2019年3月21日木曜日

NHK大河ドラマ「いだてん」に対する赤旗の真逆の評価がおもしろい

3/11の赤旗にNHK大河ドラマ「いだてん」の批評が載った。
赤旗 2019.3.11付
史上最速の不人気ぶり、期待外れもいいところ、中村勘九郎は線が細い、ビートたけしがいただけない、はては宮藤官九郎の脚本が良くないと、最初から最後まで悪評で埋まっている。

確かに私のまわりでも良い評価は聞いたことがない。
かくいう私も最初からあまり期待はしていなかった。

「いだてん」のロゴ?
というのは、出演者があまり好きでない俳優ばかりだからだ。
特にビートたけしは何十年も前から大嫌いで、この人の出る番組は決して見ないことにしている。
ベネチア国際映画祭にて金獅子賞を取ったということで無理をしてみた「HANA-BI(花火)」もなんかおぞましいもので、ますます嫌いになってしまった。

中村勘九郎も「禅[ZEN]」という映画を期待して見に行ってガッカリした経験から好きでなくなった。
これは脚本のせいかもしれないが。

とはいえ、大河ドラマを見るのはある種の習慣みたいなもので、20代の頃から見逃したことがない(と思う)。
で、今回もじっと見続けている。

今のところの感想は、石井明の言っていることの半分ぐらいはそうだなと思っていて、特に嘉納治五郎を主役にすれば良かったのにと言う指摘は私もそう思っていたところだ。
しかし、今の段階でそこまで言うこともないのではないかという思いもあり、今週のストックホルムオリンピック本番の回などはけっこう楽しめた。

少し論点はズレるが、金栗四三が騎手を務める旗の国名表記をめぐって、「JAPAN」と書くことに金栗が徹底的に抵抗したところが痛快だった。

過去、「オリンピック 「Hiromi Miyake」でいいのか」とか「日本をとりもどそう オリンピックの名前表記」のタイトルで投稿したように、私は選手名の表記にかなりのこだわりを持っている(というか日本人の奴隷根性に反吐が出る)。
ストックホルムオリンピック開会式
金栗が「JAPAN」はいやだと駄々をこね、「NIPPON」で落ち着いたところは痛快であった。
いっぽう日本がはじめて参加したオリンピックでこのような本当の愛国心を示したというのに、なぜ今のようななさけない日本になったのかと悔しくなる。
来年の東京オリンピックもせっかく日本で開催されるのに相変わらず「JAPAN」であり、「Miu HIRANO」なんだろうなとため息が出てしまう。

ということで中村勘九郎まで少し好きになってしまった。

さて、私のしょうもない番組評はここまでにして、本題にもどる。

冒頭の石井彰のさんざんな評価が載った2日後、赤旗は「いだてん」について次のような記事を載せた。
赤旗 2019.3.13付
シチリア島の旗
テレビドラマの評論だから赤旗もこのような真逆な批評を載せて読者を喜ばせているのだろう(とはいえ、珍しいことではある)。
おそらく私も文句言い言い「いだてん」を最後まで見ると思うので、できれば「やったぜドクカン」と最後は思わせてほしいものだ。

書きそびれて最後になってしまったが、このドラマのロゴマークはシチリア島の旗の図案とそっくりで、これはちょっと問題があるのではないだろうか。


 五島列島シリーズ①  ◆ ノアザミ(キク科アザミ属)◆


ノアザミ 2018.5.5撮影 福江島鐙瀬溶岩海岸
昨年5月の大型連休のとき、長崎から福江島へ渡り、五島列島を南の端から北の端まで縦断し、福岡へもどるという旅をした。たまたま隠れキリシタンの教会群が世界遺産に内定したという新聞報道に接し、がらにもなく教会めぐりのような旅になってしまったのだが、出会ったいくつかの花々を紹介する。
まず福江島南東にある鐙瀬(あぶんせ)溶岩海岸を散策した時の花々から。
アザミという名の固有種はなく、アザミというのはアザミのなかまの総称だ。春に咲くものはほぼノアザミだろうということで、ここでもそう安易に判断しているのだが、本当は別の種かもしれない。それにしても生き生きとした立派なアザミだ。

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