日本政府もそのドラム缶が旧日本軍が遺棄したものと認め、遺棄化学兵器処理事業にかかわる費用として3億円を支払った。
しかしその3億円は被害者に対する賠償が目的ではなかったので、今なお多くの被害者が苦しんでいる。
そこで被害者たちが2007年に日本政府を相手に国家賠償請求訴訟を起こし、2010年に判決が出た。
その判決は、日本軍が遺棄した事実を認定し、日本政府はチチハルに遺棄した毒ガスによって被害がおこることを予見することができたとし、被害者が被毒直後に重篤な身体的状況に陥ったこともしっかり認定したものの、この毒ガスの被害を防ぐことができたかどうかという「結果回避可能性」はなかった、と政府の責任を免罪し、原告の請求を棄却してしまった。
どういうことかと思わせる判決だ。
今回の控訴審でも同じような判決が出た(9/21)。
赤旗2012.9.24付 |
終戦時に証拠隠滅のため、膨大な量の毒ガスを中国に遺棄し、終戦後は戦犯訴追を逃れるためのとりひきで研究成果をアメリカに引き渡す。
その遺棄した毒ガスにより21世紀になっても中国人の被害は続く。
さらにそれを訴えれば日本の裁判所は1審も2審も棄却。
1審の裁判長は「主文、原告の請求を棄却する。裁判費用は原告の負担とする」と言い渡した。
中国人が強い反日感情を持つのはあたりまえではないか。
*この件に関するくわしい内容は冒頭で紹介したチチハル8.4被害者を支援する会を参照。
◆2011年夏 北アルプスシリーズ 43 三俣蓮華岳から高瀬ダム
コマクサ 2011.8.2撮影 |
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