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2019年9月15日日曜日

参院選 辰巳孝太郎を落とした大阪府民の民度

辰巳孝太郎
参院選が終わってはや2カ月がたとうとしている。
投票日直前には2回も共産党と野党共闘の応援投稿をしておきながら、結果については今まで知らんぷりをしてきた。
申し訳ない(誰にあやまっているのはよくわからないけれど)。

ということで、今さらながらだが選挙結果について少し触れたい。

今回の選挙では改憲勢力を3分の2以下に押さえ込んだし、自民も選挙前比で10議席減らし(なぜ安倍が勝利したといっているの?)、その分、野党共闘候補は10人当選。
共産党も1議席減ではあったが、よく奮闘したと思う。

2019.7.21 参院選大阪選挙区の投票結果
しかしながら、大阪選挙区の結果を見て愕然とした。
維新が2人通って(1位と2位)辰巳孝太郎が落ちている。
今回の参院選での最も悲しい結果だ。

辰巳孝太郎という人間がいかにすばらしい人物かということを大阪府民は知らないのだろうか。
弱者に寄り添う、巨悪の不正に堂々と立ち向かう、このような政治家としての彼の資質は国会議員のなかでもきわだっている。

共産党系の市民団体に「生活と健康を守る会」(略称「生健会」)なるものがある。
全国津々浦々に組織を持ち、主に生活保護受給者の支援をしている組織だ。
生きるか死ぬかの瀬戸際でこの生健会に救われた人たちは数え切れないほどだろう。

私の住む広島市にも各区に生健会はあり、身近なところでその自己犠牲をものともせずに社会的弱者のために粉骨砕身する姿を目にし、いつも頭が下がる思いがしている。

辰巳孝太郎は6年前に参議院選挙で国会議員になる前は大阪市此花区の「生活と健康を守る会」生活相談所長として生活困窮者や母子家庭などの生活相談を7000件受けている。
神様仏様というのは彼のような人のことだ。

国会議員としての活躍は数知れないが、なかでも「森友問題」での安倍を追求する姿は正義の味方としての彼の存在を力強く印象づけた。

なぜ辰巳孝太郎は落選したのか。
前回は維新の会の候補者は1人で1位当選。
今回はもう1人新人候補を擁立し、その2人が1位と2位で当選!
辰巳候補は押し出された格好だ。
絶句!

大阪選挙区の維新の会候補者の2人についてはくわしいことは知らない。
しかし、維新の会という政党のデタラメさは橋下徹が最初に立ち上げた「大阪維新の会」以来よく知っている。
維新の会の個々の政治家が人間としてどうなのかはよく知らないが、政治家としてははっきり言わせてもらうが、くずの集まりではないか。

直近では丸山穂高。
「戦争しないとどうしようもなくないですか」(南千島返還について)
そして女を買いに行くといって泥酔した状態で夜間外出を試みる。
赤旗 2019.5.31付
この男は維新を除名されてからもつい最近の8月31日、「(竹島は)戦争で取り返すしかないんじゃないですか」などとツイッターに投稿している。

古くは「大阪維新の会」を作った橋下徹の言動。

赤旗 2012.12.12付 赤線は太陽
めまいがしてきそう。

その他大勢の会員のくずさ加減は次のような感じだ。

赤旗 2019.5.21付 赤線などは太陽
政治家のくずの集まりではなく、人間のくずの集まりと言いたいぐらいだ。

大阪選挙区では、このような維新の候補が2人当選し、辰巳孝太郎を落とした。
いったい大阪府民は何を考えているのだろうか。
参院選に先立って行われた松井と吉村の維新傲岸を絵に描いたような知事・市長ダブル選挙でも、大阪府民は維新を支持をした。

国政においては安倍晋三がこれほどまでの悪政を首相在位が憲政史上2位になるまで続けても国民は安倍を支持し続ける(支持率40%を切ることはない)。
ここまで日本国民の民度は低くなってしまった。
その日本の中でも大阪府民(近畿圏)の民度の低さは尋常ではない。
韓国や香港の市民の爪の垢でも飲んだらどうだろう。

ついでに言わせてもらうと、最下位当選の太田房江だ。
前回は自民党候補として柳本卓治が2位当選しているが、今回は柳本の代わりに太田房江が自民候補になり、当選した。

太田房江という人物はいかなるものか。
過去に大阪府知事をしていたことは知っているが、そこでの功績は何かあったのか。
財界の傀儡ではなかったのか。

今回太田が当選したとき、テレビは彼女のユーチューバーとしての活躍を紹介していた。
そこには、ただただあほらしいおばさんの姿が見えるだけ。
このような女になぜ辰巳孝太郎が負けなくてはならないのか。

亀石倫子
最後に言っておきたいことがある。
亀石倫子のことだ。

亀石は美人だし、若手弁護士としてもめざましい力を発揮したりしてとても魅力的ではある。
しかし、なぜ大阪選挙区に立候補したのか。
情勢から考えて、辰巳孝太郎と票を奪い合うことは目に見えていたのではないか。
両者共倒れになり、太田房江を当選させた可能性が高い。
亀石の取った票の半分が辰巳にいけば辰巳は太田を上回ったかもしれない。

亀石を公認した立憲民主党の責任を問いたい。



 五島列島シリーズ⑫  ◆ ナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属)◆

ナルコユリ 2018.5.5撮影 鬼岳にて
最初アマドコロだとばかり思っていたが、ネットで調べると、ナルコユリが正解みたいだ。どちらも見た目はほとんど区別がつかないが、茎が丸っこいのがナルコユリで、アマドコロは角張っているとある。あまりお目にかからない花だが、ここで驚いたことは、鬼岳の裾野のあぜ道に沿って、この花が大群落を作っていたことだ。

ナルコユリの群落

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