2022年3月5日土曜日

日本の民間企業が1000万という中国人を死に追いやった痕跡、万人坑の戦慄

大同炭鉱万人坑遺跡記念館・無名労働者の墓碑
万人坑、字義通りなら万単位の人が埋まっている穴という意味だ。

私がこの言葉の真の意味を知ったのは、30歳頃に読んだ本多勝一の「中国の旅」だった。
この本では、日本軍が中国大陸で何をやってきたかが網羅的に取り上げられていて、万人坑についてもけっこうくわしく書いてある(文庫本30ページ分で、写真もかなり掲載)。
しかし、南京大虐殺や100人切り競争、平頂山事件、731部隊、三光作戦などといった蛮行についてほどは以後あまり関心を払ってこなかった。

ところが、日中友好協会が発行している日中友好新聞が昨年1年間連載した「中国本土に現存する万人坑と強制労働現場を訪ねる」を読んで、その悪魔の所業のすさまじさにあらためて慄然とした。

2022年2月26日土曜日

国際ホロコースト記念日 ②日本では

1月27日の国際ホロコースト記念日に、日本が関連行事をしたとかなにがしかの反応を示したとかいう話ではなく、この時期に日本ではどのような歴史認識をめぐる動きがあったかを書いておきたい。

佐渡島金山 世界文化遺産推薦をめぐって

佐渡金山 2017.10.1筆者撮影
佐渡島金山を世界遺産に推薦しようとする動きは、新潟選出の国会議員を中心として2015年ぐらいからあったらしいが、政府は慎重な態度を崩さず、今回も見送る方針でいた。

それが急きょ推薦する方向で検討に入り、今年2月1日、閣議決定された。

くわしい経過は「佐渡金山、歴史的価値はそっちのけ 世界遺産推薦の舞台裏にただよう政局と外交の思惑」などを見てほしい。

概略は次のようだ。

2022年2月22日火曜日

国際ホロコースト記念日 ①世界では

ホロコースト記念碑(ベルリン)
1月27日は国際ホロコースト記念日だった。

Wikipediaには次のようにある。

2005年11月1日、国連総会はナチス・ドイツ政権により、600万人以上のユダヤ人、20万人のロマ人、25万人の身体及び精神障害者、1万5千の同性愛者が迫害され大量に殺害されたホロコーストを確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することを目的とした国際連合総会決議60/7を採択した。
1月27日はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍によって解放された1945年1月27日を基準としている。

「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」ともいう。
つまり、あのホロコーストを決して忘れまいと世界中で毎年確認する日だ。
この日の前後、世界各地で記念行事が行われている。

2022年2月5日土曜日

岸田首相の公約「新自由主義からの転換」は何だったのか

岸田文雄 2021.9.3

自民党の総裁選からはや4カ月。

政権党とはいえ、そしてその総裁が自動的に日本の総理大臣になるしくみとはいえ、あくまで一政党の党首選である。

それが電波ジャックともいえるような状況で毎日毎日総裁選を垂れ流すテレビ報道の中で、最も注目を引いたのが岸田の「新自由主義からの転換」発言だった。

2年前に拙ブログ「『自助・共助・公助』と言い続ける管首相の無知蒙昧」で、世界は新自由主義からの転換をめざしているのに、相変わらず管首相は「自助・共助・公助、そして絆」などとトンチンカンなことを言っていると書いた。

しかし、ここにきてついに日本でも「新自由主義からの転換」と言い出す党首候補(実質首相候補)が現れた!?

本当かいな、とにわかには信じがたかった。

2022年1月16日日曜日

今でも原発に固執する日本に未来はあるか

2015年にドイツのメルケル首相が来日したとき、彼女の記念講演が朝日新聞社の浜離宮朝日ホールで行われた。

(ああ、メルケルは2021年12月8日に首相を退任し、政界を引退したのだった)

その記念講演と講演後の質疑応答のすべてはドイツ大使館のHPに掲載されている。
その中から原発問題に関する部分を抜き出してみる。

――ここからメルケルの講演会(2015/3/9)からの引用

2015.3.9 メルケルの来日記念講演

次に政治と女性の問題です。
例えば、脱原発の決定という場合には、男性か女性かという違いは関係ないと思います。
私は長年、核の平和利用には賛成してきました。
これに反対する男性はたくさんいました。そうした男性たちは今日では、私の決定が遅すぎたと言っています。

2022年1月11日火曜日

鳥類研究者・宮城秋乃には起訴状ではなく感謝状を送れっての(沖縄の米軍廃棄物問題)

確実な抑止力の維持といって、安倍政権以来アメリカ・米軍に対する卑屈さが際立っている。
最近の米軍基地を由来とするコロナ・オミクロン株の感染拡大でさえ、米軍に断固とした要請は「日米関係の抑止力は必要というのが政府の判断。毀損するようなことは判断しない」などと山際担当相が言うしまつ。
赤旗 2022.1.9付
他にも核兵器禁止条約への否定的態度、敵基地攻撃能力保持とか、狂気といってもいいようなアメリカ従属の事例はいくらでもあるが、今回の投稿は、なぜか赤旗でもほとんど報道されていない話題だ。
沖縄の新聞では大きく報道されているが、本土の一般紙ではどうなのだろう。

2021年12月29日水曜日

2021総選挙 「維新の会」を選んだ日本人に絶望

近畿圏の小選挙区議席 中国新聞 2021.11.1付から
ちょっと間が空いてしまったが、10月30日投票の総選挙の結果だ。
いろいろ残念なことが多かったが、もっともショックだったことは、日本維新の会が改選前議席11を41へと4倍近く伸ばしたこと。

小選挙区では16議席(前回3)を得た(大阪で15、兵庫で1、その他の都府県は0)。
比例区では全国で8から25へと伸ばした。

  北海道  0→0
  東北   0→1
  北関東  0→2
  東京   0→2
  南関東  1→3
  北陸信越 0→1
  東海   1→2
  近畿   5→10
  中国   0→1
  四国   0→1
  九州沖縄 1→2

こんなことが起こるとは思ってもいなかった。
残念とかショックとかを通り過ぎて、絶望。
維新の会に絶望するのではなく、維新の会を支持する国民に絶望する。