定数削減で国会議員も痛みをというのならまず政党助成金を廃止せよ、という論理は賛成できる。
そして、共産党が政党助成金を一貫して受け取り拒否していることも立派な態度だと思う。
しかし、政党助成金が導入されてから18年、共産党が受け取りを拒否した総額が350億円になるということを共産党が強調していることにはちょっと違和感がある。
ちなみに1995年に政党助成金制度が始まってから今までの総額は5555億円だという。
各党の受け取り額は次のグラフだ。
赤旗日曜版2012.11.25付 |
横峯良郎は娘さくらの車を購入。
携帯ストラップ(2002年に安倍晋三が5000個1,732,500円支出)。
料亭などでの飲食代
はてはディスコ、キャバクラ(ほんまかいな)。
使い残した助成金は国庫に返還すべきものらしいが、抜け道を使って議員個人や政党がため込んでいる。
ちなみに日本維新の会の各議員の実態は下の通り。
赤旗日曜版2012.11.25付 |
いくら考えてもよくわからない。
もう一つよくわからないことは、この拒否した350億円はどこへいったのかを赤旗は書かないことだ。
ずっと以前はきちんと書いていた。
つまり、共産党が毎回受け取らない助成金は共産党以外の政党で再び山分けするのだ。
と疑問に思っていたところ、今日付の赤旗「読者の広場」に次のようなTさんの声が載った。
…先日、テレビのワイドショーで、日本共産党が拒否した分の助成金は、国庫へ戻るのではなく、他の政党へ、その分も合わせて分配されると説明されていました。
…政党助成金の制度そのものだけでも腹立たしいのに、今回はっきりと知り、頭に血が上ってしまいました。…
赤旗が記事に書かないことを読者の声を使って説明している。
共産党が政党助成金は国民の思想信条を犯す憲法違反だといってかたくなに受け取りを拒否していることは冒頭いったように立派だと思っているのだが、その拒否した助成金が他の政党にまた山分けされるということであれば私だってちょっと待てよといいたいのだ(18年間ずっと思っている)。
ちゃんともらって、そのお金を国民の福祉のために使った方がよほどいいのでは、という思いは捨てきれない。
先ほどのTさんは次のように言っている。
ただ、せめて受け取り拒否した分は国庫に残り、支出削減となるようにできないものでしょうか。日本共産党の議員が増えれば増えるほど、政党助成金の総額が減る、というふうに。
日本維新の会の原発政策ではないが、このフェードアウトはいいな。
でも、政党助成金制度そのものを廃止するのがベストに決まっている。
◆ ツワブキ(キク科ツワブキ属) ◆
ツワブキ 2012.11.29撮影 |
0 件のコメント:
コメントを投稿