赤旗 2019.9.25付
グレタ・トゥンベリ、16歳の女子高校生。
スウェーデン人。
昨年の8月、「気候変動問題のための学校ストライキ」と書かれたプラカードを持って立法府の前で座り込みをはじめたのを皮切りに、以後毎週金曜日、学校を欠席してストライキを継続した。
この行動はあっというまに世界中に知られ、2019年5月24日の金曜日ストライキでは125カ国2350都市で、計180万人の高校生らが参加。
今回のサミット直前の20日(金曜日)には、世界163カ国で400万人以上の若者が参加した「グローバル気候マーチ」が開催されるなど、世界中の若者に大きな影響をあたえ続けている。
私も彼女の動向に注目してきたが、先日(9月23日)ニューヨーク国連本部で行われた国連気候行動サミットに参加するため、父親とCO2を排出しないヨットで15日間かけて大西洋を横断するなど、その行動力は衰えることを知らず、そして今回のサミットでのすさまじい迫力の演説へとつながっていった。
演説もさることながら、CO2排出世界一でありながら、パリ協定を離脱したトランプ大統領を凝視というよりにらみつけているグレタのワンショットがこれまたすさまじい。
世界を破滅に導こうとする巨像に立ち向かう1匹の蟻といった図だ。
この1枚は世紀に残る写真となるだろう。
トランプは14分だけ会場にいて発言もなく退出した。
(安倍は出席さえしていない。語るべき言葉が何もないし、またもや世界中に恥をさらすことを避けたのだろう。)
さて、グレタの演説だが、上記赤旗記事は要旨とあるが、ほぼ全文に近い。
全文は例えば NHK NEWS WEB などにのっているので参考に。
グレタは自身でアスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害、強迫性障害、場面緘黙症と診断されたと述べているが、彼女の行動、表情、演説などその影響が出ているのかなと思わせる部分もあるように思う。
しかし、そういったことと彼女のしていることのすばらしさはまったく無関係だ。
いや、関係あるのかもしれないが、そのことは彼女の行動をいっそう高めることになっている。
実際の演説のようすを見ていただいて、グレタのすさまじい生き方を感じて欲しい。
トランプを代表とする世界の指導者たちに向かって1人で果敢に挑戦する彼女の姿には本当に胸を打たれる。
ここまでグレタの崇高ともいえる記事(記事が崇高なのではないよ)を書いておいて、いきなり小泉進次郞のことにふれるというのはどうかとも思うが、上記赤旗の記事の横にならんで次のような記事が載っている。
「あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。
よく、そんなことが言えますね。 あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。 それでも、私は、とても幸運な1人です。 人々は苦しんでいます。 人々は死んでいます。 生態系は崩壊しつつあります。 私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。 なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。 よく、そんなことが言えますね」 というグレタの言葉はまさに小泉進次郞に突き刺さっているではないか。
前回の投稿で、「これほどの恥ずかしいみっともない総理大臣がかつていただろうか」と書いたが、総理大臣を環境大臣に代えればそのまま小泉進次郞に当てはまってしまう。
この稿では、地球温暖化問題を具体的に述べることは避けたが、折に触れて投稿していくつもりだ(あくまで つ・も・り)。
五島列島シリーズ⑭ ◆ シロバナマンテマ(ナデシコ科マンテマ属)◆
俗に言うマンテマは花の色が赤だったり、白の斑が入っていたりといろいろあるが、基本形はこのシロバナマンテマらしい。
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