2017年7月28日金曜日

日本国憲法の誕生 ④日本政府の改憲草稿 その1 近衛文麿と佐々木惣一

この期に及んでも驚くべき旧態依然の支配層

東久邇宮内閣 1945.8.17~10.9
ポツダム宣言を受諾して無条件降伏(?)したはずの日本ではあるが、その支配層の絶対主義的天皇制に洗脳されきった頭は驚くばかりの頑迷固陋さだった。

そもそも8月15日の天皇による「玉音放送」からにして、「朕ハ茲ニ国体ヲ護持シ得テ」と勝手なことを言っている。
同日付の内閣告諭も「今や国民の斉しく向かふべき所は国体の護持」「大御心に帰一し奉り、必ず国威を回復し父祖の遺託に応えむことを期す」だ。

まるっきりポツダム宣言の意味を解していない。
侵略戦争や暗黒政治への反省はみじんもない。

2017年7月24日月曜日

日本国憲法の誕生 ③ポツダム宣言受諾

ブログ「みんなが知るべき情報/今日の物語」から
前回2回まで安倍の低次元の憲法観について述べたが、安倍に限らず、保守的、右翼的改憲論の一番は、現憲法がGHQに押しつけられたものだからという論だろう。
だから彼らにとっては改憲も「日本を取り戻す」の一つになる。
このことが皮肉にも彼らのアキレス腱になっている。
つまり、アメリカ様いいなりの彼らが憲法だけアメリカに押しつけられたという愚かさだ。

以後、このシリーズは、この「押しつけ論」を論破するつもりで書いていきたい。
と私がえらそうなことを言わなくても、すでに多くの先達が論破しつくしているのだが。

2017年7月20日木曜日

日本国憲法の誕生 ②安倍晋三の憲法観 その2

ユーチューブに「政治家と話そう」というチャンネルがあって、2012.12.14に安倍晋三が自民党総裁として出演している。
その31分ちょっとの動画から1分弱を抽出したものが下の動画だ。(ユーチューブで見る


この部分をテキスト化すれば次のようになる。

2017年7月19日水曜日

日本国憲法の誕生 ①安倍晋三の憲法観 その1

2012年総選挙以来の安倍キャッチコピー「日本を取り戻す」は次のように着々と進んでいるようだ。

かつての日本   とりもどしたもの 備 考   
愛国心 教育基本法改定 2006.12.15 第1次安倍内閣で成立
軍機保護法 特定秘密保護法 2013.12.6 成立
大本営 国家安全保障会議(NSC) 2013.12.4 成立
軍需産業 武器輸出原則解禁 2014.4.1 「防衛装備移転三原則」閣議決定
海外での武力行使 戦争法(集団的自衛権行使等) 2016.9.19 成立
教育勅語 教材として容認(条件付き) 2017.3.31 閣議決定
軍事教練 体育武道で銃剣道を採用可 2017.3.31 文科相官報告示
治安維持法 共謀罪(テロ等準備罪) 2017.6.15 成立
「修身」教育 道徳の教科化 小学校2018年度から 中学校2019年度から
*まだあったような。

残るは宿願の憲法改正(改悪)か。

2017年7月5日水曜日

都議選 がんばった共産党 裏切りだらけの民進 自虐の自民 卑劣きわまる公明党

7/2投開票の都議選が終わった。
都民ファースト圧勝、自民惨敗は大方の予想通り。
共産党は2議席増の驚きの大健闘。

というのも、前日に党別の予想獲得議席数をいくつかネットで調べたのだが、共産党はだいたい11~12議席。
マスコミは「都民ファースト vs 自民」のなかで共産は埋没と報道。
現有17議席維持すらできないだろうと私も思っていた。
赤旗 2017.7.5付
私がネット上で見た範囲では、共産党の獲得議席数予測の最大は15±4というもの。
つまり、結果はこの15±4の最大値19となった。