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2012年7月31日火曜日

オリンピック 「Hiromi Miyake」でいいのか

オリンピックのウエイトリフティング女子48キロ級を見た。
三宅宏美の活躍は強く凛々しく美しくという感じで、とてもすばらしかった。
おじさんがかつて金メダルをとったときのことはよく覚えている。
前回のオリンピックに出場したときは、自分の子どもだからといって女の子に重量挙げなんかさせるなやなどとぶつぶつ言っていた(私が)。
今は銀メダルおめでとうといいたい。

この競技は日本(三宅宏美)と中国(王明娟)と北朝鮮(リャン・チュンハ)の選手が争っていた。
会場の掲示板に表示される名前を見ると、

三宅宏美―Hiromi Miyake
王明娟―Wang Mingjuan
リャン・チュンハ―Ryang Chun Hwa

となっている(王明娟とリャン・チュンハは別のローマ字表記だったかもしれない)。

王明娟とリャン・チュンハは自国で呼ばれているとおりの「姓・名」の順だ。
三宅宏美だけが「名・姓」となっていて、わが国での表記と逆だ。

このことを疑問に思う日本人がどのくらいいるのだろう。
ローマ字や英語で自分の名前を表記するとき自ら喜んで「名・姓」とするのがおおかたの日本人だ。
同じことを韓国人や中国人がされたら抗議するのではないだろうか。

戦前のことはよくわからないが、戦後はずっと上記のような名前表記が行われてきたと思う。
毛沢東を「Takutou Mou」、全斗煥を「Tokan Zen」などと欧米は表記しなかっただろう(とりあえず日本語読みローマ字)。

このウエイトリフティングで金銀銅が中日朝と並び、その名前表記を見た世界の人々はどう思っただろうか。
「中国と北朝鮮は自分の名前に誇りを持っているんだな、まあそれは当然のことだ。日本は名前までも欧米追随か」
などと思われるのは事実としてもいやなことだ。

私も社会人になって問題意識を持つまではそんなこと疑問に持つこともなく「Hiromi Miyake」だった。
中学校で英語を勉強し始めたとき、そのしょっぱなから「Hiromi Miyake」と教えられるのだから無理もない。
この教育の問題は今も変わっていないのではないか。
名前というのは究極の固有名詞であり、アイデンティティーではないか。
そして名前の表記などはその民族の誇りある歴史的文化ではないか。

せめて学校教育で「自分がアメリカ人だったら『Hiromi Miyake』と書くんだよ。だけど日本人なんだから英語で書くときも『Miyake Hiromi』と書かなくてはダメだよ」と教えてほしい。
でなければ「ジョン・F ・ケネディを日本語で書いたりしゃべったりするときはケネディ・F・ジョンとするんですよ」と教えるべきだ

2012年7月30日月曜日

反則をめぐるサッカーと柔道の極端なちがい

7/28は女子サッカーの対スウェーデン戦と柔道の初日の試合時間が重なっていた。
テレビを2画面表示にしてみたりして苦労した。

柔道の方は男子平岡と女子福見の試合はすべて見た。
2人ともこれまでの経緯を考えると「金」をとらせたかった。
平岡の場合はそれでも銀だったのでよかったが、福見は本当にかわいそうだった。
はっきりいって泣けた。

久しぶりに柔道の試合をしっかり見たので、今までのイメージと異なるところがたくさんあって驚いた。

柔道は勝負が一瞬にして決まる場面が多く、もうハラハラドキドキの連続だ。
技の応酬で決まることは納得できるが、反則や指導でも一瞬にしてゲームオーバーになる。

攻撃における反則はその時点で負け。
外国人どうしの試合でそのような場面を2回見た。
2人ともどうしても納得いかないようすで怒りと悔しさをもろ表現していた。

サッカーとどうしても比較してしまう反則が「指導」というやつだ。
攻撃しようとしていない、腰が引けている、組もうとしない、かけ逃げをする、場外へ逃げるなど、5分間の試合時間をすべて積極的に攻撃するよう促すルールだ。
何度も帯を締め直すという行為で指導を受けた選手もいた。

その指導も2回で「有効」、3回で「技あり」、4回で「1本」というように、勝負に直結している。
延長戦では指導を1回受けていた場合には、次に指導があった瞬間試合終了だ。
かつてサッカーでいっていたサドンデスというやつだ。
「1本」でサドンデスは当然だが、「指導」でもサドンデスになりうる。
この厳しさはサッカーと対極にあるのではないか。

サッカーでも、相手のユニフォームを引っ張ったら即退場、時間稼ぎや審判をだまそうとする演技に対しても即退場、コーナーにおけるボールのキープなどは即PK、意図的な危険行為には退場はもちろんのこと相手に得点といったぐあいに厳しくしたらどうか。
そのぐらいしなければサッカーにおける当然と思われているようなアンフェアーな行為はなくならないだろう。
そしてそうすればあっという間に改善できると思う。
つまりサッカー界にやる気があるかないかだけだ。

サッカーは柔道界がスポーツとしての柔道の発展のために取り組んできたことを見習うべきだ。

オリンピック開会式を見て

いつものように感動的な開会式であった。
前回北京のチャン・イーモウに対抗するようにダニー・ボイルの演出。
好きなビートルズのナンバーが3曲も聞けた。

まあとにかくど派手でスゴイの一言。
なのだが、もういい加減にした方がいいのではないかという気もする。
オリンピックのたびに前回に負けないような開会式にしょうとすればたいへんな労力だ。
負担が大きすぎるし無駄のようにも思える。

開会式は選手入場以後のプログラムだけでいいのではないか。
それだけでじゅうぶん感動的だ。

そこで選手入場のことだが。
選手たちはオリンピックに参加できる喜びを表現しながら自由奔放に歩く。
その姿を見るだけで感動的だ。

2012年7月27日金曜日

安保条約は揺らいでいるか

オスプレイ配備に関わって日米両政府への怒りが燃え広がっている。

沖縄県選出の超党派国会議員声明 「配備強行ならば、沖縄の怒りは日米安保体制を揺るがすほど大きなものとなる」(6/20)

仲井真沖縄県知事 「配備強行ならば、県内の全基地即時閉鎖という動きに行かざるを得ない」(7/1)

野田首相は「日本政府がどうしろこうしろという話ではない」(7/16)といった。
それに対して共産党の市田書記局長は「主権を放棄した事実上の属国宣言だ。どこの国の首相か」と批判。

岩国に陸揚げされた7/23には次のような発言があった。
森本防衛大臣 「陸揚げが始まりほっとしている」
これも「どこの国の防衛大臣か」ということになる。

山口県知事 「空中給油機の受け入れや在日米軍再編の問題も再度見直さなければならない」

長谷川健太に脱帽

サッカー男子の悪口をたくさん書いてしまった。
このようなサッカーをオリンピックの期間中何度も見せられるのかと思うといやになる。
まあ見なければいいのだが。

今回の話はサッカー解説者の長谷川健太だ。
彼のことはNHKでよく見るだけで何も知らない。

男子サッカーが今回のオリンピック予選リーグでどのような戦いをするかについての番組が10日ぐらい前だったかNHK・BS1であった。
長谷川氏の他2人だったかディベートみたいなことをするのだ。

長谷川氏以外みんな悲観的な見方をする。
長谷川氏のみが「みなさんは厳しすぎますよ」といって、今回の日本代表のよさと強さをアピールしていた。

私はそれを聞いていて長谷川氏があまいと思っていた。
今回のスペイン戦も3対1ぐらいで負けると予想していた。

サッカー初戦 女子と男子のちがい

オリンピックのサッカーが開会式に先立ち始まった。
男女とも初戦に勝利し、喜ばしい。
だが、男子と女子のちがいは歴然としていている。

女子だが、もっと点を取れたと思うが、そんなことはまあいい。
今日の赤旗スポーツ面の解説最後に次のような記載がある。

なによりも、警告は両チームとも一枚もなし。フェアでひたむきな姿勢が、緊迫した攻防を好ゲームに引き立てた。
 女子サッカーは、審判や相手をあざむくシュミレーションや遅延行為がほとんどない。日本戦の直後に行われたスウェーデンと南アフリカとの試合も、その典型だった。
 五輪を通し、すべての競技者が美しい戦いを貫いてほしい。ひと足早い五輪の幕開けに、そんな思いがふくらんだ。

女子サッカーの時間稼ぎの件については以前にも書いたが、それは監督の采配を問題にしたのであって、選手は一貫してフェアでひたむきだ。
そのスタイルは日本だけでなく広く世界の女子サッカーのものだと赤旗は書いているようだ。
スポーツの基本的な精神だしあたりまえのことだ。
それが前提にあってこそスポーツの喜び、感動もある。

2012年7月26日木曜日

「メタボ検診で罰則」は本当にいいのか

7/17交付で特定健康診査の案内が届いた。
数年前から毎年送られてくる。
いわゆるメタボ検診だ。
私も一度だけ利用したが、そもそも2~3ヶ月おきにくわしい血液検査をしているので必要ないのだ。

ところで、7/25付赤旗の「メタボ検診で罰則」という記事を目にして何事かと思った。

赤旗2012.7.25付から

消費税の逆進性をしっかり認識しよう

消費税は逆進性だということは常識になっている。
なのに消費税増税反対は多くても6割程度。
なぜだろうってことで過去にも触れたが、もう一度逆進性について認識すべきだ。

昨日の赤旗に「消費税増税試算 民間研究機関あい次いで発表」という記事を載せていた。
そこにみずほ総合研究所の試算結果を紹介している。
赤旗2012.7.25付から

2012年7月24日火曜日

政治の道を極めた?森元首相

今日付の赤旗2面に「森元首相が不出馬へ」という小さな記事がある。
森喜朗は小沢一郎と当選同期らしいが、その小沢を「仲間を無理やり引き連れて、哀れな道をたどっている」と評したらしい。

小沢が哀れな道をたどっているのは確かかもしれない。
しかし私が森らしいなと思ったのは次のような発言だ。

「今の小沢さんの姿を見るにつけ、私は政治の道を極めることができたことを考えると、これでよかった。元気なうちに若い人に道を譲るのが大事だ」

「と述べたといいます」と微妙な表現を赤旗は使っていて、本当にそう言ったのかは疑問の余地があるみたいだが、彼ならそういっても全然違和感がない。

「政治の道を極める」ということが単純に総理大臣になったということを意味しているのかもしれない。
それならそれで森らしいとも思う。

教員の資質とは何か

中教審が「教員の資質能力の向上方策について」の答申案をまとめた。
改革の方向を「教育の高度専門職業人としての位置づけを確立するため教員養成を修士レベル化する」とある。

今までの教員免許(学士課程修了)は「基礎免許状」とし、大学院修士課程で得られる免許を「一般免許状」、さらに特定分野で高い専門性を身につけたら「専門免許状」の3種類に分類する。

「一般免許状を取得したあと教員に採用」などの方法は例示するにとどめているが、教員の資質能力向上はこのような方策で達成できるのだろうか。

教員に日々研修の必要は否定しないが、大学での勉強時間の長さや、官製研修、免許更新制にともなう講習などがどのていど効果があるのだろう。

中教審がいうような改革は少なくとも小中学校においてはまったく意味がない。
極論を言わせてもらえば、小中学校の教員であれば一般教養や教科の専門知識は高卒ていどでいい。
あとでいくらでも補える。
いくら学力が高くてもそれと教員の資質とは無関係だ。

2012年7月23日月曜日

巨大メディア堕落の二例

今年は共産党創立90周年とかで、7/18に記念講演会が開かれた。
講師は敬愛する志位委員長と不破元議長だ。
ここでは志位委員長が巨大メディアに触れた部分を引用する。

 みなさん、この間、巨大メディアが、消費税増税、TPP推進、原発再稼働推進で果たした役割をふりかえってほしいと思います。消費税増税法案の問題では、衆院の法案採決までの1カ月間に、「読売」が出した社説は16本、「朝日」が出した社説は14本。それぞれが2日に1本、異常な増税推進の社説を書きました。自分がやった世論調査では、国民の5割から6割が増税に反対という結果が出ているのに、その声を聞こうともしない。そして、あおりにあおった末に、増税法案が衆院で採決されると、ひと安心したのか、「消費増税が民主党の公約に反することは疑いがない」(「朝日」)、「公約をないがしろにするのは有権者を愚弄する行為だ」(「日経」)などという。いったい誰が公約破りを説いたのか。

日頃一般紙を目にしないものだから、赤旗を通して一般紙を見ている。
もう一つ赤旗日曜版から生活保護バッシングについての記事だ。

アウンサンスーチーの映画「The Lady」に感動

今日はメンズデーなので映画を見に行った。
「The Lady アウンサンスーチー 引き裂かれた愛」という長い名前の映画だ。
赤旗2012.7.20付から

2012年7月22日日曜日

サッカー 時間稼ぎの是非

昨日、オリンピック男子日本代表とメキシコの壮行試合があった。
大津のすばらしいシュートや2対1で勝ったこと自体は喜ばしい。
しかし、どうしても気になるのが「時間稼ぎプレー」だ。

この試合でも残り1分ぐらいでコーナーキック時にボールをキープした。
すぐにキープはとけたのだが、その行為だけで後味の悪さが残ってしまう。

このように思うのは私だけなのかと思い、ネットで調べてみた。
このような時間稼ぎを批判する人はけっこういるみたいだ。
同時にそのような批判を批判する人もたくさんいて、ちょっと混乱してくる。

そこで、私が尊敬している大住良之氏の意見を調べてみた。
大住氏はフリーのサッカージャーナリストで、ときどき赤旗のスポーツ面でもコラムを書いていて、その見識に敬服している。
古本屋で見つけた20年ぐらい前に出版された「サッカーへの招待」という本も最近読んだ。

最低賃金大幅アップを

最低賃金の目安を答申する審議会の審議が大詰めを迎えているらしい。

11都道府県の最低賃金額が生活保護費を下回っている。
これをもって生活保護費を下げろという声が広がる。
とくに自民党などは自助・共助、自己責任などといって、これがわが党の哲学だと胸を張っている。

また悲しいことに、低所得者が生活保護受給者を攻撃する。
政権側の思うつぼだ。

最低賃金こそ上げるべきなのだ。
こんなあたりまえのことがなぜわからないのだろう。

7/21の赤旗に欧米と比べたグラフと記事が載っていた。

2012年7月21日土曜日

「津波てんでんこ」の真意

毎週金曜日に赤旗で連載している片田教授の「子どもたちに生き抜く力を―津波防災」。
昨日の第3回には「津波てんでんこ」のことが書かれていた。

「津波てんでんこ」という言葉は昨年の大震災以来何度も聞いたり目にしてきた。
意味は理解していたつもりだったが、今回それをよりはっきり納得させてくれた片田氏の文章を引用する。

――ここから引用(赤旗2012.7.20付)

 三陸沿岸には「津波てんでんこ」という言い伝えがあります。津波が来たら家族のこともかまわず自分一人だけでも生き延びろという教えです。過去に、家族を助けようとして一家全滅という最悪の事態を繰り返してきた当地ならではの、苦渋に満ちた教訓ですが、そんな非情なことができるはずはありません。この言葉の真意は「てんでんこが可能な家庭たれ」ということだと思います。その条件は、家族それぞれが自らの命に責任を持ち、それを家族同士で信頼し合えていることです。それができていれば、子どもは親が避難先に迎えに来ることを信じて逃げることができ、親は子どもがちゃんと避難していることを信じて逃げることに専念できます。

2012年7月20日金曜日

脱原発官邸前行動 鳩山元首相の違和感

毎週金曜日に行われている脱原発の官邸前行動、今日もがんばったみたいだ。

7時のNHKニュースが先日の「さようなら原発10万人集会」につづけて大きく取り上げた。
やるじゃないかNHKと思ってみていたら、最後に鳩山元首相が出てきた。
集会参加者の一員として、官邸に対して云々となにか発言していたが、なぜこいつがここにいてこんな発言をしているのだろうと大きな違和感を覚えた。


◆2011年夏 北アルプスシリーズ ② 登山口から蝶ヶ岳

イチヤクソウ 2011.7.25撮影
登山口から1時間ぐらい登った雑木林だ。昔は薬草として使われたらしい。名前の由来だ。けっこうな群生でうれしかった。

女子サッカー 安藤梢の不運

昨晩というか本日未明というか、女子サッカー日本代表がフランスでフランス代表と強化試合をした。
録画しておいたので、今日の昼間に見た。

解説の大竹氏が何度もいったように、1対1で必ず負ける。
これはどう考えたらいいのだろうか。
力量の差か旅(エコノミークラス)の疲れか。

何度もゴール前にロングパスを出す。
スピードではフランス選手にかなわないのになぜだろう。

いいところもあったのだが、ここで書きたいのは安藤梢の不運だ。

私が女子サッカーを見はじめたのは去年のワールドカップからだが、安藤は常時レギュラーで出場している。
ワールドカップでは全試合FWで出たと思うが、得点はない。
以後日本代表の試合ではことごとく出場していると思うのだが、一度も得点できない。
そんな彼女をなぜ監督は使うのかがよくわからない。

2012年7月19日木曜日

不思議の国 インド

今日インドの日系企業で暴動があったそうだ。
そのことについてではなく、インドという国の不思議さを思う。

世界三大宗教のひとつである仏教発祥の地でありながら、インドに仏教はほとんどない。
あの尊敬すべき非暴力のガンジーを生んだインドでありながら核保有国だ。
死が生と隣り合わせに息づいている精神世界でありながらITの最先端を走る。

いまだにカースト制度はなくならず、女性の地位も人間以下なのに人工衛星は月まで行き、来年には火星探査まで行う勢い。
世界最大の映画産業を持ち、「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞まで受賞。

日本の10倍近い12億の人間がひしめくインド。

以上漠然と抱いているインドの不思議だが、「不思議の国インド」でグーグル検索するとどっと記事が出てきて驚いた。


ハグロトンボ 2012.7.16撮影
◆以前からちょくちょく見かけていた黒いトンボ。なんか頼りなく飛んでいて、不気味な感じもしていた。今回撮影できた。そして新たな事実は胴体が緑色をしているやつがいること。ネットで調べてハグロトンボという名前もわかり、メスは全身黒いがオスは胴体が緑だということもわかる。私が子どものころはこんなやつ見た覚えがないのだが。

へたで卑怯なサッカー男子オリンピック代表

昨日オリンピック代表のサッカー男子がイギリスでベラルーシと強化試合をした。
生中継で見たのだが、そのへたさかげんには閉口してしまう。

ボールはすぐにとられるし、そもそも敵にパスしている。
スローインまで敵に投げる。
適当に蹴るロングパス。
決まらないシュート。

へたなだけならそれが実力なのだからしょうがない。
それなりに一生懸命がんばれば応援もしよう。

しかし終了間際のコーナーキックはなんだ!
かつて女子サッカーが北朝鮮戦で見せた時間稼ぎだ。
露骨なコーナーでのキープ。
一番見たくない卑怯なプレーだ。

何のためにサッカーをやっているんだろうと思う。


シオカラトンボ 2012.7.16撮影
◆本当に久しぶりに見た感じがする。子どもの頃は赤とんぼとならんでもっともよく見るトンボだった。Wikipediaには「雄は老熟するにつれて体全体が黒色となり、胸部~腹部前方が灰白色の粉で覆われるようになってツートンカラーの色彩となる。この粉を塩に見立てたのが名前の由来である。塩辛との関係はない」とある。が、やはりこのトンボをイメージすると、口の中がしょっぱくなってくる。

2012年7月16日月曜日

電力会社のやらせ どこまで懲りないのか

将来の原発の比率をどうするかについて国民の声を聞く意見聴取会が各地で行われている。
その会に電力会社の幹部や社員が出席して比率を最高にする意見を述べているらしい。
そのようすをNHKのニュース9で今見た。

電力会社のやらせについては去年九州や北海道で大問題になったばかりだ。
本当に懲りない人たちだ。
国民をなめているというか馬鹿にしている。
ここまで恥知らずになれるということが本当に信じがたい。

話は変わるが、今日東京で行われた「さようなら原発10万人集会」。
主催者発表では17万人の参加ということで大成功したみたいだ。
内容は明日の新聞を見てのお楽しみだが、画期的なことがあった。
午後7時のNHKニュースが集会のようすを大きく取り上げたのだ。

カンナ 2012.7.16撮影
◆カンナには色も形もいろいろあるみたいだ。園芸種にちがいないと思うが、川土手や河原の藪の中にもけっこう生えている。川土手周囲は年に何度か市がいっきに草刈りをするのだが、年により、または業者によりカンナの群生を残してくれる。しかし今年はどこもすべてなぎ倒された。むごい。

追記(2012.7.17): 意見聴取会での電力会社の発言は立場・身分を隠さず堂々と述べている。
これがまた唖然とさせる。
名乗って意見を述べているのだから問題ないだろうとの認識。
そもそもこれらの国民の意見を聞く会に電力会社関係のものが出席するだけでも問題だ。さらに意見を述べるとは。
その意見が原発撤退の意見ならまだしもだが。
主催者側(政府)も無作為抽出だというが、にわかには信じられないし、そうだとしてもはずすというのが良識ではないか。
電力会社も許せないが、主催者である政府の方がよりひどいということだ。
政府のやらせといった方が当たっているかも。

映画「オレンジと太陽」に感動

2か月ぐらい前から気にかけていた映画「オレンジと太陽」が上映されているので見てきた。
背景が白い中での字幕が多く、映画の中身とは関係ないところでちょっと疲れた。
が、映画そのものは期待通りのすばらしいものだった。

児童移民をテーマにした映画だ。
私もこの映画で初めて知った児童移民とは次のようなものだ。

児童移民とは、養護施設の子供たちを長い間イギリス連邦の旧植民地に移住させた事業。作中におけるオーストラリアでは収容施設での重労働、暴力、性的虐待がはびこったが、教会により長く隠されてきた。児童移民の数は13万人を上回ると推計され、2009年11月にオーストラリア首相が、2010年2月にイギリス首相が事実を認め、正式に謝罪をしている。マーガレット・ハンフリーズは原作の印税をもとに基金を設立し、現在も児童移民だった人々の家族を探す活動を続けている。

自国民である子どもが被害者であったこと、つい最近までそれが行われていたことへのイギリス人の驚きは大きかったと思われる。
しかし私など非ヨーロッパ系のものにいわせてもらえれば、イギリスが歴史の中で繰り広げた多くの帝国主義的侵略に鑑みて驚くに値しない。

2012年7月15日日曜日

尖閣諸島の不思議

連日尖閣諸島がニュースになっている。
東京都が買うというのはどういうことだろう。
石垣市の市長が賛成しているのはなぜだろう。
都が買うための寄付金が10億も集まるのはどうして。

不思議は多いが一番の不思議はなぜ尖閣諸島の3島(魚釣島、北小島、南小島)が個人の所有になっているかだ。
国は地権者に毎年2450万円払って借り上げているらしい。
おどろく話しだ。
何もしなくても毎年2450万円が転がり込んでくるのだ。

昭和の初めに国が民間人に払い下げたということをかつて耳にした。
国が払い下げた土地を国が借り上げるために毎年2450万円(しつこい)払う。
どう考えても納得がいかない。

ここまで書いてネットで調べてみた。

2012年7月14日土曜日

がんばれ永里優季改め大儀見優季

サッカーの話題が続いている。
一種の現実逃避だ。

女子サッカーの永里優季だが‥
彼女を最初に意識したのは昨年のワールドカップ初戦。
いきなりゴールを決め、さすがドイツで活躍しているだけあって余裕綽々の態度。
なかなか頼もしいではないかと思ったが、以後まったくゴールできない。
途中で先発からもはずれ、いいところなし。

続くオリンピック予選アジア大会。
あいかわらずゴールが決まらないのに先発。
なぜか監督の信頼厚いと見える。
北朝鮮戦で久しぶりにゴール(オウンゴール)が決まる。
ゲームは惜しくも引き分けて、みんな負けたみたいにうなだれる。
が、永里だけは自分がゴールを決めたせいかニヤニヤしている。

ここまでで永里に対する嫌悪感が決定的に高まる。

2012年7月13日金曜日

サッカー五輪代表 航空便座席に男女格差

サッカーの五輪代表が男女いっしょに同じ航空機で16日にヨーロッパへ出発するらしい。
ところが、男子はビジネスクラスなのに女子はプレミアムエコノミークラスだという。
この差別は許されることだろうか。

男子はビジネス、女子はエコノミーと日本サッカー協会の内規で決まっているらしい。
この内規こそ差別だが、今回は男女が同じ便になったので女子のエコノミーをプレミアムエコノミーへ格上げしたという。
世間の目を恐れてのことにちがいない。
だったら同じように女子もビジネスにしろよといいたい。

ヨーロッパには飛行機で約12時間。
私もエコノミーで行く機会があったが、それは2度と行きたくないというつらさだ。

ワールドカップに優勝したのはどちらか。
国民栄誉賞を受賞したのはどちらか。
ってなことは抜きにして、この差別は不当であり、国民の批判は免れないだろう。

せめて、機内で男子チームの気配りを期待したい。


ムクゲ 2012.7.12撮影
◆あちこちでムクゲが花開きだした。今から10月中旬まで長く見ることができる。残念ながらこの日はくもりで花びらが閉じている。ムクゲは韓国の国花としても有名だ。

2012年7月12日木曜日

サッカー 攻撃こそ最大の防御

南アフリカでのワールドカップ以来サッカーのファンになった。
男女とも国際試合は見るようにしている。

昨日(男女ともに壮行試合)はうっかりしていて、気がついてテレビをつけたら男子の前半(対オーストラリア)が終わっていた。
それで後半のみ見たのだが私のもっとも嫌うパターンで終わった。

1-0で勝っていて残すところあと1分ぐらい。
アナウンサーも時間をうまく使ってとか、焦らずにといった感じでしっかり守れという趣旨だ。
私は思わすテレビの前で「守りに入るなー!」と叫んでいた。
その直後選手たちは自陣でボールを回そうという動きが始まった。
そしてボールを奪われ1-1に追いつかれ引き分け。
選手たちはまるで負けたようにコートに倒れ、うちひしがれた。
昨年の女子サッカーオリンピックアジア予選での北朝鮮戦と同じ構図だ。

「攻撃こそ最大の防御」というのは使い古された言葉だが、どんなスポーツでもあてはまる格言だと思う。
そもそも圧倒している側が守りに入る理由はないし、まして圧倒されている側が守りに入る理由はさらにない。
見ている方はいっきに興が冷める。
ベストを尽くそうとする相手チームに対しても失礼だ。

2012年7月10日火曜日

驚天動地 「100歳まで長生きできるコレステロール革命」

大櫛陽一という東海大学医学部教授が「100歳まで長生きできるコレステロール革命」という本を出していることを新聞の紹介で知った。
コレステロールについては私も長年悩まされているので、図書館に予約しておいた。
先日貸し出しがあったので、昨日いっきに読んだ。

本論に入る前に「あなたの健康常識は間違っている!?」と題して5つの新常識を提起している。

新常識1 コレステロール値は高い方が死亡率が低くて、長生き。コレステロールに「悪玉」などなく、数値が高くても薬で下げる必要はない。

新常識2 コレステロールや中性脂肪の高い食品を食べても太ることはない。太る原因は炭水化物の摂りすぎ。肉や卵、乳製品などの動物性脂肪を積極的に摂るようにしよう。

新常識3 血糖値が気になる人は、「低炭水化物」の食事を摂るべき。炭水化物を減らせば血糖値は上がらないし、カロリー制限は必要ない。

新常識4 高度経済成長期の「食生活の欧米化」のおかげで日本人の寿命は大きく延びた。日本人の生活習慣病が減らないのは、(現代人にとって多すぎの)炭水化物を中心にした食生活を続けているせい。

新常識5 メタボ検診の基準値には、健康な人を「病人」にしてしまうワナが仕掛けられている。「鵜呑み」にしてしまうのは禁物!

2012年7月8日日曜日

国会福島原発事故調査委員会の立派な報告

福島原発の事故を検証する国会の事故調査委員会が7/5に報告書を公表した。
次のような表現が注目される。

・依然として事故は収束しておらず被害も継続している。

・歴代の規制当局および東電経営陣が、意図的な先送り、不作為、あるいは事故の組織に都合の良い判断を行うことによって、安全対策が取られないまま3・11を迎えたことで発生したものであった。

・当委員会は、本事故の根源的原因は歴代の規制当局と東電との関係について、「規制する立場とされる立場が『逆転関係』となることによる原子力安全についての監視・監督機能の崩壊が起きた点に求められる」と認識する。何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、事故は「自然災害」ではなく「人災」である。

・いったん事故が発生した後の緊急時対応について、官邸、規制当局、東電経営陣には、その準備も心構えもなく、その結果、被害拡大を防ぐことはできなかった。

・関係者に共通していたのは、原子力を扱う者に許されない無知と慢心であり、世界の潮流を無視し、国民の安全を最優先とせず、組織の利益を最優先とする組織依存のマインドセット(思い込み、常識)であった。

2012年7月7日土曜日

オランドがんばる

フランスのオランド大統領が公約を守ろうとがんばっている。

・教員や警察官の採用拡大など15万人の雇用創出
・100万ユーロを超える年収に対して75%の税率を導入し、累進課税を強化
・中低所得者への増税は実施しない
・サルコジが決めた付加価値税(消費税)増税は実施を凍結
・金融取引税は税率0.1%を0.2%に引き上げる
・富裕層の資産を対象とする「富裕連帯税」は13年からの引き上げを前倒し
・高額の相続や贈与、株式配当金への課税を強化

など、議会で確認したり、閣議決定したりしている。
日本とは真逆だと思うが、野田も少しは見習ったらどうか。

付加価値税(消費税)については他のヨーロッパ諸国と同じようにフランスも品目によって税率がちがう。

東日本大震災 「釜石の奇跡」

東日本大震災時に釜石の子どもたちがとった避難行動が「釜石の奇跡」といわれている。
テレビでも何度か紹介され、そのたびに感動した。

赤旗で昨日から「子どもたちに生き抜く力を」と題して片田敏孝氏(群馬大学大学院教授)の連載(週1)が始まった。
氏は釜石の防災教育を中心的に担った人だと理解している。
連載第1回は子どもたちの行動を具体的に紹介している。
著作権は気になるが引用する。

――ここから引用(赤旗2012.7.6付)

 釜石市の北部、鵜住居地区には、釜石東中学校と鵜住居小学校が並ぶように建っています。大地震が発生したとき、中学校では、子どもたちが部活動や課外活動に励んでいました。約5分に及ぶ激しい揺れの後、副校長先生が校内放送で避難を呼びかけようとしましたが、地震による停電のため音が流れませんでした。しかし、地震の最中から、校庭にいた中学生たちは、「津波が来るぞ、逃げろ!」と校舎に向かって大声で叫びながら校庭を駆け抜けていました。他の生徒もこれに続きました。

 隣接する鵜住居小学校の児童は校舎の3階に避難しようとしていましたが、日頃一緒に避難訓練をしていた中学生が避難する様子を見て、校舎を駆け下り、中学生の後に続きました。

2012年7月5日木曜日

度し難い検察 クローズアップ現代

昨日のNHKクローズアップ現代は「“密室”は開かれるか 取り調べの可視化」。
完全に失墜した検察の信頼を可視化によって取り戻そうというテーマなのに、その問題意識さえ理解できない検察に唖然とする。

2人の女性検察官が登場する。
1人は可視化によって捜査に弊害が出るという。
「ここだけの話」ということで被疑者から得られた情報が得られなくなるというのだ。

もう1人は可視化によって取り調べにメリットがあるという。
被疑者の供述矛盾をビデオで提示して追い詰めることができるという。

2人ともなぜ可視化が求められているかがわかっていない。
検察の捜査にどのようなメリットがあるのかが問題ではないのだ。

圧巻はスタジオに招かれた現役の検事総長だ。
全面的な可視化は反対、どこまでを可視化するかは検察の判断に任せるという条件ならばいいと言い放った。
さらに、取り調べには注意するようにと若いものに言い続けているが、なかなか難しいと。
自分の責任がまったくわかっていないのだ。

2012年7月3日火曜日

金持ち減税3段跳び

貧乏人ほど負担が重くなる(逆累進)最悪の消費税が増税されようとしている。
一方で金持ちは3段跳びで減税されてきた。

1(ホップ) 最高税率の引き下げ

 現在所得税の最高税率は40%だ。
1983年まで75%だったものが下図のように段階的に下がってきた。


2012年7月2日月曜日

女子ゴルフまで「なでしこ」?

いつものようにサンデーモーニングを見ていた。

毎週金曜に行われている反原発の首相官邸前抗議活動。
最初は300人ぐらいから始まったらしいが、先々週は1万5千人までに発展。
しかしほとんどのマスコミは無視。
先週は4万5千人。それでも無視。
今週は主催者発表で20万人!(警察発表は1万数千人)。
空前絶後だ(絶後はよけいだった)。
サンデーモーニングは先々週も映像を少し流したような気がするし、今週はかなりしっかり流した。
レギュラーコメンテーターである毎日新聞の岸井氏も新聞報道しなかったことを反省し、今回は1面で載せたと言っていたが‥
ちなみに赤旗は3週連続1面トップだ。

ということでわりとサンデーモーニングは良心的な方ではないだろうか。

ところで今回書きたいことは別のこと。
サンデーモーニングのスポーツコーナーだ。