2017年3月11日土曜日

小さき人々の幾千万の「原発さえなかったら」の声が聞こえるか

柳美里
作家の柳美里が月に一度赤旗に「南相馬 柳美里が出会う」というエッセイを書いている。

柳美里といえば、過去に自著「石に泳ぐ魚」のモデルとされた人物からプライバシー侵害で訴えられる事件があったりして、あまりいい印象を持っていない。
作品も芥川賞受賞作「家族シネマ」しか読んだことがなく、それも内容はほとんど覚えていない。

一度抱いた悪印象はなかなか拭えないのだが、それでも東日本大震災、福島原発事故に対して真摯に向き合い、南相馬に転居してまで活動を続ける姿をみていると、ちょっと見直したりもする。

その柳美里の直近のエッセイの一部だ。
赤旗 2017.2.27付 柳美里のエッセイから

2017年3月6日月曜日

映画「この世界の片隅に」とNHK朝ドラ

映画「この世界の片隅に」から
アニメ映画「この世界の片隅に」がキネマ旬報1位になったり、日本アカデミー賞でも最優秀アニメ映画になったりと、この1年間の映画界の話題をさらった観がある。
私も観たが、いい映画だ。
しかし、そんなに大騒ぎするほどのものだろうか(失礼)。

私に映画の鑑賞能力がないといってしまえばそれまでだが、事実、「東京物語」のブログ投稿では、私の感性が試されていると痛烈なご批判をコメントでいただいた。
「東京物語」は、なぜ世界一(しかも映画史上)なのかだけでなく、どうしても好きになれない映画だ。

それに比べれば「この世界の片隅に」はいい映画だと思う(が、2回観ようとは思わない)。

2017年3月1日水曜日

語るに落ちた稲田防衛相、そして自民党の「慰安婦像」は?

稲田朋美防衛相の国会答弁があまりにひどい。
なかでも南スーダン情勢についての次の答弁は最悪。

2017.2.9 赤旗記事の一部 赤線は筆者
稲田防衛相
毎日新聞WEBから
南スーダンで戦闘行為があったことになると、自衛隊の派遣が憲法違反になるから「戦闘」という言葉は使わないと稲田は言っている。
つまり戦闘があったことを言わずもがなに語っている。
これを「語るに落ちる」という。