2012年8月31日金曜日

御嶽山 山行記 ③

初日 8/22(水) その3


時期外れとはいえ、王滝口登山路はかなりの人出だし、剣が峰から北東方面も御嶽ロープウェイを目指してたくさんの人が向かう。
それに対して、お鉢(一の池)を時計回りに回ろうとする人は極端に少ない。
御嶽山山頂域 丸数字は池のナンバー
山頂で30分過ごした後、13:15に出発。
ほとんど人のいない中、のんびり歩を進める。

剣が峰南方の爆裂口 2012.8.22撮影
お鉢の外側に1979年の噴火の爆裂口跡がはっきりわかる。
左に見える建物は王滝頂上山荘。

オンタデ(雌株) 2012.8.22撮影
例のオンタデだが、オンタデは雌雄異株で、雌株は実が赤くなる。
つまり、白い花の段階では雌雄がはっきりしないが、実ができて赤くなればそれは雌株だということになる。
なにしろオンタデは御嶽山を代表する植物だけあって、もっともたくさん見られるし、また美しい。

継母岳 2012.8.22撮影
山頂域にある主なピークは、剣が峰、摩利支天山、継母岳、継子岳だが、その継母岳がこのお鉢の真東にある。
ところがこの継母岳(2867m)のみ地図上に登山道がない(危険なのだろう)。
ここが分岐点になるのだろうが、けっきょく継母岳は未踏に終わった。

一の池と三十六童子 2012.8.22撮影
このコースは「三十六童子おはち巡り」といわれ、写真のような石碑が二ノ池までに36ある。
信者はこのひとつひとつを拝みながら歩くのだろう。

二ノ池 2012.8.22撮影
二ノ池とその小屋(本館と新館)が見えてきた。

二ノ池と二ノ池本館
二ノ池新館へ行く前に池のほとりまで下りることにした。

イワギキョウ 2012.8.22撮影
水辺の植物はだいたい大きくなる。
このイワギキョウも立派な姿をしている。
下生えは花期を終えたツルコケモモではないだろうか。

靴と靴下を脱ぎ、池の中に入って顔を洗う。

オンタデと二ノ池本館 2012.8.22撮影
オンタデの雌株と雄株のコントラストが美しい。

ミヤマダイコンソウ 2012.8.22撮影
だいたいこの時期は高山植物の盛りを過ぎている。
ミヤマダイコンソウも水辺だからこそまだ花を咲かしているのではないだろうか。

いったん本館まで行き、そこから新館へ向かう。

二ノ池新館 2012.8.22撮影
14:50 今日の宿泊地に到着だ。
右に見えるのは摩利支天山。
地面をはっているホースは、二ノ池から水を引いているものと思われる。
ありがたいことに、この小屋では風呂に入れるのだ。

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