それぞれの選挙では可能な限り応援もしている。
応援といってもビラをポスティングしたり、親族(けっこう多い)に投票依頼をするぐらいのものだが。
今回は自分としてはかつてないことをして応援した。
選挙戦終盤でマスコミによる自民圧勝予想が流れ、日本維新の会の動きと合わせ憲法改悪の動きが肌に感じられるようになったからだ。
党のビラは1種類につき600~700枚、3種類(3回)もポスティングした。
首都圏反原発連合のフライヤー(ビラのこと)も自分で取り寄せて750枚配った。
かつてない応援というのは、メールによる投票依頼だ。
親族以外に投票依頼をすることは大きなストレスだ。
今までほとんどしたことがない。
そこで一方的に送りつけるメールならできそうだというわけ。
子どもが小学生の時のPTAやサッカークラブのつながりで知り得たメールアドレスを利用した。
今はつきあいのない方々ばかりだ。
次のような文面だ。
○○です。お元気でしょうか。
選挙の件ですが、今回はやむにやまれぬ思いで失礼をかえりみずメールさせていただきました。すみません。
今回の選挙は消費税、原発、TPP、米軍基地、社会福祉などと争点がたくさんありますが、今の情勢を見ると一番大変なことが憲法問題です。
自民党は集団的自衛権行使、国防軍創設など、露骨に戦争する国を目指しています。
日本維新の会などは核武装が持論の石原党首を筆頭に自民党よりも過激です。
石原氏は都知事のとき「命がけで憲法を破る」と言いました。
小選挙区制の弊害により、自民圧勝の予想がされています。
9条を変え、日本をアメリカといっしょに戦争する国にしようとしている政党がほとんどです。
それにはっきりと反対する党は共産党と社民党しか見当たりません。
日本を「殺し殺される国」にしないため、比例区はぜひとも共産党をお願いします。
寒さが増してくる日々ですが、ご健勝をお祈りしています。
17人に送ったが、返信が1通あった。
その人は私が依頼するまでもなく共産党支持であった。
残りの方は返信なし。
返信を期待するようなものではないが、どのように受け止められただろうかと気にはなる。
驚き、戸惑い、意外、不信、腹立ち。
少し親しくしている別のグループ7人にも同様のメールをした。
3人から「よく考えてみます」という返信があった。
私がメールしなければ共産党など頭の隅にでもなかっただろう文面だ。
開票結果は改憲勢力大躍進。
改憲勢力といっても共産党と社民党を除けばすべてがそうだ。
もともと小さな共産党と社民党はますます小さくなった。
これで比例区定数削減にでもなればあとかたもなくなるかもしれない。
日本人は、現実に身近な人が戦争で殺し殺されるようにならなければ今の危険な情勢を理解できないのだろうか。
それとも大和魂、大和撫子復活で1億火の玉になって中国や北朝鮮をやっつけたいのだろうか。
選挙期間中に Everyone says I love you ! という興味深いブログを知った。
宮武嶺(本名 徳岡宏一朗)という弁護士が書いている。
ずっと以前にも見た記憶があるのだが、今回 総選挙の争点8 あなたは支配者に奴隷的拘束を受けたいのか、自由に人間らしく生きたいのか という記事でしっかりと認識した。
どの記事を読んでも豊富な資料を駆使し、的確な視点でユニークかつユーモアもある文章だ。
長文だがおもしろいので最後まで読んでしまう。
何より波長が合う。
私がつたない文を四苦八苦して書く意味があるのかと思ってしまうぐらいだ(実はなかったりして)。
今回のテーマでは、例えば 総選挙の争点4 安倍自民党の公約「集団的自衛権」で日本の国防軍はアメリカの戦争に参戦する という記事他いくつもの投稿をしている。
◆ カワセミ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属) ◆
カワセミ 2012.12.6撮影 トリミングあり |
追記 2013.3.30
最近のネット選挙解禁のニュースを見ているうちに、Eメールによる投票依頼は選挙違反だという事実を知った。
昨年末の総選挙時においては、そのようなことはまったく知らなかった。
ネット選挙が解禁になったとしても、メールは候補者および政党のみOKになる案が論議されている。
一般の有権者はネット選挙が解禁になったとしてもメールによる投票依頼は選挙違反だということだ。
なぜそこまで禁止するのかさっぱりわからない。
そもそもこのような事実を知っている人がどれくらいいるのだろう。
また、当局はどれほど本気でこのメールの選挙違反を取り締まろうとしているのだろう。
ともあれ、私が選挙違反を犯したことは明々白々だ。
この事実をどのように考えたらいいのかちょっと戸惑っている。
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