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2012年6月10日日曜日

パネッタ米国防長官の笑わせる「忍耐の限界」

パネッタ米国防長官が7日にアフガニスタンを訪れ、パキスタンが自国内にある武装組織の拠点を取り締まらないからアフガンの治安が安定しないとして、パキスタン政府に対し「我々は忍耐の限界に達しつつある」と強い言葉で非難したらしい。

笑わせてくれる。
忍耐の限界をとうに突破しているのはパキスタンの方だ。
だから昨年11月アフガンに向けたNATOの物資輸送ルートを閉鎖したのだ。

今日の赤旗には、ピレイ国連人権高等弁務官がイスラマバードで会見し、米国が続けている無人機作戦には「法的に深刻な疑問がある」と指摘し、国際的な調査が必要だとの認識を示したとある。
遅きに失する。

以下は、私が昨年の2/26に赤旗の「読者の広場」に「裁判にかけるべきは」と題して投稿したものだ。
没になっているので、ここにそのまま掲載しても問題はないだろう。

 2/25付赤旗によると、「国連の潘基文総長が『罪のない人の殺生に関与したものは罰せられなければならない』と述べ、リビアの最高指導者カダフィ大佐を裁判にかけて罪を問う必要性に言及」とある。賛同する。ところが、その記事の隣にオバマ米大統領がリビア政府に対し、「非道であり、許されない。国際規範に反している」と強く非難したという記事がある。オバマにこのようなことを言う資格があるのだろうか。

 ブッシュが始めた対テロ戦争とやらで、いったい何万人もの罪のない人が死んだのだろう。それはいまもアフガンで続いている。

 私の住んでいる100世帯規模のマンションの一室にアルカイダの一味数人が潜んでいるらしいという情報がアメリカにもたらされた。すぐに米軍は無人爆撃機を飛ばし、マンションを空爆。作戦は成功したが「誤爆」により民間人が90数人死亡。

 これはカダフィ大佐ほど非道ではないのだろうか。

 潘基文総長はブッシュ、オバマも裁判にかける必要性があると言及すべきである。




コバンソウ 2012.5.30撮影
◆見たとおり小判だ。黄金に輝いている。明治時代にヨーロッパから観賞用に持ち込まれたものが野生化したらしい。

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