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2012年6月30日土曜日

さよならダルマ(スズメ)

中学1年生の教室に1羽のスズメが迷い込んだそうな。
弱々しくひとりの男子生徒の肩にとまった。
そっとつかまえてチョークボックスに入れておいたのだが、やがて死んでしまった。
最初は太っていたのでダルマと名づけたが、死んだときには空気が抜けたようにやせ細っていた。

昼休みにそのクラスの男子生徒たちが校庭のかたすみに集まり、そのツバメの弔いをしたそうな。
「さよならダルマ」と題した自作の歌を歌いながら。


コスモス 2012.6.26撮影
◆品種によっては5月頃から咲くものもあるらしいが、このコスモスがそういう品種なのか、ふつうのコスモスがたまたまこの時期に咲いたものかはわからない。

2012年6月29日金曜日

使い走りとしての森本防衛大臣

森本防衛大臣がオスプレイ配備への協力を要請するため、明日から沖縄・山口両県を訪れるらしい。
アメリカの使い走り内閣の一員として、面目躍如といったところだ。


ハナゾノツクバネウツギ 2012.6.26撮影
◆植え込みや道路の法面などでこれから長く(10月ぐらいまで)目立つ花だ。一般的にはアベリアという名前で知られているかも。

2012年6月28日木曜日

家族で見る「ウォーター・ボーイズ」

1週間ぐらい前に録画で矢口史靖の「ウォーター・ボーイズ」を見た。
ずいぶん話題になったし、「スウィング・ガールズ」は映画館で見たし、だいたいこんな映画だろうと想像していたとおりの映画だった。

基本的にふざけた映画は好きでないし、笑いをとるために演出された場面ではほとんど笑うことができない。
それでも男子高校生がシンクロとか女子高生がジャズとかテーマが意表をついて、それらの表現が完成したときの新鮮な感動なりがあったりして、それなりの良さがある映画だ。

さらに「ウォーター・ボーイズ」は玉木宏の魅力がきわだっていて、楽しませる。

映画の前半の笑いの山場はプールサイドでのドタバタだ(スローモーション)。
ひとりで見ていたのだが、また始まったかという感じでちょっと冷ややかに見ていた。

妻も息子も「のだめカンタービレ」で玉木宏のファンになっていたみたいだから、見終わった後も消去せずに残しておいた。
次の日に「見るか」と聞くとやはり「見る」という。
それで家族での鑑賞となった。

2012年6月27日水曜日

大林宣彦と小林聡美

今日録画で大林宣彦の「転校生」1982年版を見た。
1982年版というのは、あとで知ったことだが2007年にリメイク版ができてるんだそうだ。

映画はせいぜい中学生が喜ぶていどのつまらないものだったが、不思議に思うのはなぜ大林宣彦の名声が高いのかということだ。
尾道3部作というものがあるらしい。
大林宣彦が尾道を舞台に撮った「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」だ。

実は「時をかける少女」は数年前にテレビで見た。
「転校生」以上にくだらない作品だった。

この「転校生」と「時をかける少女」の2作品だけで大林宣彦を判断するのがまちがっているのかもしれないが、有名な尾道3部作の2つだということになればそう的外れでもないのではないか。
というより、それを評価する側に疑問を感じているのだ。

2012年6月26日火曜日

消費税増税法案 衆院通過

予定通り消費税増税法案が今日衆院を通過した。

こんなにでたらめでみじめな政党は過去にあっただろうか。
自分からマニフェスト選挙を仕掛け、自公の政治を変えてほしいという国民の期待を背負ってスタート。
しかしマニフェストは一片のかけらも残さず捨て去り、自公に屈服。
あげくの果て党は分裂。

申し訳のように所得税の最高税率を40%から45%にしていた案も談合の結果投げ捨てている。
結果低所得ほど負担の重い消費税増税。

野田一家は消費税が10%になってどのていど痛みがあるのだろう。
年収200万円以下の人の痛みが野田に想像できているのだろうか。
生活保護受給者は生きていけるのだろうか。
いくつの中小業者が倒産するだろう。

2012年6月25日月曜日

新藤兼人監督 追悼映画会

新藤兼人監督は広島市佐伯区五日市町石内の出身だ。
今年の5月29日に亡くなり、追悼映画会(無料)が佐伯区で一昨日昨日(土日)と催された。

私は50を過ぎるまでほとんど映画に関心がなく、新藤兼人といっても名前ぐらいは知っているという程度だった。
有名な監督だというので、5年前に新藤兼人原作・脚本「陸に上がった戦艦」(監督 山本保博)、4年前に「石内尋常高等小学校 花は散れども」を映画館で見た。
どちらともたいしたものではなかった。
それで遺作ともなった「一枚のハガキ」は見ずじまいだ。

世界的に名をなした監督の作品を1~2本見ただけでつまらないなどというのはあまりにも失礼かなと思い、このたびの映画会で3本(6本上映)ほど見させてもらった。

「原爆の子」(1952)、「裸の島」(1960)、「母」(1963)だ。
みんな古い白黒映画ということは別にしても、すばらしいと思えるものではなかった。
とくに「裸の島」はモスクワ国際映画祭でグランプリをとったものだし、期待していた。
映像はとても美しく芸術的だとさえ思った。
しかし、いっさいセリフなしという企画はとても不自然で作品の価値を落としていた。
それに音羽信子の舟をこいだり天秤棒で水を運ぶ演技が付け焼き刃で見苦しかった。

2012年6月24日日曜日

原発は「我が国の安全保障に資する」

原発の運転期間を最長60年とする恐ろしい原子力規制委員会設置法案が国会で可決された(6/20)が、いっしょに「原子力基本法改正案」も可決された。

原子力基本法の何が「改正」されたのかというと、原子力利用について次の文言が追加されたのだ。

「我が国の安全保障に資する」

先日はJAXA法で「平和の目的に限る」を削除したかと思えば、今回はこのありさま。
国民の切実な要求を逆手に取りさらに改悪するという権力側の常套手段だ。

そもそも世界でもっとも核に対しての抵抗がある日本になぜ原発が持ち込まれたのか。
それは徹底した日米共同の平和利用キャンペーンの成果だった。
それがかつてないほど反原発世論が高揚しているこの時期にこうもあっさり(というかこっそり)改変されるとは。

問題の条文をあげておく

2012年6月21日木曜日

平和公園のベンチ

昨日ちょっとした用事で街中へ出た。
そのついでに久しぶりに平和公園を歩いた。
目的はベンチを見るためだ。

川土手のベンチ 2011.3.13撮影
この写真のベンチは去年の3月に平和公園から少し下流にある川土手にあった。
見たとたんいやな気持ちになった。
なぜ枕のような仕切りが必要なのか。
もっとも弱いものをさらに痛めつけようとする邪悪なものを感じる。

はっきり思い出せないが、どこかで何度か同じようなベンチを見た記憶がある。
広島市の方針なのだろうか。
ならば平和公園内のベンチはどうなっているのだろう。

ちょっとドキドキしながら北の方(原爆ドーム)から公園内に入った。
そこで目にしたベンチがこれだ。

平和公園のベンチ 2012.6.20撮影
1998年設置のラベルが貼ってあった。
とてもうれしい。
せまい公園ではあるがベンチの数も多い。
毎年記念式典が行われるドーム形の慰霊碑や広場のあたり以外はけっこう樹木もあって、市民の憩いの場になる(そのわりには人が少ないが)。

原爆の子の像 2012.6.20撮影
南の方に歩いて行くと、あまり観光客が来ないような一角に老人たちがたむろしていた。

2012.6.20撮影
おしゃべりもせずみんな下を向いている。
近づいてみると囲碁をしているのだ。
なにかのイベントかと思って、声をかけてみる。
日常のことだと無愛想に答えてくれた。
みなさん自転車でお越しのようで、公園近くの老人たちであろう。

老人の幸せ」で嘆いたが、こういう場は私が知らないだけでけっこうあるのかもしれない。
いい光景だとは思ったが、よそ者を寄せ付けないようなムードもあったので、1枚だけ写真をとりそそくさと退散した。


キョウチクトウ 2012.6.20撮影
◆平和公園の南を走る100m道路の緑地帯だ。キョウチクトウは広島では被爆からの復興のシンボルであり、広島市の「市花」にもなっている。次のような歌(リンク先音声注意)もある。

夾竹桃の歌

作詞 藤本 洋 作曲 大西 進

夏に咲く花 夾竹桃 戦争終えた その日から
母と子供の おもいをこめて 広島の野に もえている
空に太陽が 輝くかぎり 告げよう世界に 原爆反対を

夏に咲く花 夾竹桃 武器をすてた あの日から
若者たちの 願いにみちて 長崎の丘に もえている
に太陽が 輝くかぎり 告げよう世界に 原爆反対を

夏に咲く花 夾竹桃 祖国の胸に 沖縄を
日本の夜明け 告げる日を 迎えるために もえている
空に太陽が 輝くかぎり 告げよう平和と 独立を

ただしキョウチクトウは毒をもっているので要注意。

 追記 2013.2.12  

8か月ぶりに平和公園を歩いた。
東側の川べり(元安川)に並ぶいくつかのベンチを見て驚いた。

2013.2.11撮影
しきりのついた邪悪なベンチが平和公園にもあったのだ。
前回は気がつかなかった。

日本とフランスのツアーバス

4/29の関越道バス事故に関しての記事が今日の赤旗にのっていた。
熊沢誠という大学の名誉教授が事故の背景を分析している。
規制緩和という遠因が過当競争、格安バスサービスとつながり、最後は運転手のむちゃくちゃな働き方ということになる。
今回はこの記事の紹介ではない。
2年前にフランスをツアーで旅したときのことを思い出すのだ。

高速道路をツアーバスが移動する。
何時間かたってSAに入る。
私は自分で運転するときはなんでもないのだが、人の車に乗るとよく気分が悪くなる。
そのときも気分不良でバスの中で横になっていようとした。
すると、添乗員がバスから降りてくれという。
客にとってはトイレ休憩だが、運転手にすれば労働条件としての休憩だ。
バスの中に客が一人でもいると、運転手にとっての休憩にならないというのだ。
まあそんなこといわずにという世界ではない。
断固とした態度だ。

2012年6月19日火曜日

西部劇 タイトル考

今日NHK・BSプレの録画でアメリカの西部劇「ガン・ファイター」を見た。
昨日は「荒野のガンマン」だった。

タイトルがあまりにもステレオタイプだ。
原題はどうなっているのだろうかと前から少し気になっていた。
少し調べてみた。

ガン・ファイター(1961) The Last Sunset
荒野のガンマン(1961) The Dealy Companions
悪の花園(1954) Garden of Evil
大いなる決闘(1976) The Last Hard Men
夕陽の挽歌(1971) Wild Rovers
大列車強盗(1972) The First Great Train Robbery
左ききの拳銃(1958) The Left Handed Gun
決断の3時10分(1957) 3:10 to Yuma

以上今年4月以降NHK・BSで放映された西部劇。

マカロニーウェスタンとなるとさらにひどい。

2012年6月18日月曜日

消費税増税反対60%は多いか少ないか

国会や世論を無視した自公民の密室談合により、消費税増税法案が大詰めにきた。
2年前管首相が突然消費税増税を言い出したとき、国民の4割が賛成した。
ときには賛成が反対を上回った。
これはいったいどういうことだろうかと頭をひねった。

国民の4割ぐらいは消費税が上がってもたいした痛みではないということだろうか。
それにしても、それでは生きていけない人がいるのはまちがいない。
そんな人がいるということへの想像力が足りないのではないかと思った。

野田がまたしても消費税増税を命をかけてやると言い出したとき、やはり賛成は4割ぐらいいた。
社会保障との一体改革だといわれ、しょうがないということだろうか。

しかし、法案の中身がわかるにつれ、社会保障は軒並み改悪されることが暴露された。
それでも賛成は4割ぐらいで大きく変動しない。

反対は少しずつ増え、今では6割近くになっている。
それでも6割しかいない。

2012年6月17日日曜日

JAXA法改悪 はやぶさはどこへ行く

大飯原発再稼働や消費税増税密室談合などで悪政の極みが続いているが、その影に隠れるようにして1つの悪だくみが成立した。

独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の設置法、略してJAXA法という。
JAXAは宇宙開発・研究、人工衛星の開発・打ち上げなどを業務としている。
2年前日本中に感動を与えた「はやぶさ」はJAXAの中の宇宙科学研究所(ISAS)が担当した。

そのJAXAの業務はJAXA法により「平和の目的に限る」と規定されている。
その規定を削除する改悪案が一昨日(6/15)の衆院本会議で賛成多数(共産・社民は反対)により可決された。

わざわざ「平和の目的に限る」という崇高な規定を削除するのだから、その削除の目的は火を見るよりも明らか。
「大いに軍事利用する」ということだ。

2012年6月16日土曜日

マガモとカルガモ

近くの公民館主催の探鳥会(無料)へ行ってきた。
あいにくの雨で2時間の座学。
小学生の女の子2人を含めて15人ぐらいが楽しく学習した。

学習の中でカモの話におやっと思った。
マガモは冬鳥(留鳥もいる)だが、カルガモは留鳥だというのだ。
おまけにオスとメスの区別がつきにくいという。

ここで6/6に出会ったマガモ一家のことを考えた。
「お父さんはどこ?」だったが、あれはカルガモ一家だったのか。

2012.6.6撮影 ピンぼけで恐縮

2012年6月15日金曜日

オスプレイと「未亡人」

オスプレイが落ちた。
いわんこっちゃないという感じだ。

多くの人が原発再稼働と重ね合わせただろうと思う。
安全だ安全だといいながら無理強いし、それみろということになったら取り返しがつかない。

さてオスプレイだ。
政府はこのヘリコプターのお化けみたいなやつを普天間に配備しようとしていたのだが、沖縄の反対の声に押されて、先に岩国にもってこようなどという姑息なことを考えていた。
くわしいことは徳岡宏一朗氏のブログがおすすめだ。

こいつは開発段階から多くの事故を起こし、「未亡人製造機」という別名がついている。
前から思っているのだが、「未亡人」という言葉はすさまじい。
「未だ死んでない人」という意味だ。
この言葉が今の時代でも死語になっていず、平気で使われている。
徳岡氏のブログでもこだわりなく頻繁に出てくる。
この方がすさまじいのかな。

2012年6月14日木曜日

「恋するトマト」の大地康雄に感服

NHK・BSプレで6/6に放送された映画「恋するトマト」を録画で見た。
はじめて耳にするようなタイトルだし、何の先入観も無しに見た。
主演が大地康雄だということも見はじめてわかった。

茨城の農村が舞台だ。
茨城・千葉あたりは日本で唯一行ってないところだな、筑波山に登ってみたいなって感じで集中力があまりない。

農村の嫁不足問題をおもしろおかしく扱いながら展開する。
日本映画に多い受け狙いの観客に媚びを売るようなつまらない作品だ。
やめようかなと思い始める。

舞台がフィリピンに移り、話が急転回する。
同じ映画かと思うぐらい引き込まれていく。

2012年6月13日水曜日

橋下徹と女子高生

橋下徹のことを書くのははじめてだ。
できれば無視しておきたいのだが‥

彼のことをはじめて知ったのは大阪府知事選挙だ。
彼の正体をはっきりと知ったのは高校生との対話だ。

2008年10月、私学助成削減をめぐって橋下と高校生が意見交換した。
このなかで、橋下は自らの正体を暴露した。

この出来事は全国ニュースで流れた(と思う)から多くの人が知っていると思う。
橋下は女子高生に向かって
「自己責任(私学へ行ったのはあなたの頭が悪いから)だ」
「それがいやなら日本から出て行け」
と言った。

2012年6月12日火曜日

「テレビで基礎英語」と淀川長治

毎週日曜日にNHK教育で「テレビで基礎英語」という番組がある。
なぜか妻がテキストまで買ってよく見ている。
したがって私もときどき目にする。

その番組の最後でタレントが淀川長治に扮し映画の一場面に使われている英語の一センテンスをおもしろおかしく紹介するのだ。
たとえばこの前の番組では「風と共に去りぬ」でスカーレット(ビビアン・リー)が「Where is he?」とレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)に問う場面だ。
楽しいし、番組の趣旨としてもとても良い企画だと思う。

当然ながらこの場面では淀川長治の一般に流布されているキャラクターを利用している。
そのキャラクターとはどちらかといえば軽いものである(私だけの思い込みでなければ)。
以前の私であればそのことに何の疑問も異議もなかった。

ところがである。
この番組は4月から始まったのだが、1ヶ月遅れで赤旗が毎週水曜日に「淀川長治という文化」というエッセーを5回シリーズで連載した(筆者は戸田学)。
そのエッセーの見出しを5回分取り出してみると次のようなものである。

2012年6月11日月曜日

「少年と自転車」とカンヌ映画祭

毎週月曜日はメンズデイで男は映画が1000円で見れる*。
久しぶりに、といっても2ヶ月はたっていないのだが、映画館へ足を運んだ。

カンヌ映画祭でグランプリをとったとかで気になっていた「少年と自転車」という作品だ。
親の育児放棄をモチーフとした映画だ。
同じくカンヌで柳楽優弥が日本人初、史上最年少の主演男優賞をとった「誰も知らない」を思い出す。

「誰も知らない」は希望の見えない映画だった。
「少年と自転車」は人間に対しての信頼、大きな希望を与えてくれ、見終わった後の気持ちが全然ちがった。
一人息子を持つわが身としても身につまされる場面が多々あった。

カンヌ国際映画祭である。
最初この映画「少年と自転車」がグランプリと聞いて、カンヌの最高賞だと思って観賞した。
見終わってどうだろうと思った。
佳作といった感じでとてもいい映画だが、国際映画祭の最高賞になるかなという疑問だ。

2012年6月10日日曜日

パネッタ米国防長官の笑わせる「忍耐の限界」

パネッタ米国防長官が7日にアフガニスタンを訪れ、パキスタンが自国内にある武装組織の拠点を取り締まらないからアフガンの治安が安定しないとして、パキスタン政府に対し「我々は忍耐の限界に達しつつある」と強い言葉で非難したらしい。

笑わせてくれる。
忍耐の限界をとうに突破しているのはパキスタンの方だ。
だから昨年11月アフガンに向けたNATOの物資輸送ルートを閉鎖したのだ。

今日の赤旗には、ピレイ国連人権高等弁務官がイスラマバードで会見し、米国が続けている無人機作戦には「法的に深刻な疑問がある」と指摘し、国際的な調査が必要だとの認識を示したとある。
遅きに失する。

以下は、私が昨年の2/26に赤旗の「読者の広場」に「裁判にかけるべきは」と題して投稿したものだ。
没になっているので、ここにそのまま掲載しても問題はないだろう。

2012年6月9日土曜日

人生の後悔

昨日の赤旗1面コラムに、患者の苦痛を和らげる緩和ケアの仕事に携わったブロンニー・ウェア氏が人生最後のときを自覚した患者たちからよく聞いた後悔の言葉として次の5つを紹介している。
多い順である。

①自分自身に忠実に生きればよかった。
②あんなに一生懸命働かなくてもよかった。
③もっと自分の気持ちを表す勇気をもてばよかった。
④友人関係をもっと続けていればよかった。
⑤自分をもっと幸せにしてあげればよかった。

ときどき見直すために書いておく。


マガモ 2012.6.6撮影
◆マガモは冬にやってくるが、1年中いる(留鳥)やつもいる。私のそばの川でも、冬には200羽ぐらいの集団があちこちにいるが、今は2~3羽がときどき見られるぐらいだ。この日はめずらしく一家を見つけた。9羽の幼鳥が見える。3羽の成鳥はすべて雌みたい。お父さんはどこって感じ。

追記(2012.6.16): カルガモの可能性大。
追記(2012.6.16): やはりマガモということに落ち着く。経緯は6/16の投稿

2012年6月8日金曜日

「再審=開かずの門」のブラックユーモア

昨日、東電社員殺害事件の再審が決定した。
無期懲役が確定して15年も拘束されていたマイナリ氏は自由になった。
喜ぶ家族の姿をテレビで目にし、本当に良かったと思う。
同時に失われた15年はだれが償うのかと思うとやりきれない。

ここ数年、これでもかこれでもかというほど警察・司法のでたらめさを見せつけられてきた。
今回の再審決定を聞いても驚きはしない。
やはりそうかというだけだ。

それにしても警察・司法関係者の無反省・無神経はどこから来るのだろう。
彼らのインタビューコメントを聞いても、あのときはもう確実にまちがいないとだれもが思ったと苦笑いしながら証言する。
今まで問題になった強引な取り調べなどなく、緻密に証拠を積み上げ有罪になったと。
「だからこわい」と人ごとみたいに判決に関わった元裁判官がしゃべっている。

しかしだ。
素人が聞いてもなぜと思うDNA鑑定の未実施。
1審で「疑わしきは被告人の利益に」のもと無罪判決を出したのに、2審3審では新たな証拠もなく「疑わしきはすべて被告人の不利益に」して有罪に。
どこに裁いた奴らを弁護する余地があるだろう。

2012年6月7日木曜日

S.キング「ダーク・タワー」 ついに読了!

2011.5.24に読み始めたスティーブン・キングの「ダーク・タワー 暗黒の塔」全7巻(新潮文庫で全16冊)を今日読み終えた。
エディやジェイクが死んだとき(ジェイクは3度死んだ)は涙が出なかったが、オイが死んだときは泣いてしまった。
ところで今日の日付2012.6.7の各桁の数字をたせば18になる。
読了を明日にのばせばチャーシットだったのにと今になって気づく。
しょうがない、これも<カ>だ。

第6巻までは昨年の8/26までにさっさと読み終えた。
10年近く前から、経済的理由と家の収納スペースの事情から本は古本屋の100円コーナーで文庫本しか買わないことにしている。
第7巻がいつになったら100円コーナーに現れるかと心待ちにしていたが、どうも出てきそうにない。
しびれを切らして図書館から借りたのが今年の5/4。
というわけで、全巻読了するのに1年以上かかった。

2012年6月6日水曜日

アウンサンスーチーのいかがわさしさ?

アウンサンスーチーとタイのインラック首相が握手している写真を6/2の新聞で見た。

新聞にのっていたのと同じ写真をWebでさがした
インラックについては本当に美人だなとか、首相になったばかりで洪水が起こり気の毒だったなとか気楽な感想ばかりでちょっと自分が情けない。。
アウンサンスーチーのほうはやっと民主化が本格的に軌道に乗り始め、これからの大活躍を期待し、がんばれよと応援したい。

2012年6月5日火曜日

シリア軍事介入の是非

シリアへの軍事介入について米国内で識者の意見が分かれているらしい。
当然だと思う。
私だって自分の中で意見が分かれている。

2001年、9.11の直後アメリカはアフガニスタンを空爆した。
旧ソ連の侵略やら内線でずっと戦火に見舞われ、世界最貧国のひとつであるアフガニスタンが世界最強・最富裕国のアメリカに攻撃される。
許せないことだと憤慨した。

2003年、大量破壊兵器を隠し持っているとウソをついて、世界最大の大量破壊兵器を保持しているアメリカがイラクを攻撃した。
一説によれば100万を超える民間人が死んだ。
なぜ今もってブッシュは裁かれずにのうのうと生き続けているのか。
こんなことが許されていいのか。

2012年6月3日日曜日

原発再稼働 またもや国民はダマされるのか

大飯原発再稼働に向けて原子力ムラ(共産党はわかりやすく「原発利益共同体」といっている)は一気に歩を進めようとしている。

再稼働の理由付けは夏の電力使用ピークを乗り切れないという1点だ。
この1点の脅しに多くの人が屈していく。

しかしそれはあくまで脅しであって、事実はどうなのかを考えなくてはいけない。

去年の3.11までは日本の発電量の3割は原発であり、原発に反対するやつは電気を使うなといわれてきた。
この脅しははたとえば3割が2割になったらもう今までのような生活はできないぞという論調だった。

フクシマが起こったとき、この脅しを正当化するために東電は計画停電を実施した。
計画停電をしなかったら、原発がなくなるとおまえたちが困るぞという脅しがウソだったことになるからだ。

2012年6月2日土曜日

感動 平家納経

広島県立美術館で平清盛展が開かれている。(明日まで)
妻と子が先に行き、良かった良かったというので私も今日行ってきた。

目当ては国宝の「平家納経」だ。

1200円の入館料は高いのか安いのかよくわからないが、息子がフラワーフェスティバルの懸賞で当てたという割引券(たったの100円引き! これぐらいなら天満屋の屋上からばらまいてほしい)を使って入館。

土曜日だからかけっこう盛況だ。

平家納経へ行き着くまでに「紺紙金字法華経・観普賢経」が目に入り、しばらく釘付け。
平清盛と弟の頼盛の合筆で国宝だ。

ちょっと疲れかけたところで平家納経のコーナーに入る。
複製もいくつかあるのだが、当時の工芸技法の粋を集めて作られた巻物、平家一門の自筆による写経、圧倒される。

平家納経 法華経薬王菩薩本事品第二十三(部分)

2012年6月1日金曜日

ブッポウソウを見に行った

ブッポウソウというのは野草ではない。野鳥だ。
世間ではどの程度認知度があるのだろう。

私の場合は名前だけは聞いたことがあるぐらいだったが、昨年10月21日NHKで放送された番組でくわしく知った。

番組は「しあわせの青い鳥 ブッポウソウが来る山里で」というタイトルで、舞台は三次市作木だ。
森の宝石」と呼ばれるほど美しい鳥で、全国の半分以上がこの山里にいるらしい。

ブッポウソウ(仏法僧)という名は「ブッ・ポウ・ソウ」と鳴くからと長く信じられてきたからだが、実際にはその鳴き声の主は他の鳥(コノハズク)だった。
ブッポウソウは「ゲッゲッゲッ」といったけっこう醜い鳴き声らしい。

観察小屋 2012.6.1撮影