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2012年8月28日火曜日

御嶽山 山行記 ①

8/20の夕方から御嶽山に向けて車で出発した。
8/26に帰ってきたのだが、たまった新聞、とりためた録画、部屋のかたづけ等々ブログに手がつかなかった。

毎年7月下旬から日本アルプスに1週間程度こもるのだが、今年はなぜか1か月遅れになってしまった。
体調のことも考えて短めかつゆとりのある日程をということで、御嶽山に決めた。

朝日新聞社刊 「週刊日本百名山No.16」から
御嶽山は日本アルプスの一部とはいいにくい位置にある雄大な独立峰だ。
一番の特徴は山頂域が広く、変化に富んでいること。
南端の王滝頂上から北の継子岳まで直線距離で3㎞以上ある。
その間には5つの火口湖があり、その中の二ノ池は日本最高所(2905m)の高山湖だ。

今回の山行は、この御嶽山山頂をくまなく歩こうという計画だ。
ふつうの人なら山頂で1泊すればOKだろうが、体力に自信のない私は、二ノ池新館という山小屋に連泊することにした。

初日 8/22(水) その1


前夜は国道19号線沿いにある道の駅「木曽福島」で車中泊。
山小屋以外はすべて車中泊と決めている。

6時前に起きて、木曽福島町内にあるセブンイレブンで水や食料を買う。
いくつもある登山口の中で最も南にある王滝口を選ぶ。
山頂までの歩く距離が一番短そうだからだ。

車は御岳スカイラインを通って田ノ原(2180m)まで入れる。
1時間以上かかるけっこうな距離だ。

御岳湖というダム湖沿いでめずらしい花が目に入って車を止めた。

フシグロセンノウ 2012.8.22撮影
ナデシコのなかまで、図鑑では北海道と沖縄を除いて全国に分布とあるが、広島では見た記憶がはっきりしない。

スカイラインに入る直前、ヒッチハイカーを拾った。
終点の田ノ原まで30分ぐらい話した。
26歳の好男子で、ヒッチハイクによる日本百名山登頂早期達成をめざしているとのこと。
一瞬目が点になる。
それは何か意味があることなのだろうか。

連絡船とかしょうがないときもあるが、基本的に交通費はゼロ。
宿泊は民宿に泊まるときもあるが、野宿とかヒッチハイクで乗せたもらった人が泊めてくれたりする。
直近の1年間(仕事を辞めて)で60近く登った。
それまで(仕事をしていた)に20ぐらい登っているから今80ぐらいかな。

馬鹿げたことのように思うが若者の特権ともいえる。
田ノ原に着くと、ありがとうの一言を残してさっさと登っていった。
ひょっとすると来年あたりテレビに出るかも。
名前ぐらい聞いておけばよかったかな。


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1 件のコメント:

  1. やあ、やっと始まりましたね、御嶽山行記。
    楽しみに待ってましたよ。
    そういう若者、最近よくいますね。
    この夏、私が穂高で出会った若者、わずか1日15時間で
    槍ヶ岳~大キレット~北穂~涸沢槍~奥穂~ジャンダルム~西穂の岩稜越えを終えたそうです。
    まあ、若者の「自己確認」作業なのでしょうね。

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