共産党の志位委員長は記者会見で感想を問われ次のように述べた。
「これだけの経済危機をつくり出し、外交危機をつくり出したことの根本責任は、歴代自民党政権にあります。それに対する自覚も、反省もないから、打開策が何も出てこない。本当に中身のない内容だったと思います」
「誇りと自信を持てと国民に説教するような内容です。国会議員になって20年ですが、このような空疎な演説を聞いたのは初めてです」
私は安倍演説の次の一節にかちんと来た。
「皆さん。今こそ、額に汗して働けば必ず報われ、未来に夢と希望を抱くことができる、真っ当な社会を築いていこうではありませんか」
さっそく赤旗に次のような一コマ漫画が載った。
赤旗2013.2.2付 |
風刺のセンスも良くないし、あまりにも露骨すぎるというか、品のない(風刺漫画に品を求めるのもどうかとは思うが)ものが多い。
この白川氏の漫画もどうかなと思うが、あまりに安倍の厚顔無恥が腹立たしかったので、このブログにご登場願った。
赤旗2013.1.29付 本文をカットし、レイアウト変更 |
マスコミの指摘で、政治資金報告書を訂正したのだが、そのうちの10件はいまだに訂正されていないことを赤旗がつかんだという内容だ。
本文は次のようなものだ。
不適切な支出が問題になっているのは、山口県下関市に事務所を置く自由民主党山口県第四選挙区支部です。
本紙は、第四選挙区支部が県選管に提出した2009年から11年までの、3年間の政治資金収支報告書と領収書の写しを情報公開で入手しました。
九州最大の歓楽街といわれる福岡市博多区中洲のクラブ(10年4月12日)や、北九州市のキャバクラ(10年6月5日)にまで関門海峡を越えて出向き、地元・山口県では行きつけのスナックへ―。収支報告書から浮かび上がる、第四選挙区支部の“政治活動”です。
キャバクラやスナック、クラブといった飲食費の支出は、3年間で少なくとも59回、計126万2150円にのぼりました。名目は「交際費」や「渉外費」としています。
このうち49回、計108万5150円の支出について、第四選挙区支部は報道などで指摘を受けて昨年10月、収支報告書を訂正して削除しました。
一方、同支部は指摘を受けた後も、少なくとも10回分、17万7000円を訂正せず、支出項目に計上し続けていることが今回、新たに分かりました。
北九州市のキャバクラには09年9月18日と10年6月5日の2回通って、このうち10年の1回分だけを訂正し削除しました。
9回も通いつめている、下関駅近くのスナックの場合、支出から削除したのは3回分だけです。このスナックのホームページでは、接客する女性従業員の容姿や性格を宣伝しており、政治活動にふさわしい場とは思えません。
同じ地域にある、「ホステス15名にてサービス」と宣伝する店も、同支部は11年11月20日の支出を訂正していません。ほかにも、北九州市のクラブ(11年11月14日)、山口県下関市のスナック(11年6月11日)への支出を訂正せずにいます。
第四選挙区支部は本紙の取材に対して、「政治資金規正法にのっとり適正に処理しております」と回答し、キャバクラ代などの支出を正当化しています。
同支部には、国民の税金を日本共産党以外の政党が分け取りしている政党助成金が、09年から11年に3550万円交付されています。
助成金について同支部の「使途報告書」は、人件費など飲食費以外に使ったとしていますが、帳簿上の色分けにすぎません。税金でふくらんだ財布からキャバクラ代などの支出を続ける責任が、安倍首相に問われます。
安倍首相の政治資金をめぐっては、資金管理団体「晋和会」で11年に、東京・赤坂の料亭などの飲み食いで総額758万2723円を支出し、東日本大震災当日の3月11日にも東京・永田町の鉄板焼店で「会合」を開いていたことが、本紙の報道で明らかになっています。
赤旗が週刊誌になったかと思わせるような記事だが、それでも書いてくれないと私など知らないままになってしまう。
「自由民主党山口県第四選挙区支部」がどのようなものかはだいたい想像できるが、彼らにしてみれば何が悪いのかよくわからないのだろう。
高級料亭などよりよほどキャバクラの方が安上がりで楽しくていいじゃないかってなものだ。
安倍がこの59のうち何回出席しているかはわからないが、知らなかったとしても安倍はこの支部の支部長なのだ。
冒頭の一コマ漫画はこれでも上品な方なのかもしれない。
◆ 南イタリアシリーズ⑦ レモン(ミカン科ミカン属) ◆
2012.12.27撮影 アマルフィ海岸のレモン畑 |
同上 いずれもバス車窓から |
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