2012年6月7日木曜日

S.キング「ダーク・タワー」 ついに読了!

2011.5.24に読み始めたスティーブン・キングの「ダーク・タワー 暗黒の塔」全7巻(新潮文庫で全16冊)を今日読み終えた。
エディやジェイクが死んだとき(ジェイクは3度死んだ)は涙が出なかったが、オイが死んだときは泣いてしまった。
ところで今日の日付2012.6.7の各桁の数字をたせば18になる。
読了を明日にのばせばチャーシットだったのにと今になって気づく。
しょうがない、これも<カ>だ。

第6巻までは昨年の8/26までにさっさと読み終えた。
10年近く前から、経済的理由と家の収納スペースの事情から本は古本屋の100円コーナーで文庫本しか買わないことにしている。
第7巻がいつになったら100円コーナーに現れるかと心待ちにしていたが、どうも出てきそうにない。
しびれを切らして図書館から借りたのが今年の5/4。
というわけで、全巻読了するのに1年以上かかった。

スティーブン・キングはこの作品を仕上げるのに30年以上かけている。
それだけのことはあってたいへんな作品だ。
翻訳者の風間賢二によると、ダーク・タワーはファンタジー、SF、ホラー、ミステリー、ハードボイルド、ウェスタン、ラヴ・ロマンス、冒険小説などの諸要素が渾然一体となったハイブリッド大河小説だといわれているらしい。

私が本格的にスティーブン・キングの作品を読み始めたきっかけは、宮部みゆきが彼のような作品を書きたいと何かに書いてあるのを読んだからだ。

スティーブン・キングの世界は宮部みゆきと恩田陸と村上春樹をたしてもまだまだ奥深いと思う。
荒唐無稽な世界だが、必ずその世界に引きずり込まれてしまう。
和洋合わせて一番好きな作家かもしれない。

彼の作品はたくさん読んだが、未読の作品もたくさんある。
楽しみがいっぱい残っている。
<サンキャー>

余談: 先日のNHK教育「日曜美術館」で鉛筆画の木下晋の番組があった。その録画を昨日見たのだが、同時進行でパトリックがスザンナやクリムゾン・キングを描いているところを読んでいた。これも<カ>か。


ワルナスビ 2012.5.30撮影
◆これも昭和初期に北アメリカから帰化したらしい。咲いているところではかなりたくさん群生している。なすびのなかまだから花がそっくり。なぜ「ワル」なのかはWikipediaに「一度生えると駆除しにくい。耕耘機などですきこむと、地下茎の切れ端一つ一つから芽が出て独立した個体に再生し、以前より増えてしまう始末の悪さである」からとあった。

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