昨日は「荒野のガンマン」だった。
タイトルがあまりにもステレオタイプだ。
原題はどうなっているのだろうかと前から少し気になっていた。
少し調べてみた。
ガン・ファイター(1961) The Last Sunset
荒野のガンマン(1961) The Dealy Companions
悪の花園(1954) Garden of Evil
大いなる決闘(1976) The Last Hard Men
夕陽の挽歌(1971) Wild Rovers
大列車強盗(1972) The First Great Train Robbery
左ききの拳銃(1958) The Left Handed Gun
決断の3時10分(1957) 3:10 to Yuma
以上今年4月以降NHK・BSで放映された西部劇。
マカロニーウェスタンとなるとさらにひどい。
荒野の用心棒(1964) The Dealy Companions
夕陽のガンマン(1965) For a Few Dollars More
続・夕陽のガンマン(1966) The Good The Bad And The Ugly
続・荒野の用心棒(1966) DJANGO
新・夕陽のガンマン(1967) Death Rides A Horse
真昼の用心棒(1966) Massacre Time
夕陽の用心棒(1965) Una Pistola Per Ringo(リンゴーのための拳銃)
ガンマン無頼(1966) TEXAS,ADDIO
原題のかけらもない感じ。
年のせいもあるのか、映画にかぎらず何でもかたっぱしから忘れていく。
見はじめて途中で「あっ これは見たな」というのがありすぎる。
見たことは思い出しても筋は思い出せない。
それでしかたなしにまあ最後まで見ようかという映画もある。
そんな状態なのに意味のない邦題をつけられるとまったくお手上げだ。
上記の16作品などほとんど見ている(とくに最初の8作品は見てから3ヶ月たっていない!)はずだが、タイトルから中身はひとつとして思い出せない(ごちゃまぜ)。
このようなことは西部劇にかぎらないのだろう。
できるだけ原題に忠実に邦題をつけてほしい(日本語で)。
日本映画をひとつあげておく。
「狼よ 落日を斬れ!」(三隅研次 1974)という時代劇がNHK・BSプレで4月にあった。
原作は池波正太郎の「その男」だ。
池波の小説はおもしろくてほとんど全部読んだ。
なかでも「その男」はベスト3に入るかな。
映画は高橋英樹主演で、若き高橋がとてもかっこいい。
本当にびっくりするぐらい魅力的だ。
田村高広や緒形拳もしぶい。
松坂慶子がイマイチだががまんできる。
ということで映画は満足できるものだった。
しかし「狼よ 落日を斬れ!」はないと思う。
池波正太郎もこの件では激怒したとなにかで読んだ。
ガクアジサイ 2012.6.19撮影 |
ところでガクアジサイだが、ガクは花弁を支えている萼(ガク)のことだと思っていた。本来の花は中央の白い部分でまわりの花弁のようなものは萼が変化したもの(装飾花)。だから萼紫陽花。何の疑いも持っていなかった。ところが今回調べてみると、なんと額紫陽花! ガクは額だ。ガクッときた。装飾花を額縁にみたてているのだ。驚いてしまったが、他のWebを見てみると萼紫陽花と併記しているものもある。ちょっとホッとしたが、さらによく調べてみると、ガクアジサイはふつうのアジサイの原種だそうだ。ガクアジサイの装飾花がどんどん広がって全部装飾花になったのがふつうのアジサイってわけ。であれば、ふつうのアジサイが萼紫陽花でガクアジサイは額紫陽花と名づけるのが合理的。どうしてもふつうのアジサイを単に紫陽花というのならば、ガクアジサイはやはり萼紫陽花よりも額紫陽花のほうがいいか。
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