2012年12月22日土曜日

見直したハナ肇だが「馬鹿まるだし」はないと思う

NHK・BSプレミアムでは2年近く前から「山田洋次監督が選ぶ日本映画100選」というやつをやっている。
全部とはいかないがけっこう観るようにしている。

シリーズが終了したら感想を書きたいと思うが、ここでひとこと言っておくと、つまらない作品が多い。

選挙の前だったか、ハナ肇主演の「馬鹿まるだし」(1964年作品)を観た。

ハナ肇といえばドリフターズ。
いやちがった、クレージーキャッツだ。
こんがらがっている。

ハナ肇はクレージーキャッツのリーダだった。
でも目立つのは植木等だったり谷啓だったりして、ハナ肇は控えめな印象がある。
馬鹿になりきれず、ちょっと照れ屋で地味。

2012年12月20日木曜日

サンフレッチェ広島と「時間稼ぎ」

サンフレッチェ広島が優勝してとてもうれしい。

サッカーはこの前のワールドカップ前後から興味を持ってみるようになった。
女子サッカーも少し遅れて応援を始めた。

それでもJリーグを見るようになったのは今年の9月からだ。
ワールドカップレベルに比べてJリーグの試合は見ていられないという感じだった。

妻と息子はずっと以前からサンフレファンで、何度もスタジアムに足を運んでいる。
といっても私が車で送り迎えをしているのだが。

今年はサンフレッチェが活躍しているものだから、私もついに応援することになった。
9月15日、優勝争いをしているベガルタ仙台との一戦。
家族でそろってビッグアーチへ出かけた。

多くの人出で入場まで長い行列。
おまけに雨が降ってきた。
雨具の用意もないまま雨に打たれてからだが冷え、心細くなる。

憲法改悪の危険性をなぜわからないのだろう

私は共産党を支持している。
それぞれの選挙では可能な限り応援もしている。
応援といってもビラをポスティングしたり、親族(けっこう多い)に投票依頼をするぐらいのものだが。

今回は自分としてはかつてないことをして応援した。
選挙戦終盤でマスコミによる自民圧勝予想が流れ、日本維新の会の動きと合わせ憲法改悪の動きが肌に感じられるようになったからだ。

党のビラは1種類につき600~700枚、3種類(3回)もポスティングした。
首都圏反原発連合のフライヤー(ビラのこと)も自分で取り寄せて750枚配った。

かつてない応援というのは、メールによる投票依頼だ。
親族以外に投票依頼をすることは大きなストレスだ。
今までほとんどしたことがない。
そこで一方的に送りつけるメールならできそうだというわけ。

子どもが小学生の時のPTAやサッカークラブのつながりで知り得たメールアドレスを利用した。
今はつきあいのない方々ばかりだ。
次のような文面だ。

衆院選 民意はどこに行った

衆院選は大方の予想通り自民の圧勝で終わった。

前回(2009年)の総選挙で惨敗したときと比べ、自民の得票率はやや増えたものの同じ水準だった。
赤旗2012.12.18付 レイアウトは変えた

2012年12月15日土曜日

気になる東京都知事選

いよいよ明日は衆議院選挙の投票日だが、東京都知事選の投票日でもある。
いくら私が広島に住んでいるからといっても都知事選に無関心とはいかない。

1週間に2日ぐらいしか登庁せず(ノンワーキングリッチ)、悪いことばかりやってきた石原が総理大臣の野望(我欲)を果たそうと都政を投げ出した。
都民にとっては喜ばしいことだと思うが、後継が猪瀬直樹でいいのだろうか。

猪瀬についてはほとんど知らない。
作家ではあるが読んだこともない。
ただわかることは、石原の腹心(副知事)だったということ。
そして石原が後継に指名したということ。

もうこれだけで猪瀬には当選してほしくないと思う。

2012年12月13日木曜日

自民圧勝予想と小選挙区制

前回「国民はこの単純な事実になぜ気づかないのだろうか。気づいていてなおかつ自民党を支持するのだろうか」と嘆いてみたが、小選挙区制という視点を欠いていた。

大手全国紙は「自公300議席超す勢い」といった表現で予測報道をしているらしい。
300議席といえば300/480で全議席の約63%を占める。

NHK世論調査(12/10)の自公の支持率を合わせると30.7%。
単純に考えると3割の支持で6割の議席を得ることになる。
これが小選挙区制の一番の特徴だ。

つまり、私が大げさに嘆くほど自民党に支持が集まっているわけではないのだ。

以上のことに気づいたのは今日の赤旗の記事だ。

2012年12月12日水曜日

「殺し、殺される国」にしていいのか

一般紙を読まないものだから世間の動向についていけないところがある。
全国紙で総選挙は自民圧勝という記事がおどっているらしい。
どんな記事なのだろうと先ほど朝日新聞のホームページを見たら、でかい野田首相の写真が入った民主党の宣伝が目に飛び込んできて、一瞬民主党のホームページかと思った。

けっきょく総選挙の世論誘導的な記事は目につかず、さがす元気もないのでよくわからない。
明日図書館に行く用事があるのでそこで見ることにしよう。

全国紙で「自民圧勝」と言われたせいでもないだろうが、安倍はすでに首相になったような顔つきだ。
うれしさを隠そうとしても隠すことができない。

日本維新の会は意外に支持が広がらず、橋下も石原も相当焦っているみたいだ。
橋下も石原さえかつがなければもっと高い支持率だったろうに。

もっとも意外なのは未来の党の低支持率だ。
NHKがしょっちゅう世論調査をしてニュースで報道しているが、最新の調査(12/10)では1.6%(共産党2.7%)。

それなのに集計表では民主・自民に続いて3番目に載っているし、選挙運動の映像でも毎日民主・自民に次いで3番目に流す。
どういう意図なのか、NHKは露骨に日本未来の党を応援している。

2012年12月10日月曜日

「日本維新の会」と最低賃金制度

橋下がつくった維新の会は全国展開が進むにつれてぐちゃぐちゃになってきた。

「日本維新の会」は11/29に衆院選公約として「最低賃金制の廃止」を掲げた。
橋下は、このようなことはうちの党しか言っていないと自慢したようだが、そのような馬鹿げたことは橋下しか言わないだろう。

さすがに即ツイッターなどで批判が集中したらしい。
石原慎太郎代表は11/30に「大阪の連中が考えたんですよ」「おれは知らない」などと言ったみたい。
さらに「竹中(平蔵)がこういうもの(政策)を全部書いている。好きじゃねえんだ」と発言。
こういうのをぐちゃぐちゃというのだろう。

竹中平蔵について一言述べておきたい。
彼は小泉と2人3脚で構造改革を進め、日本をガタガタにした。
小泉は賢いので政権を譲ったあと政治の一線から隠れるように身を引いた。
恥ずかしいのだろう。
竹中は懲りずにいつも出しゃばろうとしている。
こいつをたまにテレビで見ると、よくもぬけぬけとと思ってしまう。

維新の会が国会議員の候補者を選ぶとき、その選定の長が竹中だと知ったとき、維新の会もこれまでだなと思った。

2012年12月8日土曜日

流行語大賞なのに初めて聞く

総選挙なのにお気楽な話題で恐縮。

先日「2012ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が発表された。
年間大賞はお笑いタレントのスギちゃんの「ワイルドだろぉ」が選ばれた。

私はこの流行語を初めて知った。
スギちゃんなる人物も初めて知った。

いくら私が新聞は赤旗しか読まなくて、テレビは民放をほとんど見ないといったって、この日本にふつうに暮らしている私が初めて知るような言葉が流行語大賞に選ばれてもいいのだろうか。

そりゃあおまえが世間を知らなさすぎる、ということなのだろうか。

レコード大賞は、大晦日に発表があって初めてその曲を聞く(ときにはその歌手を初めて知る)ということは恒例なのだが、流行語大賞ぐらい私が聞いたことがあるものを選んでほしい。

◆ ムラサキゴテン(ツユクサ科ムラサキツユクサ属) ◆
ムラサキゴテン 2012.11.29撮影
ムラサキツユクサにふれたところで紹介したムラサキゴテン(園芸植物)だ。6~9月が花期だが、陽当たりが良ければ越冬するらしい。

2012年12月4日火曜日

共産党の小選挙区候補者擁立第1党は自慢できるのか

総選挙の公示日だ。
野田が街頭で突然「脱原発!」と叫びはじめてあっけにとられる。

今日の赤旗一面には、「自主投票」の沖縄2区を除く299選挙区で候補者の擁立を決め、候補者擁立で日本共産党は第1党です、と誇らしげに書いてある。
そう言われても私としては違和感がある(共産党熱烈支持だが違和感も多いのだ)。

小選挙区制が敷かれて最初の総選挙(1996年)では共産党も小選挙区で2議席を獲得した。
京都3区の寺前巌と高知1区の山原健二郎だ。
以後現在に至るまで小選挙区での当選はない。

私は共産党が選挙のたびに全選挙区へ立候補者を出すことに疑問をもっていた。
革新票を分断して自民党を利するだけだということではない。
単純にお金のムダ使いではないかということだ。

小選挙区に立候補するためには供託金が300万円必要だ。
比例区では、比例区のみの立候補には600万円、小選挙区との重複立候補では300万円となっている。

2012年12月1日土曜日

共産党が受け取り拒否した政党助成金はどこへ

衆議院が解散後、赤旗には政党助成金の話が頻繁に出る。
定数削減で国会議員も痛みをというのならまず政党助成金を廃止せよ、という論理は賛成できる。
そして、共産党が政党助成金を一貫して受け取り拒否していることも立派な態度だと思う。

しかし、政党助成金が導入されてから18年、共産党が受け取りを拒否した総額が350億円になるということを共産党が強調していることにはちょっと違和感がある。

ちなみに1995年に政党助成金制度が始まってから今までの総額は5555億円だという。
各党の受け取り額は次のグラフだ。
赤旗日曜版2012.11.25付
政党助成金の使い方に制約はないという。
横峯良郎は娘さくらの車を購入
携帯ストラップ(2002年に安倍晋三が5000個1,732,500円支出)。
料亭などでの飲食代
はてはディスコ、キャバクラ(ほんまかいな)。

使い残した助成金は国庫に返還すべきものらしいが、抜け道を使って議員個人や政党がため込んでいる。
ちなみに日本維新の会の各議員の実態は下の通り。
赤旗日曜版2012.11.25付
さて、共産党が350億円もの政党助成金受け取りを拒否したとなぜ強調するのだろう。
いくら考えてもよくわからない。

もう一つよくわからないことは、この拒否した350億円はどこへいったのかを赤旗は書かないことだ。
ずっと以前はきちんと書いていた。
つまり、共産党が毎回受け取らない助成金は共産党以外の政党で再び山分けするのだ。

と疑問に思っていたところ、今日付の赤旗「読者の広場」に次のようなTさんの声が載った。

…先日、テレビのワイドショーで、日本共産党が拒否した分の助成金は、国庫へ戻るのではなく、他の政党へ、その分も合わせて分配されると説明されていました。
…政党助成金の制度そのものだけでも腹立たしいのに、今回はっきりと知り、頭に血が上ってしまいました。…

赤旗が記事に書かないことを読者の声を使って説明している。

共産党が政党助成金は国民の思想信条を犯す憲法違反だといってかたくなに受け取りを拒否していることは冒頭いったように立派だと思っているのだが、その拒否した助成金が他の政党にまた山分けされるということであれば私だってちょっと待てよといいたいのだ(18年間ずっと思っている)。

ちゃんともらって、そのお金を国民の福祉のために使った方がよほどいいのでは、という思いは捨てきれない。

先ほどのTさんは次のように言っている。

 ただ、せめて受け取り拒否した分は国庫に残り、支出削減となるようにできないものでしょうか。日本共産党の議員が増えれば増えるほど、政党助成金の総額が減る、というふうに。

日本維新の会の原発政策ではないが、このフェードアウトはいいな。
でも、政党助成金制度そのものを廃止するのがベストに決まっている。


◆ ツワブキ(キク科ツワブキ属) ◆

ツワブキ 2012.11.29撮影
自宅マンションの植え込みに生えていた。この花の少ない季節にひときわ目立つツワブキだが、今までこの場所で目にした覚えがないのはどうしてだろう。石蕗と書く。Wikipediaには、艶葉蕗(つやばぶき)、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたとある。だいたい園芸植物として植えられているみたいだが、もともと野草みたいだ。野草を品種改良したものではなく、野草そのままで園芸用に使われているということだろうか。