2012年8月2日木曜日

続々・やはり女子サッカー佐々木監督は退場せよ

バドミントンで中国、韓国、インドネシアのペア8選手が決勝トーナメントの組み合わせを考えてわざと負けるという無気力試合をし、失格となった。
世界バドミントン連盟が「試合に勝つために最大の努力をしなければならない」「競技を冒涜する行動をしてはならない」という連盟規則に抵触すると判断したのだ。
当人やその国にとっては衝撃的なことだろうが、私は連盟に拍手したい。

ではサッカーの連盟規則はどうなっているのだろう。
ここでそれを調べる気力が私にはないが、日本女子サッカーは失格となってもおかしくないと思っている。

サッカージャーナリストの大住良之氏は日本経済新聞で次のように述べている(抜粋)。

前年の女子ワールドカップを制した世界チャンピオンであり、カーディフには何千人もの日本人ファンがつめかけていた。日本でも眠い目をこすりながら数多くの少年少女が期待に胸をときめかせて見守っていたに違いない。そして、佐々木則夫監督の会見はすべて英語に訳され、世界に伝えられる。「2連敗のあと、世界チャンピオンに引き分けることができて、私は選手を誇りに思う」とコメントした対戦相手、南アフリカのムクホンザ監督や選手たちは、佐々木監督のコメントを聞いてどう感じただろうか。何より、なでしこジャパンと同義語ともいえた「フェアプレー」の精神はどこへ消え去ってしまったのか。そしてまた、相手チームに対する「リスペクト」は…。

今日の赤旗は、スポーツ面のコラムで今回のバドミントンとサッカーの件に触れ、後半で次のように書いている。

 互いに全力で競い合うことで、成長し、友情をはぐくむことができるのがスポーツの良さです。試合間隔の短さや、対戦方式などの大会運営の問題もありますが、それを理由に手を抜くことは対戦相手に対して失礼であり、両者の間にはわだかまりしか残りません。さらに、その試合を楽しみにしていたファンを裏切るものです。たとえ好結果を残したとしても、そうした行為は勝利の価値を損ねてしまいます。
 国際オリンピック委員会のロゲ会長は「名誉は勝つことではなく、どう戦ったかで得られるものだ。若い世代にインスピレーションを与えてもらいたい」と開会式で呼びかけました。
 すべての競技者が、オリンピアンの誇りと役割を胸に最後まで奮闘してもらいたい。

佐々木監督を支持する圧倒的世論に対抗するため3回もこのテーマを続けた。
最後に今年4/28にNHK・BS1で放送された「日本女子サッカーの30年」という番組の中での川淵三郎元日本サッカー協会会長の発言を紹介する。

川淵はJリーグチェアマンだった時代に女子サッカーを次のように見ていた。
まどろっこしくスピード感がなく、グランドも広すぎ、時間も30分ハーフぐらいでいい、日本では人気が出ないだろう。
そして私(川淵)としては興味関心もなかったと告白する。

しかし、2002年の釜山で行われたアジア競技会に日本サッカー協会長として参加していた川淵は、そこでたまたま日本女子サッカーの試合を目にする。
そこで川淵は心を奪われる。

前に見たのとは別次元で一生懸命最後まであきらめずにやっている。誰が見たってそう思う。最後まであきらめない、審判に文句を言わない、フェアプレー、転んでもすぐに立ち上がる、男子のチームにほとんどないのばっかりだ。彼女たちのひたむきさに僕自身が打たれた。

そこから川淵は本気で女子サッカーの発展を考えるようになり、協会としての支援を始めたのだ。
女子サッカーが大きく飛躍した理由のひとつがここにある。

やはり佐々木監督は退場だ。
そして日本女子サッカーは本来の魅力をとりもどしてますます発展してほしい。


◆2011年夏 北アルプスシリーズ⑲ 常念岳から大天井岳

ライチョウ親子 2011.7.27撮影

ライチョウは登山道でよく見かける。猛禽類などの天敵から身を守るためらしい。今回の山行でも3回出合った。その1回目だ。だいたい3mの至近距離でのデジカメ撮影だ。最初5羽ぐらいのひな鳥がいたのだが、突然いなくなった。狐につままれたような気がして、じっとしている親鳥を5分ぐらい観察していた。すると突然親鳥の体の下からヒナが出てきた。そのときの動画だ。私を警戒してひなを体の下に隠していたのだが、5分ぐらいで警戒を解いたわけだ。風の音がひどい雑音になっているので消音してある。

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