最初に出てきた2人の現役教師のインタビューに暗澹たる思いになる。
「体罰はいけません」とはっきりいわないのだ。
終わりの方で出てきた数人の教師も同じこと。
どこまで容認できるのだろうかとか、指導できなくなるとか、保護者が望んでいるとか、すべてが困惑・戸惑いを述べる教師たちばかりだ。
これでは全国の教師たちへの偏見をつくってしまう。
日本全国にいる小中高の教師たちの多数は体罰反対だと思う。
体罰を指導だと勘違いしている教師は少数派ではないだろうか。
その一部の体罰教師たちもここ一連の事件や報道の中で、戸惑いながらも考えを改めようとしていると信じる。
体罰は暴力であり、人権侵害であり、犯罪だ。
桑田真澄も「駄目なものは駄目で論理はいらない」と言っている。
体罰が許されないことは議論の余地もないほどはっきりしているのだ。
この期に及んで体罰はいけないとはっきり言えない教師は実に情けないと思う。
その自らの愚かしさをNHKの番組で全国に暴露していることに気づかない。
ある意味気の毒に思う。
インタビューにこのような教師のみを選んだNHK番組制作者側の意図はどこにあるのだろう。
現役教師の愚かな姿をぼかしなしで全国放送してもいいのだろうか。
そのへんの配慮はNHKにないのだろうか。
などと思っていたら、NHKオンラインで番組にコメントができるようになっていることを知った。
そこで次のように「太陽」名でコメントを書き込んだ。
「現役の教師が数人インタビューで出演していたが、体罰はいけないと断言する教師が一人もいなかった。
現実には体罰をはっきり否定している教師はたくさんいると思う。
そのような教師を一人も登場させなかった番組制作者の意図はどこにあるのか。
この期に及んで体罰をはっきり否定しなかった教師たちは、この番組に登場したことを一生後悔すると思う。
自己責任といえばそれまでだが、気の毒といえば気の毒だ」
昨夜10時頃送信したのだが、現時点で掲載されていない。
「取材協力者・出演者への誹謗中傷等のコメントは掲載しません」と注意書きがあるので、これに引っかかったのだろう。
私は出演した教師を誹謗中傷したかったのではなく(気の毒には思ったが)、NHKを批判したつもりだ。
注意書きに「NHKを批判するコメントも掲載しません」とはっきり書いてくれれば私もわざわざコメントしなかったのだが。
スポーツにおける体罰だが、手を出すというのはスポーツに限らず論外だ。
私がさらに言いたいのは、たとえば負けたから全員でグランド10周とか、へまをしたから腕立て100回とか、こういった指導も体罰だということだ。
そのような刑法には引っかからないような行為も体罰だとして学校教育法は第11条で禁止していると理解している。
◆ 南イタリアシリーズ⑪ オレンジ(ミカン科ミカン属) ◆
オレンジの木 2012.12.29撮影 タオルミーナ |
追記 2013.2.14
今(21:25)NHKのページを見たところ、私のコメントが載っていた。
22時ごろ送信したと思っていたが、20:42となっていた。
私の前に載っている「老教師」のコメントはとても説得力があって、大いに賛同する。
自分のコメントはNHKのページであらためて読んでみるとつまらないなと思った。
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