大相撲は嫌いだが、日馬富士だけ応援している。
まずなぜ大相撲が嫌いなのかだが。
20年ぐらい前になるだろうか、
週刊ポストだったと思うが、大相撲の八百長特集を執念深くやっていた。
週刊誌の常で、誤報や捏造、意図的な過大表現などもたくさんあっただろう。
そういうものを差し引いても大相撲に対する嫌悪感が私のうちに醸成されてしまった。
さらに、断続的に報道される相撲部屋の封建的で陰湿な体質。
今話題になっているスポーツにおける体罰なども大相撲では目に余る。
師匠による弟子の殺人事件まで起こしている。
てなわけで、大相撲はプロレスと同じでスポーツとはいえないとさえ思っている。
少なくとも赤旗ではスポーツ面に載せないでほしい。
ではなぜ日馬富士だけ応援しているのか。
昨年九州場所直前かさいちゅうかに発行された赤旗日曜版(11/11号)の記事を読んだからだ。
最後のページ全面を使っての「ひと」シリーズで日馬富士を特集していた。
紙面を残しておけば詳しく紹介できたのが、どうも資源ゴミに出したみたい。
とにかく日馬富士の生い立ちや入門してからの苦労、その人となりを知って、いっぺんに好きになってしまった。
その日馬富士が九州場所でふがいない成績を残した。
私は別にそれで日馬富士を嫌いになったりはしないし、かわいそうにと思うぐらいで、次はがんばれよという気持ちだ。
だれだって一生懸命やってもいい結果が出ないことはある。
それをいちいち他人が非難することはない。
ところが驚いたことに横綱審議委員会の鶴田委員長が日馬富士を激しく非難した。
横審といえば、横綱を決める委員会だ。
おまえが選んでおいてその言いぐさはないだろう、と怒りがわいた。
しかし、この鶴田委員長の発言に対して、メディアからの疑問や批判は見ることはなかった。
(あくまで私のせまい視野の範囲でだか)
この件も忘れ去られようとした頃、昨日の赤旗スポーツ面にに次のようなコラムが載った。
赤旗2013.1.14付 レイアウトは変えた |
今、鶴田卓彦という人物をWikipediaでザッと見てみたのだが、2003年に横審の委員になり、2009年に委員長になっている。
10年近くも大相撲の中心にいるのに、橋下徹に負けないぐらいの無責任さと傲慢さだ。
まあ鶴田などという人物は私とは死ぬまで関わりがないと思うのでどうでもいいが、日馬富士は活躍してほしい。
◆ 南イタリアシリーズ③ ◆
サボテン 2012.12.26撮影 カプリ島 |
0 件のコメント:
コメントを投稿