はじめて耳にするようなタイトルだし、何の先入観も無しに見た。
主演が大地康雄だということも見はじめてわかった。
茨城の農村が舞台だ。
茨城・千葉あたりは日本で唯一行ってないところだな、筑波山に登ってみたいなって感じで集中力があまりない。
農村の嫁不足問題をおもしろおかしく扱いながら展開する。
日本映画に多い受け狙いの観客に媚びを売るようなつまらない作品だ。
やめようかなと思い始める。
舞台がフィリピンに移り、話が急転回する。
同じ映画かと思うぐらい引き込まれていく。
結論。
大地康雄に感服。
エンドロールで彼が企画・脚本・製作総指揮もしていることがわかる。
演技だけみても名優といっていい。
見終わってあれこれWebで調べてみる。
Wikipediaではこの作品の概要を次のように書いてある。
「最初は日本の農村が舞台、しかし作品の大半はフィリピンが舞台である。日本の農村に於ける嫁不足・後継者問題・結婚詐欺、フィリピンに於ける売春ツアー・じゃぱゆきさん等、日本・フィリピンが抱える深刻な問題を描いている。これらの問題に翻弄される主人公とヒロインが人間として生きていく事への正義・誇りを取り戻して生きて行く姿を描く」
実にうまいことまとめていて感心する。
この映画は特になにかの賞をとったわけではなさそう。
どちらかといえば埋もれた名作といった感じだ。
映画のキャッチフレーズは、“大切なものは太陽と土と水。そして、あなた。”
なかなかいいのではないか。
そして映画はハッピーエンドが一番だ。
フィリピンについてはいろいろ思うことがある。
別の機会に触れたい。
アツバキミガヨラン 2012.5.31撮影 |
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