妻と子が先に行き、良かった良かったというので私も今日行ってきた。
目当ては国宝の「平家納経」だ。
1200円の入館料は高いのか安いのかよくわからないが、息子がフラワーフェスティバルの懸賞で当てたという割引券(たったの100円引き! これぐらいなら天満屋の屋上からばらまいてほしい)を使って入館。
土曜日だからかけっこう盛況だ。
平家納経へ行き着くまでに「紺紙金字法華経・観普賢経」が目に入り、しばらく釘付け。
平清盛と弟の頼盛の合筆で国宝だ。
ちょっと疲れかけたところで平家納経のコーナーに入る。
複製もいくつかあるのだが、当時の工芸技法の粋を集めて作られた巻物、平家一門の自筆による写経、圧倒される。
平家納経 法華経薬王菩薩本事品第二十三(部分) |
こういうのも著作権法違反になるのかな?
絵はがきよりもずいぶん豪華絢爛にスキャンされていて(偶然)、我ながら満足。
本物の平家納経が4点、大正時代の複製が数点、じっくり見て回る。
疑問に思ったことはたまたま横にいる来館者に質問。
50代の男性には無視されたが、50代の女性は懇切丁寧に答えてくれた。
はたまた警備でいるのか学芸員としているのかよくわからない女性を追いかけ回して質問。
最後は迷惑そうな顔が露骨。
法華経見宝塔品第十一のところでは信仰とは無縁の私だが胸が熱くなり、涙が出そうになる。
今回の展覧会もそうだが、大河ドラマ「平清盛」(毎回欠かさず見ている)、NHKでの厳島特集など見るにつけ、広島に住んでいながらいかに厳島神社のことを知らないかということを痛感する。
100円割引の1100円は高くはないなと思った。
◆奈良飛鳥シリーズ⑨ レンゲソウ
レンゲソウ 2012.5.21撮影 |
昔はどこでも田んぼに見られたレンゲだが、今はめったにお目にかかれない。私の知識によれば、ふつう植物は空気中の窒素を吸収することができないが、マメ科の植物はそれができる。だからレンゲを栽培して土に鍬込むことで肥料にする。
場所は飛鳥寺の裏。右の方に写っている墓のようなものは大化の改新で中大兄皇子に殺された蘇我入鹿の首塚だ。
ネタが切れたので、今回をもって奈良飛鳥シリーズは終わりにする。
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