いろいろ残念なことが多かったが、もっともショックだったことは、日本維新の会が改選前議席11を41へと4倍近く伸ばしたこと。
小選挙区では16議席(前回3)を得た(大阪で15、兵庫で1、その他の都府県は0)。
比例区では全国で8から25へと伸ばした。
北海道 0→0
東北 0→1
北関東 0→2
東京 0→2
南関東 1→3
北陸信越 0→1
東海 1→2
近畿 5→10
中国 0→1
四国 0→1
九州沖縄 1→2
こんなことが起こるとは思ってもいなかった。
残念とかショックとかを通り過ぎて、絶望。
維新の会とはどれほどとんでもない集団か国民はわかっているのだろうか。
「維新の会 不祥事」でネット検索すると、出るわ出るわ切りがないほど。
その中から「Nの広場」というブログの「日本維新の会・大阪維新の会『不祥事一覧』ちょっと調べただけで、出るわ出るわ …」と「日本維新の会・大阪維新の会『不祥事一覧』続編」から見出しだけをとり出してみる。
2019年5月 「ウグイス嬢」手配に報酬 容疑の維新・大阪市議を逮捕
2019年5月 北方領土「戦争しないと…」維新・丸山議員 国後元島民へ発言
2019年5月 丸山議員が北方領土で「キャバクラに行こうよ」発言
2019年6月 大阪・守口の西端市長「宅建業法に違反した」 無資格で「重説」
2019年7月 維新の政党活動に政活費 大阪市議会議長 約75万円支出
2019年9月 維新の大阪・松原市議 本会議欠席して妻と沖縄旅行 体調不良を理由に
2019年9月 阪本・八尾市議を市民団体が刑事告発
2019年10月 寝屋川市議が不正受給 元大阪維新、福祉サービス
2019年10月 維新府議が生保社員当時、不正金銭預かり 解雇相当処分
2020年1月 維新・下地議員、現金受領認める IR中国企業顧問から
2020年5月 維新の梅村みずほ参院議員、市民のメールに「不幸の手紙思い出す」⇒「有権者バカに」批判殺到(検察庁法改正案)
2020年5月 維新の守口市議4人、市幹部を長時間拘束か 百条委設置
2020年9月 東京・港区議に罰金15万円 下半身露出で
2020年12月 東京・江戸川区議を書類送検 ひき逃げ容疑で 警視庁
2021年3月 東京・江戸川区議を書類送検 ひき逃げ容疑で 警視庁
2021年4月 「署名簿100枚分を書き写し指印した」 愛知リコール不正で新証言
2021年4月 サウナ問題の市長不信任案、否決 公明3人一転して反対
2021年4月 大阪・池田市長に辞職要求 議会百条委「庁舎を私物化」
2021年4月 維新・梅村議員の秘書逮捕 知人を車ではね殺人未遂容疑
2021年5月 維新梅村議員に文通費流用疑惑 公設秘書は殺人未遂で逮捕
2021年5月 愛知知事リコール 署名偽造の疑いで田中孝博事務局長を逮捕
ブログ「Nの広場」にはここまでしか書かれていないが、それ以後も維新の不祥事はいくらでもあるみたい。
例えば2021年10月16日の神戸新聞ネクストには 維新議員の不祥事、続いていませんか? 松井代表「厳しく処分している」 という見出しの記事がある。
もちろん2019年5月以前にもいくらでもある。
例えば2015年11月14日の赤旗には次のような記事があった。
赤旗 2015.11.14付 |
維新がお題目のように唱える「身を切る改革」とは、人の身を切ることであり、自分の身は守るということ。
さらに、維新府政・市政のもと、新型コロナで大阪はどれほど痛めつけられたのかわからないのだろうか。
上記ブログ「Nの広場」では次のように書かれている。
4月の感染第4波から東京オリンピックが開かれていたときの第5波、そして総選挙の投票日までのコロナ感染の状況は具体的な数字としてはどうだったのか。
100万人あたりの直近7日間の死者数(5月15日現在)
大阪 28.0人
東京 2.6人
北海道 7.4人
全国平均 5.4人
大阪府は2021年3月1日以降は、全国の死者の20%以上を占め、4月以降は30%以上を占めています。
しかも2021年5月1日時点では、7日間の人口当たりの死者数が、インドやメキシコよりも多くなっています。大阪は「世界でもっとも新型コロナの死者が多い地域」となったのです。
――転載ここまで
NHKの特設サイトに47都道府県それぞれの日々の感染者数、死者数などのデータベースがあったのでダウンロードし、東京都と大阪府を比較してみることにした。
1週間ごとの合計で感染者数の推移をグラフ化してみた。
第5波では東京がいっきに増えたが、これは東京オリンピックのせいだろう。
私が注目するのは、10月だ。
つまり総選挙が行われている期間、大阪の感染者はどうなっていたのか。
上記グラフでは東京とほとんど変わらないように見える。
これを人口10万人当たりで見たらどうだろう(大阪の人口880万人、東京の人口1400万人で計算)。
おもしろいことに、グラフ化するとわかりやすいと思ったのだが、10月の大阪と東京の比較は実数でみた方がはるかにはっきりしてわかりやすい(右表 筆者作成)。
最後の週など、大阪は東京の2倍以上の感染者がいる。
国民は総選挙が行われているこの1カ月間、日々大阪の感染者数が東京を上回っている事実を目にしていたはずなのだ。
ブログ「Nの広場」では、死者数において4波のとき大阪は世界一だったとあるので、死者数でも上記とどうようグラフ化してみた。
第4波の大阪の死者数がいかに膨大(世界一)であるかはっきりわかる。
大阪の医療が崩壊していたときだ。
これは当然人口当たりで見ても同じである。
とはいえ、今年11月24日現在までの総期間での人口当たりコロナ死者数はやはり大阪が飛び抜けて多いらしい。
YAHOOニュース「維新躍進のウラで…大阪の『コロナ死者数』が『日本で飛び抜けて最悪』」の記事(11月30日配信)から抜粋すると、
都道府県別の人口100万人当たりの新型コロナ死者数を比べると、大阪府は347.60人と飛びぬけて多い(11月24日現在・札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所データより)。全国平均の2倍以上だ。夏の第5波で医療崩壊が際立った東京都は227.28人と大阪府より100人以上少ない。大阪府の次に死者数が多いのは、観光での流動人口が大きく、寒冷で高齢者施設や医療機関でクラスターが数多く発生した北海道で280.38人。その次が観光立県の沖縄で273.92人。大阪の隣の兵庫県の255.40人とつづく。
とある。
私ここで強調したいことは、大阪のコロナ感染の実態がいかにひどいかを大阪府民、近畿圏の市民、そして国民は知らないはずはないということだ。
そしてそれは当然「維新の会」の失政、悪政の結果だということ。
維新の会の失政・悪政によってこのような大阪の大惨事が起こったということは、橋下徹自身が認めていることだ。
少し詳しくは、最初から引用させていただいている「Nの広場」で大村大次郎さんが「戦犯は『橋下維新』。大阪のコロナ医療崩壊を招いた知事時代の愚策」という記事で書かれている。
――ここから転載(ブログ「Nの広場」から)
はっきり言うと、橋下徹氏や「維新の会」の責任が大きいのです。
2008年に橋下徹氏が知事になってから、大阪府や大阪市は、「行政の無駄を省く」という号令のもと急激に公立病院を減らしました。
市立病院を独立法人化したり、府立病院に統合したりして、大幅に病院施設の削減を図りました。もちろん人員も大幅に削られることになります。
総務省の統計によると、2007年の大阪府の公立病院には医者と看護師は8,785人いましたが、2019年には数半分以下の4,360人になっているのです。
ざっくり言えば、大阪の公立病院の「医療力」は、橋下氏と維新のために半減させられたといえるでしょう。この医者と看護師の数を半分以下にしたことが、新型コロナでの大阪の死者数の激増の最大の要因だといえるのです。橋下氏は維新の会は、ぜひこのことについて明確に説明していただきたいものです。
また維新は、赤十字病院や済生会病院など、慈善事業系の病院の補助金も大幅にカットしました。赤十字病院や済生会病院は、その地域の救急医療や感染症医療も担っていましたので、これも新型コロナの被害が拡大する要因となりました。
現在、大阪は「新型コロナ対策の医療関係者が不足している」として、自衛隊や近隣府県から看護士を派遣してもらったりしていますが、何のことはない、自らが医療関係者の数を減らしてきていたのです。
公立病院や慈善系の病院は、感染症や救急医療などにおいて中枢を担うものです。公立病院や慈善系の病院の戦力がダウンすれば、それはそのまま感染症対策や救急医療の低下につながるのです。
転載ここまで――
「Nの広場」ではさらに詳しく「維新の会」批判が続くので、ぜひ参照して欲しい。
ここまで「維新の会」のデタラメ政治が明白なのに、なぜ維新の議席が4倍近く増えるのか。
「それを言っちゃあお終いよ」とよく知人に言われるが、どこまで近畿圏の人たちは○○なんだろう。
いや、比例でもずいぶん伸ばした(8→25議席)わけだから、日本国中○○だらけだ。
◆ ジャケツイバラ(マメ科ジャケツイバラ属)◆
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