記事が我が意を得たりということで今回の投稿になった。

ついでにもう少しくわしく高校野球の問題点を指摘している赤旗の記事をどうぞ。

赤旗 2020.1.5 レイアウトは編集した









































 五島列島シリーズ㊱ 
 ◆ ミヤコグサ(マメ科ミヤコグサ属)◆

ミヤコグサ 2018.5.12 宇久島 大浜海水浴場
前回のコマツヨイグサと同じ場所。五島列島のミヤコグサは以前にも載せたが、ここまでの群落は見たことがない。花の色が黄色から朱色に変わるものをニシキミヤコグサというらしいが、これがそうなのかもしれない。

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