それで本を買うことはまずないのだが、たまに図書館で借りたりする。
本を買わなくてもこの欄はけっこうおもしろい。
11/4付に、「裁判員読本 冤罪判決実例大全」(日本国民救援会・裁判員制度検証プロジェクトチーム 編著 新協出版社)というかたそうな本の紹介が載っていた。
副題は「プロ(裁判官)の常識は素人(市民)の非常識」。
この本では職業裁判官による誤判事件を徹底的に批判しているのだが、そのなかから次のような例を評者(松井繁明弁護士)が紹介している。
―少女が9月16日に公園で少年らによって集団強姦された(未遂)事件。しかしこの日少女は現場から45キロメートルも離れた場所にいたことがわかります(逆アリバイ)。検察が起訴を取り下げるか、裁判所が無罪判決をするべきケースです。しかし検察は少女の供述を変えさせ、事件は9月9日だったと起訴内容を変え(訴因変更)、裁判所もこれを認めました。この日は大雨が降ったことが証明されました。少女の服はぬれていませんでした。それでも判決は有罪。公園に大雨が降ったことは認めるが、犯行現場だけは降らなかったかもしれないという理由でした。
ほんとかいなという例だ。
警察、検察ははなから信用していないが、裁判官も同類ということだ。
評者は最後に次のように結んでいる。
「裁判員の通知が来てからあわてるようでは困ります。いま読んでおけば安心。あなたにとって必読の書です」
◆ イタヤカエデ(カエデ科カエデ属) ◆
イタヤカエデ 2012.11.4撮影 |
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