67回目の広島原爆忌だ。
毎年この頃NHKが力の入ったNHKスペシャルを放映する。
今年は今晩「黒い雨・67年目の真実」がある。
ABCC(アメリカの原爆傷害調査委員会)の黒い雨に関する調査記録が見つかったことから今回の番組が作られている。
ABCCといえば、被爆者の治療のためではなくアメリカが自国のためだけに原爆の影響を調査したことはよく知られている。
被爆者はそのために協力を余儀なくされたのだ。
原爆を落としただけでも許せないことなのに、ABCCのしたことはさらに許せないことである。
しかし、ああ日本よ! といいたくなるようなNHKスペシャルが2010.8.6に放送されている。
その名は
「封印された原爆報告書」。
録画しているので今日再視聴した。
以下、その要旨を紹介する。
原爆が落とされた2日後、陸軍省医務局は広島に入り調査を開始する。
被爆者はどのように死んでいくのか、放射線は人体をどのようにむしばんでいくのかが詳細なデータとともに記録されていった。
その結果は「原子爆弾による広島戦災医学的調査報告」として1冊の報告書にまとめられる。