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2022年2月26日土曜日

国際ホロコースト記念日 ②日本では

1月27日の国際ホロコースト記念日に、日本が関連行事をしたとかなにがしかの反応を示したとかいう話ではなく、この時期に日本ではどのような歴史認識をめぐる動きがあったかを書いておきたい。

佐渡島金山 世界文化遺産推薦をめぐって

佐渡金山 2017.10.1筆者撮影
佐渡島金山を世界遺産に推薦しようとする動きは、新潟選出の国会議員を中心として2015年ぐらいからあったらしいが、政府は慎重な態度を崩さず、今回も見送る方針でいた。

それが急きょ推薦する方向で検討に入り、今年2月1日、閣議決定された。

くわしい経過は「佐渡金山、歴史的価値はそっちのけ 世界遺産推薦の舞台裏にただよう政局と外交の思惑」などを見てほしい。

概略は次のようだ。

2022年2月22日火曜日

国際ホロコースト記念日 ①世界では

ホロコースト記念碑(ベルリン)
1月27日は国際ホロコースト記念日だった。

Wikipediaには次のようにある。

2005年11月1日、国連総会はナチス・ドイツ政権により、600万人以上のユダヤ人、20万人のロマ人、25万人の身体及び精神障害者、1万5千の同性愛者が迫害され大量に殺害されたホロコーストを確認し、憎悪、敵対感情、人種差別、偏見がもつ危険性を永遠に人々に警告することを目的とした国際連合総会決議60/7を採択した。
1月27日はアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がソ連軍によって解放された1945年1月27日を基準としている。

「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」ともいう。
つまり、あのホロコーストを決して忘れまいと世界中で毎年確認する日だ。
この日の前後、世界各地で記念行事が行われている。

2022年2月5日土曜日

岸田首相の公約「新自由主義からの転換」は何だったのか

岸田文雄 2021.9.3

自民党の総裁選からはや4カ月。

政権党とはいえ、そしてその総裁が自動的に日本の総理大臣になるしくみとはいえ、あくまで一政党の党首選である。

それが電波ジャックともいえるような状況で毎日毎日総裁選を垂れ流すテレビ報道の中で、最も注目を引いたのが岸田の「新自由主義からの転換」発言だった。

2年前に拙ブログ「『自助・共助・公助』と言い続ける管首相の無知蒙昧」で、世界は新自由主義からの転換をめざしているのに、相変わらず管首相は「自助・共助・公助、そして絆」などとトンチンカンなことを言っていると書いた。

しかし、ここにきてついに日本でも「新自由主義からの転換」と言い出す党首候補(実質首相候補)が現れた!?

本当かいな、とにわかには信じがたかった。