2013年1月9日水曜日

最初から最後までわけがわからない「未来の党」

日本未来の党はできたときからよくわからない党だった。
嘉田由紀子については最初に滋賀県知事になったときに大きく報道されていたようだがよく覚えていない。
大飯原発の再稼働のときに反対の立場でがんばっていたことぐらいしか印象になかった。

その嘉田氏がいきなり新党を作って県知事のまま党首になった。
できたばかりの党なのにマスコミの扱いは大きかった。

すぐに小沢率いる「国民の生活が第一」という変な名前の党が合流。
「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」という「国民の生活が第一」など比べものにならないほどへんちくりんな党名の党も合流。

頭は嘉田、体は小沢という感じ。
けっきょく小沢の傀儡かなと思ったが、友人は脱原発や超保守に対する嘉田と小沢の共闘だといった。

未来の党へのNHKの肩入れは目にあまった。
毎日のニュースで、まず民主、次に自民、そして3番目に必ず未来の党の出番だ。
この順番は投票日まで続き、開票速報における画面下の当確議席数の字幕も民主、自民、未来の順だ。
どこの局も民主、自民の順は同じであったが、3番目に未来はNHKだけだった。

未来の党はどれほど伸びるのかなと思っていたら、なんと公示前の61議席から9議席へと激減。
いったいどういうわけだろう。

イタリアから日本へもどってくると、党首選びで嘉田は小沢と対立していた。
けっきょく嘉田は自分がつくった党から追い出されることになる。

小沢は「国民の生活が第一」を解党して「未来の党」に合流し、嘉田を追い出して党を乗っ取ったのに、党名を「生活の党」に改名。
追い出された嘉田はあらたに「日本未来の党」を結成?。
いったいどういうことなのか。

嘉田自身は選挙中から知事の仕事をほっぽり投げて国政活動ばかりしているものだから、滋賀県民から訴訟を起こされるしまつ。
それもあってのことだろうが、党の代表を阿部知子にゆずった。

現在「未来の党」の国会議員は阿部知子1人しかいない。
阿部知子は自分の当選のことだけ考えて卑怯にも社民党を離党し嘉田の未来の党へ来た。
その卑怯者の阿部が党首で国会議員が自分だけの未来の党に未来はあるのだろうか。

ついでにいうと、小沢の凋落もここまで来た。
もうそろそろ「自分の生活が第一」にして引退したらどうだろうか。

けっきょく嘉田由紀子が今回の総選挙で果たした役割は何だったのか。
また、彼女が未来の党をつくった意図は何だったのか。
わけのわからないことが多すぎる。

*社民党を離党した卑怯者は辻元清美を筆頭に横光とか他にもたくさんいると思う。「卑怯者」扱いについては私の印象で言っている。辻元については別に書きたい。

*NHKの未来の党の扱いについては、単純に衆議院の議席数に応じて民主、自民、未来の順にしただけなのかもしれない。

◆ イソシギ(チドリ目シギ科) ◆

イソシギ 2012.12.18撮影
図鑑などで見るとイソシギはかなりスマートな鳥だが、写真はかなり若いイソシギだろう。スズメぐらいの大きさだった。イソとあるが、写真は河口付近で、川や湖沼、水田や畑など広範囲にいるらしい。

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