2021年9月18日土曜日

富裕層と大企業に増税を 「国民のために働く」日米リーダーの格差

世界の富豪たち

コロナによるパンデミックが起こって1年半。
世界中で庶民が苦しむなか、大富豪は自らの富を増やし続けている。
資産10億ドル(約1100億円)超の上位富豪15人は、資産をこの間平均82%増やした。
赤旗 2021.9.7付 赤は筆者
上記15人の現有資産最下位にいるアマゾンのM・スコットは、パンデミックが始まった頃360億ドル(約4兆円)という天文学的資産を保有していたが、この17カ月間で185億ドル増やしている。
一般的に日本人の生涯収入は2億円だと言われているから、このM・スコットの17カ月前の資産は日本人約2万人分の生涯収入に相当する。
それを、このパンデミックの間にさらに185億ドルも増やしたってわけだ。

さらに上位の者は言うに及ばず。
現有資産トップは同じアマゾンのジェフ・ベゾスというのがすごすぎる。

2021年9月8日水曜日

日本国憲法の誕生 ㉓マッカーサー vs 極東委員会

日本国憲法を確定するための最後のステージに入った、と前回書いたが、私は日本国憲法が誕生するまでのステージは次の4つだと考えている。

第1ステージ 戦後すぐに日本人自身が憲法草案をつくった時期(約半年)

民間では、高野岩三郎や鈴木安蔵らの憲法研究会が作った「憲法草案要綱」が有名だ。
その他、民間だけでも10数種類の憲法案ができたらしい。
近衛文麿や佐々木惣一など、半官半民のような人たちも保身のために憲法草案を作った。
日本政府は正式に憲法問題調査委員会をつくり(GHQの要請があったからだが)、松本烝治を委員長として憲法改正案大綱をつくった。
日本共産党や日本自由党などの政党も新憲法の骨子や改正要綱をつくっている。