2013年3月21日木曜日

Nexus7とペアレンタルコントロール

3月のはじめに、私が5年以上契約を続けている光回線のメガエッグから電話があった。
今から3年継続契約でグーグルのタブレットNexus7をプレゼントするという。
5年契約ならWindows8のノートパソコンだ。

台数限定だからはやく返事をしないとこのサービスは終わるといってあせらせる。
メールが届いているはずだというから、メールボックスを開いて確かめるがそんなものはない。
メガエッグに何も不満はないからこれからもずっと続けていくつもり。
そしてタブレットもノートパソコンもどちらもほしい。

わが家ではどちらが必要だろうかとあれこれ電話口で考え、けっきょくその場でタブレットをもらうことにした。

3日後に郵メール(封書)でメガエッグからのサービス案内が届く。
なんだ、Eメールではなかったのかとわかると同時に、もう少しじっくり考える時間があったのではないかと腹も立つ。

タブレットが届く前にいろいろ調べてみて、Nexus7が8GBストレージの商品で16,000円ぐらいだとわかり、ちょっとがっかりする。
ホームページから
4~5万円ぐらいのものだろうと思っていた。
おまけに8GBストレージというのはあまりに少なすぎはしないか。
せめて32GBの方にしてくれればいいのに。

さらにサイズが小さい。
スマートフォンを少し大きくしたぐらいのものだ。
それはそれで売りなのかも知れないが、イメージとちがっていた。
電話だけの案内で決めたものだから、そんな結果になる。

とはいっても、そんなことがわかったとしてもけっきょくタブレットにしただろう。

私も妻も昔ながらの携帯しか持っていない。
スマートフォンやタブレットはおもちゃとしては欲しいが、費用対効果の点でとても購入する気がしない。

中学生の息子は昨年末から携帯を持たせた。
ネット通信には契約せず、通話とショートメールしかできない。
パソコンからのファイル転送で音楽を楽しんだりはしている。

息子といえば、保育園の時から専用のデスクトップパソコンを与えていた。
小学校中学年からはフィルタリングをした上でネットもできるようにした。
ところがある日、そのフィルタリングが解除されていることに気づいた。
3カ月ぐらい、彼はまったくフリーでネットサーフィンをしていたのだ。
IEの履歴を見てみると、しっかり無修正のアダルトを見ている。
それで彼は小学校6年生になる前にパソコンを取り上げられた。

その後、居間にパソコンを置き、大型テレビをディスプレイにして家族3人がそれぞれのアカウントで使えるようにした。
私と妻はパスワードを決め、子どもはパスワード無し。
当然子のアカウントユーザーにはマカフィーの保護者機能をはたらかせてフィルタリング。

ところがある日、妻のパスワードが破られ、妻のアカウントで子がネットを利用していることが判明。
やはりアダルトを閲覧している。

という壮絶な歴史の中で、またもやタブレットという新しい道具を家族で使おうとしたわけだ。

メガエッグの電話から10日ぐらいして、Nexus7が届いた。
この日から約1週間の苦闘が始まる。

初期設定の通信設定で大いにつまづきながらも、何とか使えるようにする。
グーグルのアカウントは家族3人がそれぞれ昔からもっていたので、このNexus7でも3人のユーザーアカウントを作成。
書きそびれたが、Nexus7のOSはグーグルのアンドロイドなのだ。

次はウィルス対策ソフトだ。
一番の目的はフィルタリング機能を子のユーザーアカウントではたらかせること。
このフィルタリング機能をもったソフトが非常に少ない。
いろいろさがして、トレンドマイクロの「ウイルスバスター モバイル for Android」というやつを見つけた。
ペアレンタルコントロールという機能もついていて申し分なしだ。

さっそく30日の体験版をネットからインストールする。
ところが私のユーザーアカウントではきちんとはたらいているが、妻と子のユーザーアカウントではソフトそのものが見当たらない。
居間のパソコンではマカフィーが3つのユーザーアカウントできちんとはたらき、子のアカウントだけは保護者機能もはたらいている。
それと同じ感覚であったから、はたと困った。

一応このソフトのペアレンタルコントロール機能を確かめようと、私のユーザーアカウントで設定をしてみる。
フィルターの強度は高中低の3段階。
デフォルトの中のままにして、機能をONにする。
すると、さっそく動作が始まり、あっという間に「ブックマークから次の有害なURLを検出しました。削除しますか」みたいなメッセージが現れ、10数個のアドレスが一覧になっている。

はじめて使うタブレットで、ブックマーク? と思ったのだが、よく見てみると、みな覚えがあるようなアダルトサイトだ。
これはどういうことだろうといぶかしむ。
しばらくして思い当たった。

私のPCでは、IEを標準で使っているのだが、一時期グーグルのクロームをアダルト専用にして使っていたことがある。
そして、今回のタブレットの初期設定時、他の端末と同期させる云々の場面で、よくわからないまま同期にチェックを入れた。
グーグルのタブレットでアンドロイドがOS、ブラウザはクロームだ。
つまり、このNexus7は私のパソコンのクロームのブックマークと同期したのだ。
そして、ペアレンタルコントロールにより、有害と判断され、削除を要請されたというわけ。

恐るべしグーグル、恐るべしウィルスバスター。

恐れたり感動したりしている場合ではない。
私のアカウントでペアレンタルコントロールがはたらき、子のアカウントではソフトそのものがない。
意味がないの二乗ではないか。

トレンドマイクロに電話することにした。
ナビダイアルでなかなか繋がらない。
待っている間にも20秒ごとに10円。
メールでも対応といっているので、電話を切り、WEBからメールで問い合わせた。

その日のうちに次のような回答が来た。

「大変申し訳ないのですが、現在、ウイルスバスター モバイルに関しては、一つの端末に複数のアカウントを作成するマルチユーザー環境には、対応しておりません。
そのためインストールを行ったアカウント以外では、ウイルスバスター モバイルをご利用いただくことができません」

じゃあどうするか。
続けて問い合わせた。

「ということであれば、管理者以外のアカウント(つまり子どものアカウント)でも1つであれば、つまり、そのアカウントでダウンロード、インストールすれば使用できるということでしょうか。
今インストールしている体験版はいったんアンインストールすることになると思いますが、あらためて子どものアカウントでダウンロード・インストールができるのでしょうか。
体験版をいったんアンインストールしたら二度目は使えないということであれば、正式版を購入したら、上記の使い方(管理者ではないアカウントで使用)ができるでしょうか」

これに対して次の回答。

「マルチユーザ環境でのウイルスバスター モバイル for Android(以下、ウイルスバスター)のご利用につきましては、弊社にて詳しく動作を確認したところ、現時点では不安定な要素が多く、端末やインストールしているアプリなどの影響により、インストールできなかったり、正しく動作しなかったりといった現象を確認いたしました。
そのため、お子様のユーザ/トレンドマイクロアカウントのみでウイルスバスターをご利用の場合でも正しく動作しない可能性がございます。
誠に恐縮ではございますが、現時点ではマルチユーザ環境下でのウイルスバスターのご利用につきましては、サポート対象外させていただいておりますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。
ご希望に添えず誠に申し訳ございません」

これ以上質問してくれるなという文面に見える。

しょうがないので次のようにしてみる。
妻と子のユーザーアカウントを削除し、私のみの単一のユーザーにする。
その単一のユーザーアカウント内で、息子のグーグルアカウントを追加する。
そうして、私のグーグルアカウントを削除。
このようにして、Nexus7を息子のグーグルアカウントのみの単一ユーザーにする。
これでペアレンタルコントロールがはたらいた状態で、息子が利用できることになる。

この状態で実際に子どもに使わせる。
条件は居間から持って出ないことと親がいるときだけ。
さっそくゲームをインストールして楽しんでいる。

そうしてしつこく問い合わせる。

「マルチユーザ環境ではサポート対象外ということですが、次のことを確認できますか。
3人のユーザーで管理者のみウィルスバスターをインストールして、その管理者ユーザーにおいてはそのソフトは正常にはたらき、ペアレンタルコントロールも有効に動いていました。
ということは、マルチユーザー環境でも、管理者ユーザーのみにおいてはこのウィルスバスターは正常にはたらくと考えていいのでしょうか。
とりあえず、今は子どもを管理者にして単一のユーザーでウィルスバスターをはたらかせながら(ペアレンタルコントロールを有効にして)子どもに使わせています。
当初のようにユーザーを2人(大人)増やしても、その2人はウィルスバスターは使えないのですが、管理者(子ども)の環境ではウィルスバスターが有効にはたらくのであれば、そういう使い方をしたいのです。
私の場合、そういう使い方は大丈夫だったという実績がわずか2日間でしたがあるのです。
自己責任でいいのですが、それならおそらく大丈夫だろうといった返答はいただけませんか。
それで30日間使ってみて問題なければ購入しようと思います。
問題があれば、そのタブレットは子ども専用(単一ユーザー)にするという選択もあります」

回答が来る間、別の方途はないかと考えてみる。
わが家の3台のパソコンはマカフィーで保護している。
そのうち居間の1台は3つのユーザーアカウントで、マカフィーがはたらき、子のユーザーアカウントでは保護者機能もはたらいていることはすでに書いた。
そのライセンスを1つ追加できるのであれば費用負担も軽くすむのではと思い、マカフィーに電話してみた。

マカフィーはパソコン用とモバイル用はまったく別のソフトで、モバイル用のソフトを新しく購入してもらうしかないという。
それではそのモバイル用のソフトは複数ユーザー環境に対応しているかと聞くと、モバイルに複数ユーザーなんていうのはないとおっしゃる。
そんなこといったって、現に私が今Nexus7で複数ユーザにしているのだといっても、容易に信じようとしない。
実はNexus7のアンドロイド最新バージョンで、モバイルでも複数ユーザーができるようになったらしく、このマカフィーのオペレーターはそのことを知らないのだろう。

それで複数ユーザーのことは脇に置いて、そのモバイル用ソフトには保護者機能はあるかとたずねると、モバイル用にそんなものはあるはずがないとびっくりするようなことをおっしゃる。
私はマイクロトレンドのソフトにはペアレンタルコントロール機能がついていること、多くの中高生にも普及しているスマートフォンでネット環境がフリーでいいと思うのか、マカフィーのようなウィルス対策大手のメーカーがそんなことを言うとはあきれてしまうと強い口調で言う。

そうこうしているうちにマイクロトレンドから回答が来た。

「マルチユーザ環境下でのウイルスバスターが、一時的に正常に動作していた場合も、、その後、不調になってしまう可能性も考えられますので、現時点ではサポート対象外とさせていただいております。
大変申し訳ございませんが、サポート対象外となります環境下での、ウイルスバスターの利用における、動作の正常性の確認等につきましては、お答えできかねてしまいます。
恐縮ではございますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします」

それでは息子のグーグルアカウントを使った単一のユーザーとしてタブレットを使い、ウィルスバスターのペアレンタルコントロールを機能させながら使う(現状)しかないと観念した。

そこで念のためもう一度ペアレンタルコントロールが機能しているか確かめることにした。
Nexus7のクロームには、メニューの中にシークレットタブというのがある。
このタブを使うと、履歴や検索履歴が残らないし、タブを閉じるとクッキーなども消去される。
ペアレンタルコントロール機能検証のためだからアダルトサイトにアクセスする必要がある。
その履歴を残したくないのでこのシークレットタブを使って検証だ。

「アダルト」で検索すると、トップに「アダルト動画 裏アゲサゲ-無料アダルト動画」というサイトが現れる。以下「無料エロ動画-FC2動画 アダルト」などたくさんのアダルトサイトが並ぶ。
しかし、画像はいっさい表示されていないので、がまんはできる。

トップの「裏アゲサゲ」をタップすると、ほとんど無修正といっていいぐらいの小さなサムネイルがたくさんあらわれる。
その一つをタップすると、申し訳程度のモザイクが入ったもろのアダルト動画が再生される。
まったくペアレンタルコントロールがはたらいていないではないか!

「オナニー」で検索してみる。
Wikipediaなどのアダルト以外のサイトも含めてたくさん検索される。
すべてテキスト表示だが、上部メニューにあった「動画」をタップすると、サムネイル表示のアダルトサイトがずらっと並ぶ。
検索段階からすでにペアレンタルコントロールは機能していない。

その中の一つFC2の動画を開いてみると、タレントのようなかわいい女の子が素っ裸で大股を開きオナニーをしている。
無修正であり、画質はタブレットの小さな画面だからけっこうきれい。
ざまざまな格好で性器をできるだけ見えるようにし、あえぎながら潮を吹きながらの痴態が続く。

このようなものを全国の中高生が毎日のように見ているわけだ。
知らぬは親ばかりというケースは莫大な数になるだろう。

1年以上前の話だが、息子の友達に最新のipod touchを持っている子がいた。
ブラウザでネットが自由に閲覧できるものだと思う。
その子が私の家でwi-fiを使ってネットに接続していた。
フィルタリングについてその子に聞いても要領を得ないので、父親に電話して聞いてみた。
そんなものは必要ないとのこと。
後日、その子の母親に会ったとき、フィルタリングの重要性について話した。
母親はそんな子どもの自由を束縛するようなことをするものではない、そんなことをするから子どもが伸びなくなるのだと逆に説教された。

現在のネット環境のすさまじさについて、多くの親は正しく理解できていないのではないだろうか。
私のように理解したつもりの親でも、何度も失敗しているし、今もフィルタリングをかけるためにこんな苦労している。

さて、Nexus7は単一のユーザーでウィルスバスターのペアレンタルコントロールがはたらいていると思っていた私は、クロームのシークレットタブでまったく機能していないことがわかった。

そこでまたマイクロトレンドへメールだ。

「たびたびの質問で恐縮します。
現時点で複数ユーザーをやめて、単一ユーザーの使い方にしています。
ウィルスバスターは正常にはたらいていると表示されているのですが、ペアレンタルコントロールがまったくはたらいていません(設定はきちんとできています)。
一度アンインストールして、再度ダウンロード、インストールしてみましたが、表示はすべて正常なのに、やはりペアレンタルコントロールだけが機能しないのです。
つまり、アダルトのWEBがフリーパスです。
これがはたらいてくれないと意味がないのです。
どうしたらいいですか」
そうすると、メールでは状況把握が困難だから、電話をしてくれという回答があった。
そこでナビダイアルで電話によるサポートを受けたのだが、話しているうちに、このウィルスバスターはクロームには非対応だと言われた!
あとでトレンドマイクロのQ&Aを見ると、確かにそのように書いてある。

それではなぜ最初からそう言ってくれないのかと腹が立ってくる。
このソフトの正式名称は「ウイルスバスター モバイル for Android」だ。
アンドロイドのためのウィルスバスター モバイルなのに、グーグルの商品Nexus7で当然OSはアンドロイドでしかもNexus7に最初から標準でセットアップされているグーグルの標準ブラウザ・クロームに非対応とはいったいどういうわけだ?!

このオペレーターは、Nexus7になってクロームが標準になっているが、それ以前のアンドロイドでは、「ブラウザ」というブラウザが標準で、このウィルスバスターはその「ブラウザ」に対応しているのだとわけがわからないことをいう。

そのブラウザの名前は何というのかとたずねても「ブラウザ」ですとしか言わない。
「自動車」という名前の自動車があるのか! と叫びそうになる。

それではその「ブラウザ」をどうしたらNexus7にインストールできるのかと聞くと、グーグルに聞いてくれという。

電話を切った後、Nexus7のplayストアでどのようなブラウザがあるかを調べてみる。
たくさんある。
だが、どれがウィルスバスターに対応しているのかわからない。
そもそもウィルス対策ソフトに対応しているブラウザをさがすなど馬鹿げているではないか。
そこでまたメールで問い合わせた。

「先ほど電話でサポートを受けました。
nexus7ではクロームは保証していないということでびっくりしました。
標準のブラウザで保証しているとのこと。
グーグルのnexusだから当然クロームが標準だと思っていました。
それにnexus7では最初からクロームしか入っていません。
クローム以外の標準のブラウザ(ウィルスバスターが対応)は新たにインストールする必要があると言われました。
そのブラウザの名前は何かと問えば、「ブラウザ」という名前だと言います。
ハッキリ言って訳がわかりません。
グーグルに問い合わせて聞けと言われましたが、まず自分でnexsuのメニューにある「playストア」から探してみると、様々な無料のブラウザがあります。
それぞれ名前がついているので、御社がその名前をただの「ブラウザ」だというのが理解できません。
「Opera Mobile ウェブブラウザ」なのかと思ったりします。
けっきょく、御社が「トレンドマイクロ・ウイルスバスターモバイル for Android」がサポートしているのはこのブラウザですよとブラウザの名前をはっきりと教えてくれないとおかしいのではないですか。
ということで、そのブラウザ名を教えてください」

しばらくしてマイクロトレンドから電話があった。
私のメールを見ての電話らしい。
Nexus7について調べてみたのだろう。
最初のメールに対応してくれた人もそうだが、この人もNexus7では標準ブラウザがクロームになっているという認識がなかったのではないだろうか。

以前のアンドロイドではブラウザは単に「ブラウザ」というアイコンで表示されていたらしい。
それはクロームではないのだ。
そのオペレーターもウィルスバスターが保証する「ブラウザ」をNexus7にセットアップするにはどうしたらいいのかわからないという。
これまでの経過から私もちょっと口調が荒くなり、Nexus7が発売されて半年になろうとしているのに、なぜ「ウイルスバスターモバイル for Android」がクロームに対応するようにバージョンアップしていないのかと詰問したりして、オペレーターも困惑したことだろう。

グーグルに問い合わせる元気がない。
以前の標準だった「ブラウザ」をクロームの代わりに使いたいので、どうしたらその「ブラウザ」をインストールできますか、とグーグルに聞くのもためらわれる。

今現在Nexus7をどのようにしているかだが。
まず、クロームを「無効」にしている。
「グーグル検索」というアプリも無効にした。
ユーチューブは今のところアダルト関係の動画はNexus7では見当たらないのでそのまま。
ウィルスバスターは体験版をそのまま入れたまま。
息子のグーグルアカウントでの単一ユーザー。

クロームの無効は子どもが設定の手順がわかってしまえば自由に有効に変えることができる。
親の留守のときに使われたら心配だ。
そこで、私が開始するときの画面ロックでパスワードを設定した。
子どもが使うときは、私にパスワードを入れてもらう。

子どもは親がいるときに、居間でのみ使用可ということだ。
さっそく時間を忘れてゲームに熱中している。
親としては複雑な心境だ。

この先、利用方法の変更はあり得る。

追伸1

Nexus7のユーチューブのメニューに「履歴」がある。
これを開くと、Nexus7で見た動画が最初にいくつか入っているのは当然としても、あとからあとからたくさんの履歴が現れる。
どういうことだろうと見ているうち、ほとんどがサッカー関係の動画やアニメだということに気づく。
つまり、息子が居間にあるパソコンで今までに見たユーチューブの履歴なのだ。
グーグルのアカウントで同期しているということはこういうことなのだ。
すごいというより不気味。
息子もそれを見てとてもいやな顔をした。
当然だろう。
息子のプライバシーはない。
気の毒だ。
さいわい履歴の中にアダルト動画はなかった。
マカフィーの保護者機能が有効にはたらいている結果だろう。
息子はどうか知らないが私はホッとした。

追伸2

Nexus7のストレージが8GBであまり少ないではないかと嘆いたが、ちょっと私の認識が足らなかったようだ。
今どきのパソコンの内蔵HDDは最低でも500GBぐらいだろう。
SDカードだって32GBがふつうに流通している。
2時間のFHDの動画(WMV)なら1本で6GBぐらいだ。
アプリケーションをいくつか入れたらすぐにいっぱいになりそう。
本当に8GBで使い物になるのか。

Nexus7の「playストア」を見ると、本当にたくさんのアプリがある。
無料で使えるのもいっぱい。
本も無料で読めるいいものがたくさんある。
でも8GBじゃあね、というのが私の嘆きだったのだが。

クラウドとは何かについてそれなりにわかっていたつもりだった。
パソコンでもWebメールやオンラインストレージを利用している。

息子がまず3つほどゲームアプリをインストールした。
私が一冊本を取り込み、「国宝」というアプリをインストールした。
たしかに使用ストレージ量は増えたが、いっぱいになってはいない。

国宝で美しい画像を見る。
1枚でけっこうなサイズだと思う。
相当の数の画像があるのだが、これが全部8GBにおさまるはずがない。
つまり見ようとしているところだけそのつどダウンロードしているのだ。
ゲームも本も画像もすべて本体はクラウドにあって、必要な部分のみリアルタイムで切れ目なしで受信し、ストレージに残さない。
Nexus7は(というよりタブレットやスマートフォンはといっていいのかどうか)クラウド利用に特化した端末なんだ。

というのが今の私の新たな理解なのだが合っているだろうか。

それにしてもグーグルはマイクロSDカードのインターフェイスぐらいつけられなかったのか。

◆ ハルジオン?(キク科ムカシヨモギ属) ◆
ハルジオン? 2013.3.8撮影
3月初旬、ホトケノザは咲き誇っているが(写真では右上に1つだけ写っているピンクの花)、他の野草の花はほとんど見られない。そんな中でこの白いキク科の花が目を引いた。何かわからない。思いつくのはハルジオン。4月頃から咲き出す花だ。時期は早いし、ずいぶん貧弱だ。しかし、早咲きのひ弱なハルジオンという気がする。

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