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2012年6月15日金曜日

オスプレイと「未亡人」

オスプレイが落ちた。
いわんこっちゃないという感じだ。

多くの人が原発再稼働と重ね合わせただろうと思う。
安全だ安全だといいながら無理強いし、それみろということになったら取り返しがつかない。

さてオスプレイだ。
政府はこのヘリコプターのお化けみたいなやつを普天間に配備しようとしていたのだが、沖縄の反対の声に押されて、先に岩国にもってこようなどという姑息なことを考えていた。
くわしいことは徳岡宏一朗氏のブログがおすすめだ。

こいつは開発段階から多くの事故を起こし、「未亡人製造機」という別名がついている。
前から思っているのだが、「未亡人」という言葉はすさまじい。
「未だ死んでない人」という意味だ。
この言葉が今の時代でも死語になっていず、平気で使われている。
徳岡氏のブログでもこだわりなく頻繁に出てくる。
この方がすさまじいのかな。

今日の赤旗の一面コラムもオスプレイだ。
最初の部分を引用する。

「あれから1週間もたっていません。防衛省が発表したのでした。アメリカ政府は『新型輸送機オスプレイの安全性に何ら問題はない』といっている、と。しかし、オスプレイはまたも墜落しました。米空軍のフロリダでの訓練中でした。試作のころから数え、分かっているだけで9回目の墜落です。8回目までに36人の命が失われ、『夫を亡くした女性製造機』の別名がつきます」

赤旗も以前は「未亡人製造機」なる単語をそのまま使っていたのだが、ここではじめて「夫を亡くした女性製造機」という表現を使っている。
さすが赤旗だが、なかなか苦しい言い回しだ。
でもしょうがない。
いい日本語がないのだ(後家、寡婦)。

和英辞典を引くと未亡人は widow とある。
とくに深い意味はなさそうだ。
となると日本独特の言葉かな。


ヒルザキツキミソウ 2012.6.14撮影
◆今年になるまでこの花が野草だとは思わなかった。写真はアスファルト駐車場の隅の電柱の側。レジ袋が落ちている。どうも庭というわけでなくあちこちに咲いているからこれも最近野生化しつつあるのかなと思ったが、かなり前から野生化しているらしい。名前も今回調べてわかった。「夜だけでなく、昼間も花を開いているツキミソウのこと」とある。まあ知らないことが次から次へとあるもんだ。

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